• HOME
  • 花の現場の課題
フラワーロスとは

フラワーロスとは

大切に育てたお花が、様々な理由で誰の手にも届かず捨てられてしまう“フラワーロス”という社会課題。
一説にはフードロスの約3倍あるといわれています。
複層的なこの課題は、農林水産省にも農協にも生花市場にもデータが蓄積されておらず、その実態を正確に把握することが難しいのが現状です。
これまで潜在的にあった生産現場、流通の過程、花屋現場、様々な段階で発生する課題を顕在化することで、その解決に繋がっていく、緑や花のある暮らしを守ることに繋がります。そのひとつひとつ紐解きながらこれまでの常識を見つめ直したいと考えています。
誰かひとりで解決できる問題ではないから、生産者でもあり、花屋でもある私たちは、市場関係者さんや、花業界の様々な立場の方手を取りこの課題解決に取り組んでいます。

農業現場では

市場や生産現場の独自の規格基準があり、それに満たないお花は規格外として廃棄されます。
その数は年間約9億本。これは花の生産本数の約15%~20%。

その基準とは、例えば丈が60㎝以上や、葉の枚数が何枚とか、花付きが何輪以上とか。新鮮で、花に傷もなく、きれいに見えるお花でも、丈が短い、茎が曲がっている等の理由で、規格外となっています。

生産者さんたちからすれば、より良いお花を安定的に出荷出来る事は価値となり、それがブランドとなります。もちろん全部がきれいに規格通りに育てば良いのですが、個性豊かに育つものです。

生産者さんも、むしろ個性豊かで楽しめるお花たちとわかっていても、その1輪1輪を生かすことに時間とコストをかけることは難しいもの。
肥料にしたり、道の駅で販売したり工夫はしても、まだまだ救いきれていないのが実態です。

農業現場では
花屋さんの現場では

花屋さんの現場では

一般的に仕入たお花の約30%のお花が廃棄されていると言われています。
需要期の過剰仕入れや、日々の需要増減に左右される店頭での鮮度落ち、ロット割れによる在庫ロス。経済損失は約1500億円とも言われています。需要はあっても、天候の影響でお花が咲いていないから市場にはない、なんてことももちろんあります。
そして、シーズンを過ぎて急にたくさん咲いて出荷されたお花は、買い手がいなくて卸値は下がり、畑で処分されてしまうのです。

FLOVERでは新鮮なお花を定期便でお届け致します。
新鮮なお花が、時を経て変化して行く様、お花のある豊かな暮らしを全身で感じて頂けたらと思っています。

不安な日も、嬉しい日も。

心豊かに過ごせる一瞬一瞬が未来へと繋がっていくように、
1輪1輪の命をつなぐことが「フラワーロス」という社会課題を、
長期的に本質的に解決し、花のある未来へと導いてくれると考えています。

1輪でも良いのです。新鮮で個性豊かなお花たちをたのしむことが、
結果としてこの棄てられるお花の削減につながっていくはずです。お花を育てる農家さんの支援に繋がります。
生産、流通、花屋、花業界を超えて様々な方との強いパートナーシップで、皆様と共に笑顔の花を咲かせていきたいと考えています。