コラム

2022/07/29

観葉植物の購入は通販がオススメ!選び方のポイントとお手入れ方法

自宅・店舗・オフィスのインテリアやお祝いのギフトとして人気の観葉植物ですが、近年では多種多様な品種が商品として販売されています。

かつて観葉植物を購入する場所としては、生花店やプランツショップ・ホームセンターが一般的でしたが、現在では通販が主流となりつつあるようです。
実店舗をもつ生花店などでも、オンライン販売を併用しているケースが少なくありません。

実物を見られないというデメリットがあるにも関わらず、観葉植物のネット通販が支持されている理由は何でしょうか。
そこでこの記事では、観葉植物やグリーンを通販で購入するメリットや、観葉植物の選びかたについて分かりやすく紹介します。

意外とメリットも多い!通販での観葉植物購入

意外とメリットも多い!通販での観葉植物購入

日常的にネットショッピングを利用している方でも、生きた観葉植物の通販購入には二の足を踏むかもしれません。
しかし実際には、観葉植物こそ通販を利用すべき理由があります。

選べる品種が多い

生花店やプランツショップの実店舗では、スペースの関係から展示できる観葉植物の数が限られます。
しかしネット通販であれば、スペースによる制約は実店舗ほど大きくありません。また、扱っているすべての観葉植物を値段やサイズで条件を絞って検索できるので、好みの品種を見つけやすいですよ。

複数のショップを比べられる

観葉植物を実店舗で購入する場合、複数の生花店を比較するには各店舗を見て回る必要があるため、時間も手間もかかります。
しかしネット通販を利用すれば、自宅のパソコンやスマートフォンで簡単に比較できるので、非常に効率的といえるでしょう。

新鮮な状態で購入できる

実店舗では観葉植物の実物を確認できますが、展示されている観葉植物は店が仕入れてから時間が経過しているケースもあります。
一方ネット通販では、店舗を通さず生産者から購入者の自宅に直接お届けされるケースも多いため、より新鮮な状態で手に入れられる可能性も!

通販サイトで観葉植物を選ぶポイント

通販サイトで観葉植物を選ぶポイント

観葉植物は種類によって、日当たりのよい場所を好むものもあれば、直射日光が当たらない日影を好むものもあります。

観葉植物として市販されている品種は全般的に丈夫なものが多いですが、元気を保つためには品種に合った生育環境が重要です。

また観葉植物には、まっすぐ上に向かって高く育つ品種や、横に広がるように育つ品種もあるため、将来的な姿を考慮しておく必要があります。置く場所を想定したうえで観葉植物を選べば、後悔することは少ないでしょう。

観葉植物の通販サイトは、用途別や予算別にカテゴリー分けされているケースが少なくありませんし、大きさ(鉢の号数:1号は約3cm)や高さも表示されていますので、自分に合ったものを注文しやすいでしょう。

自宅に飾る?誰かに贈る?通販で観葉植物を買うメリットとは

自宅に飾る?誰かに贈る?通販で観葉植物を買うメリットとは

自宅や知人宅などの一般住宅とオフィスや店舗では観葉植物を飾る目的が異なるため、品種によって適不適があります。

インテリアとして一般住宅のリビングに置く場合は、部屋の雰囲気に合わせて暮らす人の好みで選べば問題ありません。
見た目だけでも葉が丸いものや細長いもの、光沢の強弱、葉の厚みなどの違いがありますので、周辺環境を考慮に入れて選ぶとよいでしょう。

一方オフィスや店舗に置かれる観葉植物は、単なるインテリア以上の役割を果たす場合もあります。
応接スペースなど空間を仕切るパーテーションとしての用途には、背が高くボリュームのあるアヤレカシや、独特の葉をもつモンステラなどがよいでしょう。

またデスク周辺に小さめのポトスを配置すれば、柔らかい葉が癒しを与えてくれますし、お客様を迎える入り口付近には、高級感のあるオーガスタがおすすめです。

新築祝い・開店祝い・記念日も通販で!用途で選ぶ観葉植物

新築祝い・開店祝い・記念日も通販で!用途で選ぶ観葉植物

お祝いに贈る植物としては胡蝶蘭が定番ですが、育てるのが難しいため花が落ちてからの管理は大変です。
しかし観葉植物は丈夫なものも多く管理も難しくないため、植物を育てたことのない方にも安心して贈れます。

新築祝いにオススメの観葉植物

ハート形の葉をもつウンベラータは見栄えもよく、暖かい環境を好むため日当たりのよいリビングにピッタリです。(花言葉:永久の幸せ)

深い切込みの入った独特な形状の葉が目を引くモンステラは、部屋に置くだけでおしゃれな印象を与えてくれます。(花言葉:壮大な計画)

他にも、観葉植物の中でも耐陰性が高く乾燥にも強いパキラは、お金の生る木とも呼ばれる縁起の良い植物なので、新築祝いに贈ると喜ばれるでしょう。(花言葉:快活・勝利)

開店祝いに相応しい観葉植物

独特な湾曲した幹をもつゴムの木(フィカス・アルテシーマ)は、葉も肉厚で存在感があるため、開店祝いとして人気の観葉植物です。(花言葉:永遠の光福)

縦に長く白い筋の入ったサンスベリアは、観葉植物の中でも丈夫な品種で水やりも2週間に1度ほどで問題ないので、開店直後の忙しい時期に手を煩わせません。(花言葉:永久不滅)

葉の色が濃いドラセナ・コンパクターはゆっくり育つため、時間が経過しても木の形状が変わりにくく扱いやすい観葉植物です。(花言葉:幸福)

記念日に贈りたい観葉植物

夜になると葉を閉じる性質のあるエバーフレッシュ、夫婦円満の象徴とされているので結婚記念日のお祝いにピッタリです。(花言葉:歓喜・胸のときめき)

誕生日のお祝いに贈るなら、初心者でも育てやすい定番の観葉植物ポトスがよいでしょう。(花言葉:永遠の富)

どこに飾る?通販で買う観葉植物は置く場所に合わせて品種を決める

どこに飾る?通販で買う観葉植物は置く場所に合わせて品種を決める

観葉植物の多くは温暖な気候の地域原産の物が多く、日当たりのよい場所が生育に適していますが、日の当たり方に注意が必要です。

直接日の当たる場所を好む観葉植物

  • セローム
  • フェニックス・ロベエニー
  • アロエ・ベラ
  • ワイヤープランツ
  • ハートカズラ
  • 多肉植物
  • サンスベリア
  • オーガスタ
  • クワズイモなど

日当たりの良い環境で育ちやすい観葉植物は、直射日光を浴びても葉が日焼けを起こしにくいので、南向きの窓際などに置くのがオススメです。

柔らかな日差しを好む観葉植物

  • オーガスタ
  • ベンジャミン
  • ガジュマル
  • ユッカ
  • サンスベリア
  • パキラ
  • シュガーバイン
  • アイビーなど

こちらの品種は日光が直接当たる場所ではなく、カーテン越しの柔らかい日差しが当たる環境に置いてあげましょう。

日陰でも生育しやすい観葉植物

  • ホヤ・カルノーサ
  • ポトス
  • オリヅルラン
  • マングーカズラ
  • モンステラ
  • アレカヤシなど

これら観葉植物の中でも比較的耐陰性が高い品種は、直射日光を当てると葉焼けを起こしやすいので、置き場所に注意が必要です。

日の当たらない場所を好む観葉植物

  • テーブルヤシ
  • シュロチク
  • アグラオネマ
  • ヒメカズラ
  • アスプレニウム
  • アグラオネマ
  • ケンチャヤシ

これらの品種は蛍光灯や白熱灯などの光だけでも生育しますが、時おり日に当ててあげると元気に成長しますよ。

通販サイトには5万円以上の品種も!?予算に合わせて選ぶ観葉植物

通販サイトには5万円以上の品種も!?予算に合わせて選ぶ観葉植物

観葉植物は同じ品種であってもショップによって値段設定が異なりますし、大きさによって価格が変わります。

~5,000円

品種によって異なりますが、2~3号のミニ観葉植物や4~5号の中型の観葉植物が多くなります。
ショップによっては中型のモンテスラやパキルが購入できるところもあるようです。

5,000円~10,000円

この価格帯になるとほとんどの品種の中型が購入できますし、複数品種を組み合わせたセットも選べます。
人気のゴムの木の仲間では、5~7号の中型からやや大型のものまで購入可能です。

10,000円~30,000円

贈り物によく選ばれるのがこの価格帯で、新築祝いや開店祝いなどに選ばれるケースが多いようです。
ベンガレンシスやウンベラータでも、かなり存在感のある高さ1mを超える大型のものも選択肢に入ります。

初めてでも大丈夫!通販で買える育てやすい観葉植物

初めてでも大丈夫!通販で買える育てやすい観葉植物

ほとんどの観葉植物は室内での生育を想定していますので、植物を育てた経験がない方でも気軽に始められます。
品種によって違いはありますが、頻繁に水やりする必要がある品種は限られています。
ここでは、初心者向けとして代表的な観葉植物TOP3を紹介します。

ガジュマル

「気根」と呼ばれる地表に露出した根をもつガジュマルは、数ある観葉植物の中でもっとも丈夫な部類の品種です。「多幸の木」とも呼ばれるガジュマルは暖かい季節に成長しやすく、冬場は休眠状態になります。

そのため春から秋にかけては1日1回ほど水やりをしますが、冬は土が完全に乾いてから数日後に水を与えるくらいで丁度よいでしょう。

パキラ

暖かい環境を好む点は他の観葉植物と同様ですが、パキラは直射日光が当たらない場所でも生育できる耐陰性をもちます。

ただし日に当てた方が成長も早いので、できれば休みの日だけでも日に当てるとよいでしょう。非常に管理しやすいという点では、初心者向けの観葉植物といえます。

モンステラ

ハワイでは神聖な木とされているモンテスラは暑さにも寒さにも強く、環境対応力の高い観葉植物です。
大きく切れ込みの入った葉が特徴で、葉にも霧吹きで水をやると美しい緑の状態を保てます。

環境変化には強い品種ですが、置き場所を変更する場合は徐々に慣らしながら移動することをおすすめします。

ありきたりでない観葉植物をお探しなら「ビザールプランツ」を通販で

ありきたりでない観葉植物をお探しなら「ビザールプランツ」を通販で

ビザールプランツ(bizarre plants)とは、特殊な見た目をもった「珍奇植物」を指す言葉です。
特定の地域の気候条件や育成場所に順応するために、特殊な形状に進化したビザールプランツは、個性的なものを好む方に選ばれています。

丸い根のような独特の形状をもつ「パキポディウム」の仲間はサボテンの一種で、品種によって「恵比寿笑い」や「魔界玉」「鬼に金棒」などの和名を与えられています。
多くの棘に覆われた茎に緑の葉が並ぶアローディアは、その見た目から「二つ葉金棒の木」という別名をもつビザールプランツです。

他にも表面にびっしりと産毛の生えた品種や、くねくねとした螺旋状(らせんじょう)の葉をもつ品種など、多くの品種が市販されています。
「人と同じはイヤ」という方には、おあつらえ向けの観葉植物といえるかもしれません。

観葉植物を吊るす?通販で買える「ハンギンググリーン」

観葉植物を吊るす?通販で買える「ハンギンググリーン」

「インテリアとして観葉植物を飾りたいけど、小さな子供がいるので床に置くのは不安」という方もいらっしゃるでしょう。
しかし天井や壁に吊るせるハンギングプランツなら、邪魔になることもありません。

つるを長く伸ばすエスキナンサスの仲間は多くの品種があり、それぞれ個性的な色や形の葉をもつ観葉植物です。
肉厚な葉が貯水能力をもつため乾燥にも強く、ハンギンググリーンの中では育てやすい部類に入ります。

美しいまだら模様の小さな歯をもつアイビー(ヘデラ)は、ハンギンググリーンの定番です。
観葉植物の中でも耐陰性・耐寒性に優れた品種で、日が差し込む場所であれば問題なく育つため、初心者向きの品種といえるでしょう。

「平和」の花言葉をもつディスキディアは、貯水嚢(ちょすいのう)の有無で大きく2系統に分かれます。
ディスキディアの仲間の中でも特に人気が高いのは、貯水嚢をもたないタイプで、ハート形の小さな葉が印象的なディスキディア・ルスキフォリア(ミリオンハート)です。

【2022年版】通販で人気の観葉植物ランキング

【2022年版】通販で人気の観葉植物ランキング

現在では多種多様な観葉植物が市販されていますが、人気の品種は徐々に変化しているようです。
ここでは観葉植物として近年人気の品種を、用途別に紹介します。

自宅用

自宅用のインテリア用に観葉植物を選ぶ方は、5~7号ほどの中型で育てやすい品種を選ぶケースが多いようです。

1位:フィカス ウンベラータ
2位:フィカス ベンジャミン
3位:モンステラ

贈答用

贈答用に贈られる観葉植物は、初心者向きで縁起の良い花言葉をもつ品種を選ぶ方が多いようです。

1位:ゴムの木(花言葉:永久の幸せ)
2位:サンスベリア(花言葉:永久・不滅)
3位:ドラセナ(花言葉:幸せな恋・隠しきれない幸せ)

事務所・店舗

事務所や店舗のインテリアとしての観葉植物は、存在感がある品種で8~10号ほどの大きめのものが人気です。

1位:アレヤカシ
2位:ドラセナ・ワーネッキー
3位:パキラ

日当たりや空気の流れに注意!観葉植物の置き場所

日当たりや空気の流れに注意!観葉植物の置き場所

観葉植物は全般的に温暖な地方原産のものが多いため、日当たりのよい場所でよく育つ傾向があります。
とはいっても、強い日差しで弱ってしまう品種もあるため、日の当たり具合を考慮して置き場所を選びましょう。

また観葉植物の多くは乾燥を嫌うため、エアコンの風が直接当たる場所を避ける必要があります。
空気の流れがある場所を選び、観葉植物が呼吸しやすい環境で育てるよう気を付けましょう。

正しい管理は品種によって違う!通販で買った観葉植物のお手入れ方法

正しい管理は品種によって違う!通販で買った観葉植物のお手入れ方法

観葉植物を購入した際の鉢の中には、あらかじめ肥料を混ぜ込んだ土が入れられているケースがほとんどです。
しかし徐々に効果が薄れていってしまうため、肥料を追加する追肥(ついひ)を行う必要があります。

室内で育成する観葉植物に適した肥料は、じっくり時間をかけて効果が出る「緩効性化成肥料」です。
ただしサボテンなど多肉植物の中には、ほとんど肥料を必要としない品種もありますので、購入店舗や購入サイトなどで確認しておくことをおすすめします。

また肥料を与える時期については、春から秋にかけての暖かい季節を選びましょう。
冬場に肥料を与えてしまうと栄養過多となって、かえって観葉植物を弱らせてしまう恐れがあります。

この点は水やりも同様で、冬季に水をやりすぎると根腐れを起こす可能性があるので、土が乾いてから数日後に少量与える程度で十分です。

まとめ

現在では多種多様な観葉植物が流通していますが、目的に最適な観葉植物を選ぶのであれば、実店舗より通販のほうが便利でしょう。

大手通販サイトでも観葉植物を扱っていますが、観葉植物を購入するなら専門的な知識をもった生花店やプランツショップの通販サイトがおすすめです。
植物専門店の通販サイトであれば、ユーザーからの相談にも適切なアドバイスを提供してくれます。

植物を専門に扱う通販サイトでは肥料なども扱っているケースが多く、観葉植物に関する情報も掲載されていますので、購入前にいろいろなサイトを見比べてみてもよいでしょう。