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生産者の声

見向きもされなかったお花が日の目を見れて嬉しかった。

見向きもされなかったお花が日の目を見れて嬉しかった。

後継者がいなくなってしまう農園を活性化させたいと思い、脱サラをしてチューリップ栽培を引き継ぎました。

失敗を繰り返しながらも初めて規格に満たしたチューリップを出荷できた時の喜びは忘れられず、日々精根を込めて何とか全てのチューリップが出荷規格を満たし、廃棄することがないように心掛けて栽培をしています。それでも発育不良・規格に満たないものは廃棄が出てしまうのが現状です。

発育不良は花がつかない、病気の可能性もあることから早めに取り除き、他のチューリップにうつらないように対策をしています。出荷規格に満たないものに関しては花はついているものの、短い、花が小さい、傷があるなどで除外され、全て廃棄ではなく畑の肥料として活用しており、全く無駄になるということはないけれどもやはりせっかく育てたチューリップが日の目を見ぬまま、捨てなくてはいけないと思うと寂しい気持ちが込み上がってきますね。

そんな中、昨年からスマイルフラワープロジェクトにチューリップを提供することで現在では花がついたチューリップの廃棄はほとんどなくなりました。

プロジェクトに声をかけてもらった時は、今までは規格外ということで見向きもされなかったチューリップたちが日の目を見ることができるということは今まで一生懸命、育ててきたかいがあったという気持ちで大変嬉しかったです。たとえ規格外という商品でもそれを見て喜んでもらえる人がいるということは生産者としてこんな嬉しいことはありません。

ガーベラの花言葉〈希望〉に込めて。希望と愛をお届けします。

ガーベラの花言葉〈希望〉に込めて。
希望と愛をお届けします。

PCガーベラの出荷量は年間1500万本、うち200万本が規格外として棄てられています。
規格外となるものは、花屋さん目線でも気にならないきれいなものですが、ひとりでも気になる人がいるとしたら、看板に傷がつくことになります。産地ブランドを守るため、1本でも混ざることはマイナスになってしまうと思います。色んな基準の中でクレームゼロを目指しています。

ただ、それはどちらかが間違っているということではないと思います。それが気にならないという方、訳ありだと伝えながら、お客様と話し合いながら皆が納得できて、助けられることができたらと思いました。

結果として農家の収入元にもなり、若い人の新規就農、後継者不足の解決にも近づけるのかもしれません。

フラワーロスゼロを目指して!ガーベラの花言葉は希望。PCガーベラは、浜松からみなさまへ、希望と愛をお届けします!

〈規格外とされてしまうもの〉腐らないけど腐って見えるカッペンと呼ばれるしみ、茎のかすり傷、花びらの傷、茎の曲がり、花びらが少ない(欠けている)など。

「まっすぐに。4輪つくように。」

「まっすぐに。4輪つくように。」
お花屋さんとその先のお客様に
喜んでもらえるようなお花をつくりたい。

「むつみ園芸組合」は淡路島では伝統あり、歴史があります。
6名の若い青年たちで生花の生産農家を始められたから、そう名付け
父親から引き継いでスプレーカーネーションの生産を始めました。『まっすぐに。4輪つくように』しゃんとしてまっすぐで、色のきれいなカーネーションを作ることを目指しています。
お花は日光の加減でどうしようもコントロールできないから、虫や草、水の具合をよく見ながら、足元はきっちりしておこうと思っています。
仲間は僕を合わせて5人ですが3人は75歳前後くらいの年齢ということもあり、高齢で維持が出来なくなってきていて、栽培面積の約15%が減ってしまう予定です。
復活を願い頑張ってはいるのですが、カーネーションは初期投資で莫大な資金が必要で新規就農してくれる方がなかなかいないのが現実です。
使えるハウスはあるのに、今はプチトマト、イチゴに変わりつつあり後継者も親の後を継ぐのは嫌だという声もあります。
淡路島はスタンダードカーネーションが大半なのでまだ大丈夫ですが、スプレーカーネーションは減る一方になります。
なかなか上手くいかないですが、仲間を増やしたい気持ちは諦めていません。