コラム

2022/07/04

インテリア映えする観葉植物のあれこれ!選び方や育成のコツ

自分の部屋は、1日の中で一番のリラックスタイムを過ごす場所です。
長い時間を過ごす場所ですから、お気に入りの空間にしておきたいものですが、いつも同じインテリアでマンネリ感が生まれて飽きてしまうこともあるのではないでしょうか。

「部屋の印象を変えて今の自分にぴったりの空間にしたい」と思うタイミングもあるはずです。

そんな時には観葉植物を置くだけでも部屋の雰囲気がガラリと変わりますが、「この観葉植物は育てやすいのかな?」「自分が目指すイメージに合うか分からない」など、悩んでしまう場面もあります。

そこで今回は、観葉植物をインテリアとしてお迎えしたい人向けに、インテリア映えする観葉植物の選び方と育成のコツをご紹介します。リビングや卓上、日陰など置く場所別のおすすめや、大きさ別の映えポイントもあわせてまとめました。

既に観葉植物を置いていて、模様替えの一環で配置を変えたい人にもおすすめ情報です。

インテリア映えする観葉植物の飾り方!飾る場所を事前にチェック

インテリア映えする観葉植物の飾り方!飾る場所を事前にチェック

部屋の雰囲気をがらりと変えたい、自分のイメージする通りに仕上げたいと思っても、どんな観葉植物を選べばいいのか悩んでしまいますよね。

観葉植物はそれぞれ個性があり、鉢と水受け、鉢カバーの組み合わせなどでも雰囲気がガラリと変わります。バリエーションも豊富なので、部屋のインテリアをどのように変えたいかをハッキリさせておくことが大切です。

たとえば、北欧インテリアの雰囲気に変えたいならば、葉の色が淡いものやすらりと背が高くスマートなシルエットのものがよいでしょう。
和風であれば竹に似た姿のミリオンバンブーに、和風の鉢を組み合わせるとぴったりです。

また、観葉植物は日光が大好きな種類もあれば、日陰を好むものもあります。観葉植物をどの部屋に置きたいのかを決めて、その場所の日当たりや風通し、暑さや寒さなどを確認しましょう。

それでは、部屋別でおすすめのインテリア映えする観葉植物をご紹介します。

リビング等に飾る場合【観葉植物でインテリア映え】

リビング等に飾る場合【観葉植物でインテリア映え】

家の中で最も窓が多く、日当たりが良いというお宅が多いのではないかと思います。リビングで過ごす時間が多い人もいるでしょうから、リラックス効果を高めてくれたり、空気清浄作用があると言われている観葉植物がおすすめです。

部屋が北向きであまり日が当たらないという人は、後ほど「日陰に飾る場合」という項目でおすすめをご紹介します。

リビングに置くとインテリア映えする観葉植物は次のものがあります。

  • パキラ
  • ユッカ
  • フランスゴム
  • モンステラ
  • フィカスベンジャミン

パキラは個性豊かな形と元気よく成長する葉が特徴です。ねじれた幹や根本が太いものなど形がそれぞれなので、お部屋の雰囲気と合わせたシルエットを選べますよ。マネーツリーとも呼ばれ金運を運ぶ植物としても知られ、ビジネスシーンの贈りものでも定番です。

ユッカは円柱状の茎と、鋭い剣のような葉が特徴です。種類によって黄色や白の斑がはいり、雰囲気が全く違います。耐寒性があるので寒い地域でも育てられることから、とても人気の観葉植物です。

フランスゴムの木は、スマートなシルエットと丸みを帯びた葉の組み合わせが特徴です。北欧系インテリアにもよく似合います。丈夫で生命力が強く耐陰性があり、永久の幸せという花言葉ももっているのでリビングにもおすすめです。

モンステラは室内用観葉植物の定番です。南国産でエキゾチックな雰囲気を持っていますが、耐寒性に優れ寒い地域でも問題なく育ちます。南国をイメージさせる見た目ですが、意外にもモダンやシック、北欧テイストといった部屋でも、鉢や鉢カバーのデザインで馴染む汎用性があります。

フィカスベンジャミンは、小さくツヤのある緑色の葉が特徴です。玉造りやバロック、スターライトやゴールデンスポットなど品種ごとで見た目が全く異なるため、部屋のイメージにどの品種が似合うか選ぶ楽しみがあります。耐陰性があるため廊下や玄関でも育ちます。

寝室に飾る

寝室は特にプライベートな空間ということでカーテンを閉めていることが多いのではないでしょうか。そのため、日陰でも問題なく育つ種類や丈夫な植物を選ぶといいでしょう。

また、寝室は1日の疲れをゆっくりと癒す場所なので、空気清浄効果や癒しの雰囲気を持っている観葉植物がおすすめです。

インテリア性を考えて、日陰になる寝室へ日光が好きな植物を置く場合、定期的に日光があたる場所へ移動させてあげましょう。

サイドボードやベッドヘッドへ置くならば、3号など小さめのものがおすすめです。

サンスベリアは空気清浄効果があるといわれているため、寝室に置く観葉植物としても大人気です。日光を好むので、定期的にリビングなどへ移動させてあげると元気に育ちます。縦長に成長するため、寝室のスペースが狭めな家にもおすすめです。

その他にもコーヒーの木やガジュマル、ポトスなど小さいサイズから大きいサイズまで幅広く選べる観葉植物は、寝室のスペース問題にも対応しやすいでしょう。

トイレなどの水回りに飾る

トイレは窓がないことも多く、家の中でも閉塞感がある場所です。日当たりがよくないこともあるので、耐陰性のある観葉植物を選びましょう。

ポトスやドラセナは耐陰性があり湿度が高い場所でもすくすく育ちます。カポックも同様の性質があり、葉に黄色いカラーが入るのでトイレを明るい雰囲気にしたい場合のインテリアとしてもぴったりです。

サンスベリアはお手入れが簡単な上に、縦長に成長するためトイレのスペースに対応してくれる観葉植物です。空気清浄効果も期待できるでしょう。

卓上に飾る場合【観葉植物でインテリア映え】

卓上に飾る場合【観葉植物でインテリア映え】

部屋の雰囲気を変えるなら卓上のインテリアにもこだわりたいところ。卓上における小さめの観葉植物があるとより自然を身近に感じられてリラックスできます。

また、部屋のスペースが狭く観葉植物を床置きできない人も、卓上ならインテリア映えする観葉植物を楽しめます。

ガジュマルやモンステラ、ドラセナやコーヒーの木は3号サイズから販売されていることが多く、入手が簡単なので卓上に飾りやすい観葉植物です。明るいピンクがアクセントのアンスリウムも小さいサイズから販売されているので、ワンポイントで明るいカラーを入れたい場合におすすめですよ。

ただし、受け皿に水をためないよう注意が必要です。ふいにぶつかって水がこぼれ、仕事用の書類などが汚れてしまう事態にならないようにしましょう。

日陰に飾る場合【観葉植物でインテリア映え】

日陰に飾る場合【観葉植物でインテリア映え】

家が北側で日当たりが悪い、部屋が北向きで日陰になる場合、耐陰性がある観葉植物を置くのがおすすめです。日が入らず薄暗い部屋でも、鉢や鉢カバーのデザインと色により雰囲気を変えられます。

耐陰性があるコウモリランやカラテア・メダリオンV2、ユッカやシュロチクは日陰でも育ちやすい品種です。
特にカラテア・メダリオンV2は個性的でアーティスティックな姿をしています。立体感を出したい場所にもおすすめです。

パキラも日陰、ひなたどちらでも育てやすい植物で楽しめるでしょう。

観葉植物の大きさ別インテリアのコツ

観葉植物の大きさ別インテリアのコツ

購入する観葉植物によってインテリアを変えたい場合、その植物がもつ個性を活かして空間をデザインしていきましょう。

たとえばエキゾチックな見た目のモンステラなら、南国リゾートやアジアンテイストな雰囲気が合わせやすいです。

また、ユーカリやオリーブなど葉の色が薄めでスマートに育つものは、北欧インテリアの雰囲気によく合います。

葉に白い斑が入っているものは、ホワイトを貴重としたデザインが合いやすく、竹に似た姿のミリオンバンブーやシュロチク、ユッカなどは和風な空間にするとデザイン性が高まりますよ。

さらに、サイズ別のインテリア映えポイントもご紹介します。

小型の観葉植物のインテリア映えポイント

小型の観葉植物のインテリア映えポイント

小型の観葉植物はワンポイントやアクセントになるインテリアとして活用できます。スペースが狭いけれど雰囲気を変えたい場所にも置けるため、寝室や卓上のデザインを変える効果があります。

また、50cm以内で3~4号のサイズは簡単に取り入れられるインテリアでもあります。

たとえばエバーフレッシュは、夜に葉を閉じて明るくなると葉を広げるという特徴があります。3号から販売されていて購入しやすいため、寝室や卓上のインテリアを変えたいときにおすすめです。

テーブルヤシも小型なものから購入しやすく、南国テイストを取り入れたい場合に活躍してくれます。4,000円以内で購入できるものがほとんどです。

中型の観葉植物のインテリア映えポイント

中型の観葉植物のインテリア映えポイント

中型の観葉植物はおおよそ60cm以上100cmほど、6号から7号あたりのサイズです。部屋の角や廊下、玄関など省スペースで縦長の空間を活用して部屋の雰囲気を変えられます。

オリーブやコーヒーの木、ユーカリなどは中型サイズも多く販売されています。

またサンスベリアやユッカ、ソテツやモンステラは小型サイズのリーズナブルなものを購入すれば、中型サイズへ成長させやすい品種です。

大型の観葉植物のインテリア映えポイント

大型の観葉植物のインテリア映えポイント

大型の観葉植物は100cm以上で、大きなものは170cmを超えるものもあります。1本あるだけで部屋の雰囲気がガラリと変わるため、大胆にデザイン変更したい場合にもおすすめです。

たとえば幹が長く伸びて曲がったものもおおいツピタンサスは、それぞれ個性がありデザイン性も高く、部屋に立体感が加わります。

モンステラは勢いよく伸びるため、小型や中型サイズだったものが大型へ成長することも珍しくありません。

葉が大きなものを選ぶとグリーンの存在感も高まるので、よりインテリア映えするでしょう。

お手入れ・育成難易度も重要【観葉植物でインテリア映え】

お手入れ・育成難易度も重要【観葉植物でインテリア映え】

観葉植物を初めて購入する初心者の人は、お手入れが大変で枯れやすいものを選ぶとインテリア映えどころではなくなってしまうため、何よりも育てやすさを重視するとよいでしょう。

育てやすくインテリア映えする観葉植物はたくさんあります。

また、鉢のデザインやカラー、鉢カバーを工夫すると観葉植物が見せる表情も変わるので、トータルデザインすることをおすすめします。

お手入れ・育成難易度★☆☆【観葉植物でインテリア映え】

お手入れ・育成難易度★☆☆【観葉植物でインテリア映え】

お手入れも簡単で丈夫に育つ、育成難易度が低い観葉植物はこちらです。

  • ガジュマル
  • モンステラ
  • パキラ

ガジュマルは沖縄地方でキジムナーと呼ばれる精霊が宿るといわれており、縁起のいい植物として有名です。個性豊かな姿をしていてインテリア映えしやすく、丈夫でこまかなお手入れがなくともすくすく成長してくれます。

エキゾチックなモンステラも乾燥に強く耐寒性があり、とても育てやすい初心者向けの観葉植物です。大きく育てる楽しみも味わえますよ。

パキラも同様に丈夫な品種で、日陰でも日向でも育てやすい植物です。

お手入れ・育成難易度★★☆【観葉植物でインテリア映え】

お手入れ・育成難易度★★☆【観葉植物でインテリア映え】

観葉植物を育てるのに慣れてきたら、インテリア映えして少し手間がかかるものにも挑戦してみてはいかがでしょうか。

たとえばコウモリランは、葉の形が独特でコウモリの羽のような観葉植物です。近年、人気が急上昇しておりインテリア性も高いためSNSでも見かけるようになりました。

湿気を好み乾燥しやすく、寒さには弱いので室温と気温管理が必要で手間がかかり、定期的に葉を霧吹きで湿らせることも必要です。

コツを掴めれば、部屋のおしゃれ度を一気に高められるインテリアになりますよ。

ポリシャスは可愛らしい見た目でインテリア性も高いのですが、デリケートで枯れやすい観葉植物です。病気や害虫にも弱く、一度弱ってしまうと回復が難しいので、こまめなお世話が必要です。

また剪定で整えてあげる必要もあるため、手間をかけられる時間を確保することからスタートとなります。

お手入れ・育成難易度★★★【観葉植物でインテリア映え】

お手入れ・育成難易度★★★【観葉植物でインテリア映え】

インテリア映えするアイテムとして注目度が高まっているのが、塊根植物です。個性豊かでアートのような見た目は1つとして同じものはなく、まるで球上の植物とは思えないフォルムをしているものもあります。

それぞれの個性が強いので、インテリアとしてどのように組み入れるかもセンスが必要でしょう。

たとえばグラキリスは塊根植物の中でも知名度が高い種類です。象牙球とも呼ばれ、独特な形の幹と細い枝のアンバランスさが独特の雰囲気を醸し出しています。

グラキリスをどのように育てていくのか、グラキリスをインテリアとしてどのように扱うかなど深く考えさせられます。

まとめ

観葉植物は、1本置くだけで部屋の雰囲気を変えられるアイテムです。インテリアデザインを変更したい、模様替えでより快適な空間を作りたい場合に取り入れられます。

サイズ別や生育の特徴、見た目のデザイン性など見方はいろいろありますが、自分がどんな部屋を作りたいのか希望と照らし合わせてみてください。

観葉植物は枯れてしまうと、残念な気持ちになって挫折するケースもあります。自分がどれだけ手をかけられるのか、その植物は育てやすいかどうかも考慮して選ぶこともポイントです。

快適でリラックスできるインテリアを実現するために、自分にぴったりの観葉植物をみつけてくださいね。