農業現場では
市場や生産現場の独自の規格基準があり、それに満たないお花は規格外として廃棄されます。
その数は年間約9億本。これは花の生産本数の約15%~20%。
その基準とは、例えば丈が60㎝以上や、葉の枚数が何枚とか、花付きが何輪以上とか。新鮮で、花に傷もなく、きれいに見えるお花でも、丈が短い、茎が曲がっている等の理由で、規格外となっています。
生産者さんたちからすれば、より良いお花を安定的に出荷出来る事は価値となり、それがブランドとなります。もちろん全部がきれいに規格通りに育てば良いのですが、個性豊かに育つものです。
生産者さんも、むしろ個性豊かで楽しめるお花たちとわかっていても、その1輪1輪を生かすことに時間とコストをかけることは難しいもの。
肥料にしたり、道の駅で販売したり工夫はしても、まだまだ救いきれていないのが実態です。