観葉植物のある空間にはグリーンの癒し効果が得られるといわれています。
目で見て楽しむインテリアとしての意味だけではなく、その場に存在することによって空気感が穏やかになり、癒されるという効果を感じる方が多いのです。
インテリアとしておしゃれなだけではなく、こういった効果を期待して観葉植物をお求めになるのであれば、初めて選ぶ観葉植物は、丈夫で手入れのしやすい種類を選ぶのがコツ。
この記事では、「観葉植物を買いたいけれど、どれを選べばいいかわからない」「観葉植物をおしゃれに飾りたい」「観葉植物の育て方を知りたい」といった方のために、観葉植物の置き方のポイントや、おすすめの種類を一挙にご紹介します。
種類を選ぶ前に!観葉植物の基本を知りましょう
観葉植物を選ぶ前に、観葉植物の基本を知っておきましょう。
室内で育てられる点でも人気の観葉植物ですが、手入れ方法や好む環境などは植物の種類によって異なります。
また、観葉植物の種類によっては、小さな鉢のものから、部屋の天井に届くほど大きなものもあります。
初めて観葉植物を選ぶときには、種類が多すぎてどれを選べば良いかわからずに迷ってしまうことがよくあります。
初心者の方へは、丈夫で手入れがしやすく育てやすい観葉植物がおすすめです。
観葉植物をおしゃれに飾る3つのポイント
せっかく観葉植物を買うならおしゃれに飾りたいですよね。
購入前にお部屋の写真を撮っておくことで、イメージがしやすくなります。
観葉植物をおしゃれに飾るポイントは、以下の通りです。
部屋のインテリアのテーマに合わせる
観葉植物はあとからお部屋に入ってくるものです。部屋のインテリアのテーマに合わせた観葉植物でないと、全体の雰囲気が壊れてしまうことがあります。
インテリアのテーマが「北欧」の場合は、ユーカリ・オリーブなどの葉の色が淡いものやスマートなシルエットのものを選ぶとナチュラルな印象になります。
観葉植物の性質を活かした空間をデザインする
観葉植物の多くは暖かい地方が原産です。品種改良をされている種も多くあり、それぞれに日照や寒暖への強さ、弱さの特徴があります。
こういった観葉植物の特徴を活かした空間デザインを考えて観葉植物を選びましょう。
例えば、大きな出窓のあるお部屋であれば、日照が多く必要で、寒さに強い品種を選び、日光がそれほど必要ではないが寒さに弱い品種の場合は、お部屋の中央よりに配置するなどです。
観葉植物のサイズ別に飾る場所を変える
ご紹介の通り、観葉植物はサイズがかなり幅広いです。
多肉植物のミニサボテンなど小さいサイズの観葉植物は、部屋のワンポイントや、いくつかの場所に点々とおいてもおしゃれです。
大きいサイズの観葉植物はシンボルツリーとして、成長も考えた余裕のあるスペースに設置しましょう。
観葉植物はどこで買う?おすすめは種類豊富なネット通販
観葉植物を買うなら、植物専門店の通販サイトがおすすめです。
生花店やホームセンターでも買えますが、実店舗では展示スペースの制限があるため観葉植物の数も限られます。
一方で、通販ではスペースの制限がないため、豊富な種類が揃っていることが多いのです。
また、多くの観葉植物を素早く比較できることもネット通販の特徴です。植物専門店の通販サイトは観葉植物の育て方の情報も載っているため、初めて育てる方でも安心して購入できるでしょう。
「パキラ」は初めての観葉植物におすすめの種類
初めての観葉植物におすすめの「パキラ」をご紹介します。
パキラはとても丈夫で育てやすく、初心者におすすめの代表的な観葉植物です。
パキラの生長期は5月〜9月で、新芽がぐんぐんと育ちます。剪定を行う場合は、この時期がおすすめです。
水やりは、土が乾いたらたっぷりあげてください。葉ダニの発生や病気を防ぐために、葉水も定期的にあげると良いでしょう。冬は休眠期のため、秋から徐々に水やりの回数を減らしていきます。
パキラは、生育環境が適していれば10年以上育てられることや、暑さにも寒さにも強いことから、「快活」という花言葉があります。さらに、パキラは幸運の木とも言われ、「勝利」の花言葉も持ちます。
風水としても縁起の良いパキラは、初めての観葉植物におすすめです。
大きくなるが外でも育つ種類の観葉植物「ガジュマル」
初めての観葉植物におすすめの「ガジュマル」をご紹介します。
ガジュマルは、沖縄に自生するゴムの木の仲間です。日当たりの良い場所であれば室内外問わず育てられます。通常出回っているものは机に飾れる程度の小さなサイズですが、自生するものは高い樹に成長し、約20メートルほどまで大きくなります。
ガジュマルの花言葉は、「健康」です。
気根が太く、アスファルトやコンクリートを突き破るほどのパワーがあり、生命力が感じられます。また、ガジュマルは「幸せを呼ぶ木」とも呼ばれています。
ガジュマルは、風水効果がある縁起の良い観葉植物としても有名です。
丸い葉を下向きに伸ばす様子は、気持ちを落ち着かせる効果があるとされています。
丈夫な種類の観葉植物「モンステラ」は日光と乾燥に注意
初めての観葉植物におすすめの「モンステラ」をご紹介します。
モンステラは熱帯雨林の中で生育する植物で、切れ込みが入った大きな葉や根元から伸びる根が特徴です。丈夫で成長が早いため、初心者にも人気の種類です。
ジャングルのような薄暗い環境を好むため、直射日光には注意が必要です。また、乾燥にも弱いため、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。
モンステラは、金運、人間関係、恋愛関係などの運気アップにつながる植物だと言われています。
暑さや乾燥にも強い種類の観葉植物「ユッカ」
初めての観葉植物におすすめの「ユッカ」をご紹介します。
ユッカはアメリカ原産の植物です。種類の豊富さが特徴で、置く場所の雰囲気に合った種類をセレクトできます。
暑さや乾燥にも強く、手入れが簡単なので、初心者におすすめの植物です。
日差しが強すぎると葉焼けすることがあるため、直射日光の当たらない明るい室内に置きます。ユッカは屋外でも育てることが可能ですが、夏場に高温になるコンクリートの上は避けましょう。
低木なので、人の背丈を超えることはあまりありません。
観葉植物ドラセナは2種類のおすすめ品種があります
初めての観葉植物におすすめの「ドラセナ・マッサンゲアナ」、そしてその他ドラセナもあわせてご紹介します。
ドラセナ・マッサンゲアナ(幸福の木)
ドラセナは、別名「幸福の木」と呼ばれる亜熱帯地域原産の植物です。
ドラセナにはさまざまな種類がありますが、「ドラセナ・マッサンゲアナ」が一般的に日本での流通量が多い種類です。
太い幹と葉の中央にある黄色い線が特徴的で、幹の上部から放射状の形に葉を伸ばします。
ドラセナは白やピンクの花を咲かせますが、開花するのは数年に一度と言われており、「幸福」の花言葉を持つドラセナは、プレゼントとしても人気があります。
ドラセナ・コンシンネ
「ドラセナ・コンシンネ」は細く曲がって伸びる幹が特徴的で、葉は笹の葉のように細く放射状についています。
同じ種類の品種にホワイトリリーやレインボー、コンパクタ、レモン・ライム、ソングオブインディアなど、人気の品種が多くあります。
ドラセナ・コンシンネは日光を好むため、室内の明るい場所に置きましょう。
暑さや寒さに強い種類の観葉植物「オリーブ」
初めての観葉植物におすすめの「オリーブ」をご紹介します。
オリーブは、地中海沿岸から中東一帯が原産の植物です。暑さや寒さに強く、冬は−12℃の環境にも耐えられます。
オリーブが花や果実をつけるには、冬の平均気温が10℃を下回るような寒い環境が必要です。また、定期的な剪定も、花や果実をつけるための重要なポイントです。
オリーブは日光が大好きなので、日当たりの良い場所で育てましょう。
暑さにも日光にも強い種類の観葉植物「ゴムの木」
初めての観葉植物におすすめの「ゴムの木」をご紹介します。
ゴムの木は、熱帯・亜熱帯地域原産の植物です。厚みのある楕円型の葉には、つややかな光沢があります。
暑さに強く、丈夫で育てやすいため、初心者におすすめの観葉植物です。直射日光に当てることで丈夫に育ちますが、日差しの強い夏季はカーテン越しの明るい室内に置きましょう。
また、室内で育てているゴムの木をいきなり直射日光にさらすのも、葉焼けの恐れがあるため避けた方が無難です。
ゴムの木は、家相改善、金運アップ、男性の恋愛運アップなどの風水効果があると言われています。
まとめ
観葉植物は、初心者にも育てやすい種類が豊富にあります。
植物の性質に合わせて日当たりを変えたり、水やりの回数を調整したり、少しの工夫で長く楽しめます。
葉や茎の質感も楽しめる観葉植物はビジュアルもユニークなものが多いですが、花言葉や風水を考慮して選ぶのも良いですね。
部屋のインテリアとしても魅力的な観葉植物は、ぜひ生活に取り入れたいものです。
一度に多くの観葉植物を比較できる通販サイトを利用して、お気に入りの一点を見つけてみてください。