部屋に緑を取り入れると、視覚的に癒しの空間が広がります。緑色のインテリアだけではなくて、観葉植物を置くとマイナスイオン効果や湿度の調整などにも役立ってくれるのです。
そのため、自宅に観葉植物を置いてインテリア&癒しのアイテムとして利用したいな、と思う人も多いでしょう。
一方で、1人暮らしで何かと仕事が忙しく、お世話が大変だと思っている人や観葉植物を今まで育てたことのない初心者もいます。
もちろん観葉植物はお世話がとても大切になりますが、手間のかからない種類もあるので今回は初心者におすすめの観葉植物をご紹介していきます。おすすめを参考にしていただき、気になる植物を育ててみてください。
初心者におすすめの観葉植物「ガジュマル」
観葉植物の代表とも言えるガジュマルは、環境に左右されず、丈夫に育ってくれるので初心者でも簡単に育てられます。丸みのある特徴的な幹が可愛らしく、インテリアの1つとして室内に置く人も多いです。
またガジュマルは沖縄で自生していて、精霊として親しまれています。ガジュマルは、ニンジン・センカク・オウゴン・パンダと4種類あり、手に入れやすくて育てやすいのはニンジンガジュマルです。
小さくてよくお店で販売されているので、自宅でも負担なく育てることができ、初心者におすすめといえます。
ガジュマルは日光が非常に重要で、不足するとすぐに葉の色が悪くなるので、ベランダや日光がよく当たる窓際に置くと良いです。ただ、真夏の強い日差しが当たる場所は逆に葉焼けするので、暑い季節は明るくて少し日差しがかげる場所に置いてください。
水やりのタイミングは、土の表面が乾いているときで、鉢底から流れ出るくらいにたっぷりの水を入れましょう。頻繁に水やりをする必要がないので非常に育てやすいです。
丈夫で育てやすい!おすすめの観葉植物「パキラ」
太くしっかりとした幹ですが、鮮やかな緑の少し細長い葉がついているパキラは瑞々しくて非常に人気のある観葉植物です。カフェなどの飲食店でも見かけるように、インテリアとしても最適。
かなり丈夫で育てやすく、初心者におすすめの観葉植物です。
ただ、本来は温かい地域が原産の観葉植物なので暑さや乾燥には強いですが、冬の時期は温度管理に注意が必要ですよ。
また、パキラは金運アップの木としても知られており、風水的な効果も期待できます。
パキラは耐陰性も優れていますが、基本的に直射日光ではない日当たりの良い場所に置き、土の表面が乾いたら水を与えましょう。
成長期の5月〜7月には、葉がボリュームを増すので剪定が必要になります。生命力が強く、どこを剪定しても新芽が出てくるので、安心してお手入れできますよ。
日当たり悪くても大丈夫!おすすめの観葉植物「モンステラ」
モンステラは独特な葉の形から人気のある観葉植物です。手入れが簡単で耐陰性にも優れているため、室内で簡単にお世話できるので初心者におすすめ。
半つる性の植物で、葉が大きく長さも育て方によっては2mを超える可能性もあるので背の高さは特徴的です。モンステラは花が咲く観葉植物で、可愛らしい白い花が咲き、棒状の肉穂花序は食用の果実となります。
モンステラは、熱帯アメリカが原産地なので耐寒性はありますが5℃を下回ると弱る可能性があるので注意が必要です。室内の場合は問題ないですが、屋外で育てている場合は寒くなりそうな日は室内に戻してあげてください。
温度にさえ注意すれば置き場所は特にどこでも良く、水やりも表面の土が乾いたときにたっぷりとあげるだけで十分です。寒くなる時期は特に手入れが簡単で、水やりは月に2回程度で問題なく、乾燥が気になる際は葉に水を与えてあげてください。
繁殖力が強い!おすすめの観葉植物「ポトス」
ポトスは、自宅や企業・施設などでも観賞用として置かれる事が多い人気の観葉植物です。繁殖力が強く耐陰性があるので、初心者でも簡単に育てることができます。
ポトスは高温多湿を好む植物なので、最低でも8℃〜15℃程度の環境で育ててあげてください。温度に気をつけていれば、耐陰性があるので置き場所には困りません。
ツルを伸ばして横に這うように生長しますが、つる伸びる方向を上に向けて育てることもできます。つるが上に向くと葉が大きめに生長し、下に這うように育てると葉が小さく生長するのです。
どちらが良いかは、自宅の置き場所によって決めましょう。ポトスを育てるコツは、まず水やりで土の表面が乾いたらすぐに水をあげること。土を常に湿った状態にするのではなく、乾いたらすぐに水をあげるというのがポイントです。
また春から秋にかけて化成肥料を2か月に1回追加しましょう。もしくは、液体肥料を10日に1回施すのも良いです。
日光を好みますが、少ない日でも十分に生長するのでカーテン越しに日光が当たる程度の場所に置くとよいでしょう。
水やりの手間が少ない!おすすめの観葉植物「サンスベリア」
サンスベリアは、真っ直ぐ伸びた尖った葉を持っている点が特徴的な観葉植物です。丈夫なので初心者でも育てやすく、サンスベリアは非常にスタイリッシュでインテリア性も高くて人気があります。
シャープなシルエットの観葉植物なので、シンプルな部屋作りをしている人にはとってもおすすめです。モノトーンのインテリアとの相性がとてもよく、癒しとデザイン性の豊かさが魅力といえます。
サンスベリアは、日射量の多い場所に置くだけであとはそこまで手をかけずに育つ観葉植物です。観葉植物を育てたいけど、忙しくて時間が取れない初心者にもおすすめといえるでしょう。
サンスベリアは土の状態が乾燥気味でも元気に生長するため、水やりの頻度が高くありません。土の表面が乾いた時にあげる程度で十分です。
樹形を整えやすい!おすすめの観葉植物「オリーブ」
おしゃれな観葉植物で知られているオリーブは、銀葉が美しく、インテリアとしても魅力的といえます。オリーブは、オイル・塩漬けなどに使用されているので、多くの人に馴染みがあり、愛され続けているのです。
初夏に白い花を咲かせ、秋頃に実を完熟させる、という季節を感じられる木ですが、育てるのは初心者でも簡単にできます。良い環境で育てると、10m程度に育ちますが、きちんと剪定していると樹形を整えることが可能です。
乾燥した地域で育ったオリーブは、日当たり・風通しが良い場所に選ぶようにしましょう。寒さにも弱いので、観賞用のオリーブは基本的に室内で育ててください。オリーブは湿気に弱いので、水のあげすぎに注意しましょう。
病害虫に強い!おすすめの観葉植物「ペペロミア」
ペペロミアは、「コショウに似た」という意味を持つ名前で、病害虫にも強くて初心者が育てるのに適しています。観葉植物には珍しく、乾燥を好んでいるので水やりの回数も少なくて済み、忙しい人でも十分に育てられるでしょう。
ペペロミアは、世界に1,000種類以上はあると考えられているほど種類が存在しています。最近ではミニ観葉植物賭して人気が出ているのです。また寄せ植えもできる明るいグリーンの葉が特徴的な種類など、好みに合わせて選べる点も大きな特徴といえます。
暑さ・乾燥に強いペペロミアですが、直射日光は避けたいレースのカーテン越しに置くと良いです。また寒さが苦手なので、室温を8℃以下にしないように注意してください。
落ち葉も花粉も掃除不要!おすすめの観葉植物「多肉植物」
多肉植物は、ぷっくりとして可愛らしい葉が魅力的です。近年非常に人気がある植物ですが、初心者でもしっかり育てることができます。
主に葉や茎などに水分を蓄える組織をもった植物の総称で、夏型・冬型・春秋型に分けられます。代表的なのは、サボテン・アロエ・エケベリアです。
暑さに強いものや弱いもの、様々あるので育てる多肉植物によってきちんと育て方を理解しましょう。ほとんどの多肉植物は日光を好み、風通しが良い場所に置くことが適しています。
屋外で育てても問題ありませんが、寒さに弱い種類が多いので大体11月頃からは室内で管理することが望ましいです。多肉植物は、葉や茎に貯水組織があるので、水やりの頻度は少なくて良いのも特徴。
水やりの際は、根元に雑菌が繁殖しないように葉の下からゆっくりと与えてください。また多肉植物は生育期に入ると、挿し木・葉挿し・株分けなどの方法で増やすことができます。
日光も水も少なめでOK!おすすめの観葉植物「アイビー」
正式にはヘデラという名前の観葉植物で、日光や水を多く必要としていない点が特徴的です。室内で育てる場合はある程度の手入れが必要ですが、庭など屋外で育てる際はほぼ世話をしなくても勝手に大きくなってくれます。
手間がかからないため、初心者でも問題なく育てることが可能です。迫力のある見た目なので、生命力を感じられるため、アイビーが生きているのだと実感できるでしょう。
アイビーの育て方のコツは、弱めの日光が当たる場所に置くことです。暖かいけど日陰に置いて、あまり水をあげないようにしてください。生命力が強いので、剪定を全く行わないと好き勝手広がっていくため、葉や茎の管理はとても重要です。
強く枯れにくい!おすすめの観葉植物「シェフレラ」
シェフレラは枯れにくく、観葉植物を育てるのが初めての人でも問題なく育てられます。垂れ下がるグリーンの葉が特徴的で、インテリアとしても魅力的といえるでしょう。
光沢のある葉はボリューム感があり、大きく育ってくれるのでエキゾチックでスタイリッシュな雰囲気が出せます。シェフレラは少し高さのある観葉植物なので、スペースをしっかり確保してください。
育てる際には、日光が重要なポイントでしっかりと日が当たる場所に置きます。耐陰性に優れているため、初心者でも育てやすいですが、あまりにも日光に当たらないと弱々しい木に生長するので、注意しましょう。
室内で日の当たらない場所で育てる際は、日光浴の時間をもうけてください。
まとめ
初心者におすすめの観葉植物をご紹介しました。自宅に観葉植物があると、心の癒しにもインテリアにもなるので興味がある人は多くいます。
初めての観葉植物をうまく育てられるのだろうか、と不安に感じるかもしれません。今回おすすめした観葉植物を参考にしつつ、自分が育てる環境と照らし合わせてみてください。
それぞれの観葉植物で特徴も育てる環境も変わってくるので、自分が育てやすいと思う観葉植物を選びましょう。