コラム

2022/06/29

室内をおしゃれに演出する観葉植物13選!育てやすく人気の植物

室内の雰囲気をおしゃれに演出してくれる観葉植物。
インテリアのアクセントとして飾ってみたいけれど、観葉植物を育てるのに慣れていなかったり、室内では枯らしてしまうかもという不安から躊躇している人も多いのではないでしょうか?

1000種類を優に超えるといわれる種類の多さから、どれを選べばいいのか迷ってしまうのも手を出しにくい理由の一つのようです。
そこで、本記事では室内飼育に向いていて初心者でも育てやすい観葉植物をピックアップ。特に人気のある13種類を、それぞれの特徴や花言葉、育てる際の注意点などとあわせてランキング形式で紹介します。

室内に置くだけで自然の息吹を感じられて、リラックス効果も得られる観葉植物。
ぜひこの機会にインテリアに取り入れて楽しんでみてください。

室内観葉植物の王道 第1位「ガジュマル」

室内観葉植物の王道 第1位「ガジュマル」

ぷくっと丸みのある太い幹と、みずみずしく濃い緑色の葉を持ち、ユニークな見た目と育てやすさで人気の高い観葉植物です。
花言葉は「健康」「たくさんの幸せ」。インドやオーストラリアのほか、日本でも沖縄や屋久島に自生していて、特に沖縄では「キジムナー」という精霊が宿る聖なる木として大切にされています。
亜熱帯の雰囲気を持ちつつさまざまなインテリアに馴染みやすい樹形なので、植える鉢のデザインにこだわっておしゃれな雰囲気を楽しみましょう。
日光が好きな植物ですが、強い直射日光に当たりすぎると葉焼けを起こすことがあるので、室内の日当たりのよい場所で育てるのがおすすめ。また耐陰性はありますが寒さには弱いので、冬の間は室内でも気温が低くなりすぎる場所には置かないように注意しましょう。
一般的に多く流通している「ニンジンガジュマル」のほか、尖閣諸島に自生する希少な品種「センカクガジュマル」や「ベンジャミン」という名で店頭に並んでいる「シダレガジュマル」などいくつかの種類があり、それぞれに葉の形や枝の伸び方が異なります。
なかでも「センカクガジュマル」の突然変異種である丸い葉がかわいい「パンダガジュマル」や、鮮やかな黄緑色の葉が美しい「黄金ガジュマル」は国内での流通量が少なく、ガジュマル好きならぜひ手に入れたい珍しい品種です。

【大きさ】20~200cm
【置き場所】カーテン越しに日が当たる窓際
【水やり】春~秋:土の表面が乾いたらたっぷりと与える 冬:土が乾いてから数日後に水やり
【選び方】卓上に飾る目的でなければ、葉が生き生きとして大きく、根の張りがよい好みの形のものを選ぶ。病気や虫がついていないか、葉の裏側までチェックすること

初心者でも育てやすい室内観葉植物 第2位「パキラ」

初心者でも育てやすい室内観葉植物 第2位「パキラ」

ボート型の葉が手のひらのように放射状に広がり、鮮やかな緑で室内をスタイリッシュな空間に変えてくれる観葉植物、「パキラ」。
やわらかい若芽のうちに複数の幹を編み込んで育てた「編み込みパキラ」や「ねじりパキラ」という名前で流通しているものは、おしゃれなインテリアグリーンとして特に人気です。
花言葉は「快活」「勝利」で、引越しなど新しい門出を祝うプレゼントにもおすすめ。
暑さや乾燥に強く初心者でも育てやすい植物ですが、生長スピードが早く、春から秋にかけてぐんぐんと大きくなるので、樹高を抑えたい場合は1~2年に一度のペースで剪定をしましょう。剪定した枝は水耕栽培や挿し木で増やして楽しむことが可能です。
また冬は気温が5度以下になると生長がゆっくりになり、休眠期に入るのもパキラの大きな特徴。寒さには弱いので冬場の取り扱いには注意が必要です。暖房による急激な温度変化や乾燥で弱ってしまわないよう、部屋の内側に移動したり、水やりを控えめにして、肥料も与えないようにしましょう。

【大きさ】10~200cm
【置き場所】葉焼けしない程度に直射日光が当たる、風通しのよい窓際など。エアコンの風が直接当たらないように注意
【水やり】土の表面が乾燥したタイミングでたっぷりと。冬は鉢への水やりは控えめにして、葉の裏側まで葉水を
【選び方】葉の色が濃く、幹がしっかりと硬いものを選ぶ。葉が黄色くなっていたり幹がやわらかいものは避けること

エキゾチックな室内観葉植物 第3位「モンステラ」

エキゾチックな室内観葉植物 第3位「モンステラ」

大きな切れ込みや穴の開いた不思議な葉の形が個性的な、トロピカルムード満点の観葉植物。エキゾチックな室内空間を演出したいときにぴったりなインテリアグリーンです。
「モンステラ」の語源はラテン語で「奇怪・怪物」という意味を持つ「monstrum(モーンストルム)」から。その名のとおり独特な葉の形状はボタニカル系のモチーフとしてファッションやインテリアに用いられることも多いので、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
名前の由来こそ怖い感じがしますが、「うれしい便り」や「壮大な計画」といったポジティブな花言葉を持っているので、新築祝いや開店祝いの贈り物としても人気があります。
室内に置いていても、大きく広がった葉の美しさを保つために週に2,3回は積もったホコリを優しく払い、枯れ葉を取り除きましょう。
高温多湿に強く、耐陰性もあるので初心者でも育てやすい植物ですが、冬場は適切な温度管理が必要です。乾燥すると害虫であるハダニが発生しやすくなるので、暖房による乾燥にも注意してください。

【大きさ】30~200cm
【置き場所】日当たりのよい窓際など。直射日光が当たると葉焼けを起こすので、レースのカーテンや遮光ネットでほどよく遮ること
【水やり】春~秋:土の表面が乾いたらたっぷりと与える 冬:土が乾いてから数日後に水やり
【選び方】葉に適度な厚みとハリがあり、茎がしっかりとしているもの。「モンステラ」の名前で売られていても大型品種である場合があるので注意すること

別名"幸福の木" 室内観葉植物 第4位「ドラセナ・マッサンゲアナ」

別名幸福の木 室内観葉植物 第4位「ドラセナ・マッサンゲアナ」

「幸福」「隠しきれない幸せ」「幸せな恋」など、花言葉のすべてに「幸せ」という言葉を含む観葉植物「ドラセナ・マッサンゲアナ」。「幸福の木」という別名でも親しまれ、日本では最もポピュラーな観葉植物ともいえるでしょう。
その縁起のよい花言葉から、胡蝶蘭と並ぶお祝いの品として、また大切な人への思いを込めた贈り物として高い人気を誇っています。
どっしりとまっすぐに伸びた幹と、縞模様が入ったやわらかなグリーンの葉がスタイリッシュなドラセナ・マッサンゲアナは、室内でも育てやすく初心者にもおすすめ。
日光が好きで寒さには弱いので、週の半分はしっかりと日光浴をさせ、室内の温度は10度を下回らないようにしましょう。
まれに夜香性の白い花を咲かせることがありますが、開花のためのエネルギー消費により株全体が弱ってしまうので、長く楽しみたい場合は花芽を見つけた時点で根本から切り取ります。

【大きさ】200~600cm
※一般的に流通しているものは生長点をカットしてあるのでそれ以上は大きくならず、脇芽が伸びていき葉を茂らせる
【置き場所】耐寒性・耐陰性ともにあまり強くないので、風通しがよく、直射日光が当たる場所で育てる。葉焼けを起こす場合は弱めの遮光を
【水やり】春~秋:土の表面が乾いたらたっぷりと与え、こまめに葉水を 冬:一週間に1、2回程度。湿度を保つ程度の間隔で定期的に葉水をおこなう
【選び方】葉がしっかりとしていてハリがあり、害虫がついていないもの。幹の先端を人工的にカットしてあるものはそれ以上伸びることはないので、目的に合ったサイズを選ぶこと

室内の空気清浄も!観葉植物 第5位「サンスベリア」

室内の空気清浄も!観葉植物 第5位「サンスベリア」

濃緑に黄色い班が入った細長い葉がまっすぐに立ち上がって伸びる姿が特徴的な観葉植物。その葉の縞模様が虎の尾に似ているため、別名「トラノオ」とも呼ばれ広く親しまれている代表的な品種は、正式名称を「サンスベリア・トリファスキアタ・ローレンティ」といいます。
ほかに葉がロゼット状に広がる「サンスベリア・ハニー」や、円筒形の葉がユニークな「サンスベリア・スタッキー」、比較的流通量が少なく希少な「サンスベリア・ペロッティ」などさまざまな種類があり、いずれもおしゃれなインテリアグリーンとして人気。
空気中の有害物質を吸収し、マイナスイオンを放出する空気清浄能力の高いエコ・プラントとしても知られ、「永久」「不滅」という縁起のよい花言葉から結婚や長寿のお祝いとしても需要があります。
耐暑性があり乾燥にも強いため室内でも育てやすい植物ですが、寒さや蒸れには弱いので、水はけのよい土を使い水やりのタイミングに注意して育てましょう。
生長スピードが早く鉢のなかで根づまりを起こしやすいので、1~2年に1度は植え替えや株分けをするのがおすすめです。

【大きさ】10~150cm ※品種により異なる
【置き場所】日当たりがよく明るい場所。ただし、真夏の直射日光は葉焼けの原因となるため適度な遮光が必要
【水やり】春~秋:土の表面が乾いたらたっぷりと与える 冬:土全体が完全に乾燥してから月に1回ほどを目安に
【選び方】みずみずしく肉厚な葉が多くついているものを選ぶ。葉に傷がないか、根がしっかりと張っているかも確認を

「曲木」もできる!室内観葉植物 第6位「カポック(シェフレラ)」

「曲木」もできる!室内観葉植物 第6位「カポック(シェフレラ)」

手のひらのように広がって育つ丸みのある葉が魅力的な「カポック」は、丈夫で育てやすく、初心者向けの観葉植物として人気です。
花言葉は「実直」「真面目」で、どのような環境に置かれても青々と葉を茂らせて元気にまっすぐ育つ姿が忠実性を表すとされ、世界中で愛され親しまれています。
また上向きに伸びる性質は陽の気を持ち、丸い形をした葉が安心感を与えてくれるという風水的にもよい効果が期待できるので、気を取り入れやすい玄関や、人が集まるリビングなどに置くのがおすすめ。
耐陰性があるので一年を通して室内での生育が可能ですが、一日中日が当たらない場所に置く場合は葉の色が悪くなったり茎が細くならないよう週に2、3回は外に出して日光浴をさせてあげましょう。害虫と乾燥を防ぐためには、毎日の葉水も忘れずに。
比較的茎がやわらかい植物なので、ある程度まで育ったら「曲木」をして楽しむのもおすすめです。

【大きさ】15~500cm 鉢植えなら~300cmほど
【置き場所】レースのカーテン越しに日光が当たる場所や明るい日陰。葉焼けを起こすので夏の直射日光は避けること
【水やり】春~秋:土の表面が乾いたらたっぷりと与える 冬:室内の温度が低い場合は生長が止まるので、土の表面が乾いてから2~3日後に水を与える
【選び方】色味がよく、大きな葉がついているものを選ぶ。茎がしっかりとしているかも大事なポイント

ハート型の葉が特徴!室内観葉植物 第7位「フィカス・ウンベラータ」

ハート型の葉が特徴!室内観葉植物 第7位「フィカス・ウンベラータ」

日の光に透ける大きなハート型の葉が愛らしい、インテリアグリーンとして高い人気を誇る熱帯アフリカ原産の観葉植物。
「フィカス・ウンベラータ」を置くだけで室内の雰囲気が一気におしゃれにランクアップするうえに、「すこやか」「永久の幸せ」「夫婦愛」といった幸せを象徴する花言葉を持つことから、自宅用はもちろん新築祝いや誕生日にセンスのよいプレゼントとしてもおすすめです。
耐陰性があり初心者でも育てやすいため室内観賞用の植物として最適ですが、みずみずしい緑を保つためには2、3日に一度は葉に積もったホコリを払い、葉の裏側まで葉水をするようにしましょう。
適度に植え替えをして大きく育てれば、お部屋のおしゃれなシンボルツリーとして楽しめます。あまり大きく生長させたくない場合は、春~秋の生長期に剪定をして樹高を抑えるようにします。
観葉植物を育てるのに慣れている人なら、「曲木」で個性的な樹形に育てるのもフィカス・ウンベラータの楽しみ方の一つ。
樹液に触れると人によっては皮膚がかぶれたりする場合があるので、葉や枝を切ったりするお手入れの際には手袋を着用するなど注意が必要です。

【大きさ】50~150cm
【置き場所】風通しがよく、レースのカーテン越しに日光が当たる場所や明るい日陰
【水やり】春~秋:土の表面が乾いたらたっぷりと与える 冬:葉が落ちて休眠状態に入っている場合は水やりは控えめに、10日に1度くらいで
【選び方】葉の色つやがよく、害虫がついていないかをチェック。大きな葉と樹形が魅力の植物なので、好みの形を選ぶこと

表裏で色違い!室内観葉植物 第8位「ベゴニア・マクラータ」

表裏で色違い!室内観葉植物 第8位「ベゴニア・マクラータ」

1000を超える原種と、さらにその数倍の交配種があるといわれるベゴニアは、花も葉も楽しめるバラエティに富んだ観葉植物として世界中で親しまれている植物です。
なかでも個性的な葉の模様と立ち姿で近年人気なのが木立ち性のベゴニアである「ベゴニア・マクラータ」。
濃緑の大きな葉にくっきりとした白い水玉模様が浮かび、葉の裏側は赤色というユニークな見た目は、インテリアのワンポイントとして独特な存在感を放ちます。
ベゴニアのなかでも特に丈夫な種類なので、初心者向けの観葉植物でもあり、おしゃれに敏感な人へのプレゼントにもおすすめ。半日陰を好むので、室内で楽しむのにもぴったりです。
黄色味を帯びた小さな葉が色が濃く大きくなっていく様子や、ぐんぐんと樹高が伸び花が開くまでの変化に富んだ生長過程が楽しい植物なので、視界に入ることの多い場所に飾りましょう。年に一度、初夏から秋にかけて白またはピンク色の花を咲かせ、葉とともに目を楽しませてくれます。
挿し木で簡単に増やすことができるので、花が咲いたあとに剪定しながら元気な枝を選んで挑戦してみるのもよいかもしれません。

【大きさ】20~150cm
【置き場所】一日のうち数時間日が当たる程度の半日陰。葉焼けを起こすので直射日光は避けること
【水やり】乾燥には強いため、水のあげすぎに注意。土の表面が乾いたらたっぷりと与える
【選び方】葉にハリがあり色味が濃いものを選ぶ。茎や枝がひょろひょろと細く伸びているものは避ける

挿し木で増やせる!観葉植物 第9位「シュガーバイン」

挿し木で増やせる!観葉植物 第9位「シュガーバイン」

鮮やかな緑の葉が5枚、花のように広がるさまが可愛らしい「シュガーバイン」は、インテリアグリーンとしてとても人気の高いブドウ科のつる性植物です。
室内の明るい場所であれば一年を通して元気に育つ丈夫な種類なので、初めて観葉植物を育てる人にもおすすめ。
花言葉は「すこやか」であることから出産や長寿のお祝いにふさわしく、風水的にも運気アップ効果が期待できる縁起のよい観葉植物でもあります。
爽やかな緑色をした葉と繊細なツルは、エレガントな白い鉢との相性が抜群。室内でも高い場所に置いたり、ハンギングプランターで吊るしてやわらかな葉が垂れ下がるナチュラルな雰囲気を演出しましょう。
つる性のため樹形を整えやすく、切ったつるは切り花として楽しみながら水差しで簡単に増やせるので、鉢植えやハンギングのほかにもハイドロカルチャーや苔玉などさまざまな方法で楽しむことができます。
春から秋にかけては屋外でも育てられ、寄せ植えにも適しているので、ガーデニングにもおすすめです。

【大きさ】10cm~ ※つる性のため飾り方や仕立てにより異なる
【置き場所】風通しがよくレースのカーテン越しに日の当たる窓際や、室内の明るい場所。直射日光は避ける
【水やり】春~秋:土の表面が乾いたらたっぷりと与える 冬:土が乾いてから数日後に水やり 根腐れを防ぐため受け皿に溜まった水は捨てること
【選び方】葉がみずみずしく、根の張りがよいものを選ぶ。葉の色が黄色くなっていたり、根本にぐらつきがあるものは避ける

吊る以外にタワーにもできる!室内観葉植物 第10位「ポトス」

吊る以外にタワーにもできる!室内観葉植物 第10位「ポトス」

つる性の観葉植物のなかでは最もポピュラーで、インテリアグリーンとして定番人気の「ポトス」は、繁殖力が旺盛で育てやすく、初心者から愛好家まで幅広い層におすすめの植物です。
種類も多く、よく知られている「ゴールデン ポトス」のほかにも明るいライムグリーンの葉が特徴の「ポトス ライム」や、白い葉に緑の斑が入る「ポトス マーブルクイーン」、優雅にウェーブする葉の美しさからウェディングブーケの素材にも使用される「ポトス ステータス」など、約20種類以上もの品種が流通しています。
「永遠の富」という金運アップをイメージさせる花言葉を持つため銀行や企業のエントランスやロビーに飾られることも多く、黄色い斑の入ったまだら模様の葉に見覚えのある人も多いのではないでしょうか。
また常に緑を絶やさない丈夫さから、「華やかな明るさ」という花言葉も持っています。
挿し木で簡単に増やせるので、鉢植えでこんもり茂らせたり、ハンギングで吊るして下方へ垂らしたりと、室内のさまざまな場所に飾ってバリエーションを楽しみましょう。
ユニークな育て方としては、支柱を立てて上に伸ばし、ポトスタワーに仕立てる方法があります。上向きに仕立てた場合は葉が大きく成長し、モンステラのように切れ込みが入るようになるので、一般的なポトスとはまた違った形状が楽しめます。

【大きさ】10~150cm
【置き場所】レースのカーテン越しに日の当たる窓際や、室内の明るい場所。直射日光は避ける
【水やり】春~秋:土の表面が乾いたらたっぷりと与える 冬:一週間に1、2回程度 一年を通して定期的に葉水を
【選び方】葉の色つやがよく、つるが太くしっかりしているものを選ぶ

昼と夜で異なる姿が楽しめる!室内観葉植物 第11位「エバーフレッシュ」

昼と夜で異なる姿が楽しめる!室内観葉植物 第11位「エバーフレッシュ」

美しい緑色の細長い葉がスタイリッシュな室内空間を演出してくれる「エバーフレッシュ」は、ユニークな性質を持つことでも人気の観葉植物です。
そのユニークな性質とは、ネムノキやオジギソウのように、昼は伸び伸びと葉を広げ、夜になると葉を閉じ枝も少し下ろして眠る就眠運動のこと。昼と夜で異なる姿が楽しめるため、室内に飾るインテリアグリーンにぴったりです。
春から夏にかけて薄い黄色の可愛らしい小さな花を咲かせるエバーフレッシュの花言葉は、ネムノキと同じ「胸のときめき」「歓喜」。中国ではネムノキは夫婦円満の象徴とされているため、同じ花言葉を持つエバーフレッシュもまた幸せなイメージから特別な記念日などに贈る縁起のよいプレゼントとして需要があります。
丈夫で初心者でも育てやすい観葉植物ですが、耐寒性が低いため室内の温度には注意が必要。
また急激な日光量の変化の変化にも弱いので、季節ごとの日照時間に合わせてゆっくりと置き場所を調節してあげましょう。
挿し木で簡単に増やすことができますが、花が咲いたあとにできる赤い実から採取した種をまいて育ててみるのもおすすめです。

【大きさ】10~200cm
【置き場所】日当たりのよい明るい場所。葉焼けを起こす場合は遮光するなどして直射日光を避ける
【水やり】春~秋:土の表面が乾いたらたっぷりと与える 冬:土が乾いてから数日後に水やり 一年を通して毎日一回は葉水をすること
【選び方】葉の色が生き生きとしていてしっかりと茂っているものを選ぶ。細い枝がひょろひょろと伸びているものは避けること

和風にも洋風にも合う!室内観葉植物 第12位「オリヅルラン」

和風にも洋風にも合う!室内観葉植物 第12位「オリヅルラン」

鮮やかな緑色にくっきりとした白いラインが入った細長い葉を、放射状に大きく広げる姿が優雅で美しいユリ科の観葉植物。
春から秋にかけて花を咲かせたあとに、ランナーと呼ばれる細長い茎の先につく子株が小さな折り鶴のような形をしていることから、オリヅルランの名がつけられました。
「集う祝福」や「子孫繁栄」「祝賀」といったとても縁起のよい花言葉を持っているため、お祝いの席の彩りとして飾ったり、贈り物にしても喜ばれる植物です。
寒さに強く丈夫で初心者でも育てやすいうえに、優れた空気清浄能力も持ち合わせているオリヅルランは、室内に飾るインテリアグリーンとして最適。和風にも洋風にも合わせやすい姿をしているので、飾る場所やインテリアのスタイルに合わせて好みの鉢を選びましょう。
上手に育てれば子株からどんどん増やせるので、ミドルサイズの鉢植え以外にも可愛いミニ観葉植物やハンギング、庭植えなどさまざまな方法で楽しんでみるのもおすすめです。
生長スピードが早く繁殖力が旺盛なため、根づまりに注意し、年に一度は春から秋の生長期の間に植え替えをしてください。乾燥しやすい冬場は、定期的に葉水をすることで美しい緑色を保てます。

【大きさ】15~30cm
【置き場所】風通しがよく明るい窓際など。強い直射日光は避けること
【水やり】春~秋:土の表面が乾いたら水を与える 冬:水やりは控えめに、葉が萎れてきたら与える
【選び方】葉先が変色しているものは状態が悪いので避ける。害虫がついていないかもよく確認すること

宝石のなる木!?室内観葉植物 第13位「真珠コケモモ」

宝石のなる木!?室内観葉植物 第13位「真珠コケモモ」

個性的な観葉植物を育ててみたい人や、実のなる観葉植物をインテリアに取り入れたい人におすすめなのが、「宝石のなる木」というキャッチフレーズ付きで販売されていることの多い「真珠コケモモ」。
熱帯性の常緑低木ですが、つるのように枝垂れて伸びる細い枝に小さな葉が茂り、花が咲いたあとにはまさに宝石のような可愛らしい実がなるので、一年を通して楽しめる観葉植物です。
最初は真っ白な丸い実が、時間が経つとともに優しい薄紫色に変化していくところも見どころの一つ。
耐陰性があり、日陰でも育てやすいので室内に飾るインテリアグリーンとして最適です。細い枝が長く伸びるため、高い場所に鉢を置いたり、ハンギングで吊るして枝垂れさせるのがおすすめ。
比較的丈夫な植物ですが、熱帯性のため寒さには弱く、特に冬場の温度管理には注意が必要です。また乾燥には強いですが空気中の湿度が高い環境を好むため時々霧吹きで葉水をしてあげましょう。
上手に育てて株が大きくなれば、さらにたくさんの実がなります。
国内での流通量が少なく希少な植物ですが、見つけたらぜひ入手したいおしゃれな観葉植物です。

【大きさ】10~40cm
【置き場所】直射日光の当たらない明るい場所か、半日陰
【水やり】水はけのよい土を使い、土が乾いてからたっぷりと水を与える。多湿を好むため、乾燥する冬場は定期的に葉水を
【選び方】みずみずしい葉が茂り、枝がしっかりとしているものを選ぶ。比較的生長の遅い植物なのですでに実がついているものを選ぶのもおすすめ

室内向けの観葉植物

室内向けの観葉植物

観葉植物に慣れていない人でも室内で育てやすい13種類の観葉植物を紹介しましたが、お部屋のスタイルとマッチするものは見つかりましたでしょうか。
インテリアの決め手ともなるアイテムなので、お花屋さんで実物をしっかりと確認してから購入したい人も多いと思いますが、大きめの観葉植物や希少な観葉植物が欲しい場合は通販サイトを利用するのもおすすめです。
通販サイトなら、陳列スペースの限られている店頭よりも取り扱っている商品の数が多く種類が豊富なうえに、購入してから持ち歩く必要がなく、大型の観葉植物も気軽に購入できます。
24時間自宅のパソコンやスマートフォンから注文可能なので、植物の写真とおうちのインテリアを見ながら欲しい種類をじっくりと選べるのもうれしいポイント。

優しいグリーンでお部屋を彩り、リラックス効果も期待できる観葉植物。ぜひお気に入りを見つけて、植物のある毎日を楽しみましょう。