コラム

2022/06/30

成人式に生花の髪飾りをつけたい方へ!花選びとつける際のポイント

一生に一度しかない成人式。着物だけではなく、髪飾りなど細かいパーツにもこだわりたいものですよね。

一般的に成人式で使用される髪飾りは造花ですが、より瑞々しく鮮やかな髪飾りがいいという新成人の方は、生花で作った髪飾りを選ぶこともできます。

どうしてもキレイな生花の髪飾りが良いなら、生花の髪飾りを探してみてはいかがでしょうか?
そこで本記事では、生花の髪飾りについてご紹介。自分で生花の髪飾りを作る方法から、日持ちのするお花の選び方、振袖との組み合わせ方まで詳しい情報を見ていきますので、ぜひ参考にしてください。

成人式の髪飾りには、生花を使ったものも

成人式の髪飾りには、生花を使ったものも

晴れの日を彩る髪飾り。造花やドライフラワーを使ったものも人気ですが、特別感や若々しい印象をつくりたいなら、生花を使ったものがおすすめです。
造花とは違った瑞々しさが、素敵な振り袖姿を一層際立たせてくれますよ。

成人式につける生花の髪飾りを手に入れる方法

成人式につける生花の髪飾りを手に入れる方法

成人式で使用する生花の髪飾りを手に入れる方法にはいくつかあり、花屋さんで作ってもらうほか、自分で手作りも可能。成人式のヘアセットを行ってくれる美容室の中には髪飾りを発注できる場所もありますよ。
ここでは、それぞれ詳しくご紹介していきましょう。

お花屋さん

生花の髪飾りを手に入れる方法として王道なのは、お花屋さんへの注文です。

お花屋さんの中には、成人式向けに生花で髪飾りをつくってくれるサービスを提供しています。お花屋さんはトレンドにも敏感な方が多く、その年に人気のお花などもおすすめしてもらえるかもしれません。

ただ、注文してから完成までは少し時間がかかる場合もあります。成人式に合わせて作ってもらえるよう、早めに注文しておくと安心でしょう。

自分で手作り

完全オリジナルの髪飾りアレンジを作りたいなら、自身で好きなお花を集めて手作りするのも1つの手です。意外に作り方は簡単で、以下の通りです。

カットした花首を30分以上水につける
茎にワイヤーを刺して形を整える
コットンを巻き、フローラルテープで束ねる

美容室

美容室の中には、お花屋さんと提携しており、成人式のヘアセットとともに生花の髪飾りを作ってもらえるお店もあります。
成人式当日のヘアセットを行うお店で髪飾りを準備できるので、髪型に合ったお花も提案してもらえて、ハイセンスな仕上がりになりやすいでしょう。

生花でつくられた成人式の髪飾りの相場

生花でつくられた成人式の髪飾りの相場

成人式で生花の髪飾りを使いたいと思った時、まず気になるのは価格でしょう。

もし一般的なお花屋さんで対応してもらうのであれば、2,000円~5,000円程度で対応してもらえます。
自分で手作りする場合は、選ぶお花にもよりますが、材料費だけなので1000円以下~2000円で作ることもできますよ。

美容院でお願いする場合は、お花を自分で持参して作ってもらう場合は手作りとそこまで変わりません。材料の調達から美容院にお任せできる場合は、3000~7000円程度はかかるでしょう。

瑞々しい生花の髪飾りで特別な成人式に

瑞々しい生花の髪飾りで特別な成人式に

生花ならではの瑞々しさが溢れる髪飾りをつければ、より一層特別な成人式になるはず。
続いては、生花の髪飾りを選ぶメリットをご紹介します。

写真映えする

成人式といえば、集合写真や友人たちとの写真も楽しみの1つ。
新鮮で華やかな生花の髪飾りは写真映えするため、ずっと残したい成人式の写真を、より素敵で想い出深いものにしてくれるでしょう。

花の香りも楽しめる

お花の魅力の一つが、芳醇な香り。
香りのある生花を髪飾りにすれば、成人式の間にもナチュラルで優しい香りを楽しむことができ、気分が上がること間違いなし。

ただ、花の種類によっては香りが強いものもあるので、種類選びには気を付けましょう。またお花とは別に香水をつける場合は、香りの相性に要注意です。

成人式に生花の髪飾りをつける注意点

成人式に生花の髪飾りをつける注意点

成人式で生花の髪飾りをつける時の注意点は、次の2点です。

デリケートで、枯れたりしおれやすい
当日の仕上がりをイメージしにくい

生花はデリケートな生もの。衝撃や摩擦に弱く、その日の気温や湿度にも影響を受けてしまいます。
成人式は基本的に冬におこなわれるので夏場よりは長持ちしやすいですが、それでも時間が経つとしおれてしまうので注意しましょう。

また、生花の髪飾りは仕上がりが想像しにくいのも難点。お花は生き物なので完全に同じ形・色をもつものはなく、サンプルは参考程度にしかなりません。
それでいて、デリケートで枯れやすい生花の髪飾りを作るのは「当日の朝」が基本。当日の朝まで、どんな仕上がりになるのか正確にイメージできない点は留意しましょう。

成人式の髪飾りは造花でもいい?生花との違い

成人式の髪飾りは造花でもいい?生花との違い

成人式の髪飾りを作る材料として、生花以外の選択肢として挙げられるのは「造花」や「ドライフラワー」です。

造花やドライフラワーを選ぶメリットとしては、まず「作ってから置いておける」事が大きいでしょう。
生花の髪飾りは新鮮さを保つため成人式当日に作る必要がある一方、造花やドライフラワーなら事前に作って保管しておくことが可能です。

また、ドライフラワーの髪飾りはアンティークな雰囲気を出せるので、紫など落ち着いたトーンの振袖を着る場合にマッチしやすいですよ。

それぞれにメリットデメリットがありますので、自分がどんな髪飾りを希望するのかによって決めるようにしましょう。

成人式の髪飾りに使う生花の選び方

成人式の髪飾りに使う生花の選び方

成人式で使用する生花の髪飾りは、どのように選ぶか悩むでしょう。花の種類はたくさんありますし、自分の考えもあるものです。そこで、選び方をご紹介します。

振り袖に合わせる

まずは​振袖のデザインに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
例えば、振袖のテーマカラーと同色系でまとめることで、全体とのバランスがとれます。

もしくは、帯と同じ色にするのも1つの方法です。

色の組み合わせ

次に、髪飾りに使うお花を選びましょう。

複数の色を組み合わせたい場合、どのお花を選べばいいか自信がないなら「同じ品種で違う色」のお花を選んでみるのは一つの手。
例えばダリアやガーベラは色の種類が豊富で、可愛らしくて華やかな印象が人気のお花です。

大きさ

髪飾り選びでは、振袖とのバランスも重要。
例えば振袖の柄が大きめであれば、髪飾りにもある程度大きな花を使うとマッチしやすいです。逆に振袖が小花柄なら、髪飾りも小花をまとめているデザインにすると良いでしょう。

花言葉

花にはそれぞれ花言葉があります。成人式にふさわしい花を選びたい、という人は花言葉を意識して決めてください。
例えば、胡蝶蘭のように「幸せが飛んでくる」という花言葉は、これからの門出を祝う成人式向きで素敵ですね。

成人式につける髪飾りに使われることが多い生花

成人式につける髪飾りに使われることが多い生花

続いては、成人式の髪飾りに人気の生花の例をご紹介しましょう。

胡蝶蘭

胡蝶蘭

何かとお祝い事でも使用される胡蝶蘭は繊細な上品さが魅力。数多くの品種が存在していて大きさや色の種類も豊富なため、組み合わせの自由度も高いですよ。

ダリア

ダリア

太陽のように咲き誇るダリアも人気。色や大きさだけではなく咲き方も豊富なため、振袖に合わせたスタイルを選びやすい点も魅力といえます。

ユリ

ユリ

清楚で和風な印象があるユリは、落ち着いた雰囲気を出したい人におすすめです。白が特別人気ですが、淡いピンクの種類や派手なオレンジの品種もあり、様々な雰囲気を楽しめますよ。

菊

丸くてかわいい形が魅力の菊は、華やかな髪飾りを作るにはうってつけ。和のテイストが濃いため、振袖との相性も抜群です。

トルコキキョウ

トルコキキョウ

トルコキキョウは繊細な印象があるお花で、大人の落ち着いた印象を表現したい方にはおすすめです。お花が長持ちする点も、髪飾り向きと言えるでしょう。

ラナンキュラス

ラナンキュラス

春を感じさせる花として人気があるラナンキュラスは、髪飾りとしても魅力的。明るくてフレッシュな色合いが、ライトな雰囲気の振袖に似合います。

ガーベラ

ガーベラ

明るい花の色と可愛らしい見た目で、髪飾りに選ばれやすい花の1つです。1輪100円程度と親しみやすい価格ですが、花が大きくインパクトが強いので、目立ちたい方にもぴったりですよ。

バラ

バラ

気品漂う髪飾りをつけたい方には、バラが最適。とりわけ繊細なお花なので、丁寧に扱いましょう。

成人式当日!生花の髪飾りの鮮度を保てる保管方法

成人式当日!生花の髪飾りの鮮度を保てる保管方法

最後に、成人式当日に生花の髪飾りの鮮度を保つ方法をご紹介しましょう。

生花の髪飾りを作るのは成人式当日の朝がおすすめなことはお伝えした通りですが、他にもお花の鮮度を保つためにできることがいくつかあります。

例えば、持ち運びの最中は水を湿らせたティッシュで茎の切り口を包み、表面にも霧吹きをして水分のある状態を保ちます。
また、持ち運びの温度は寒すぎず・暑すぎない状態をキープすることも大切ですよ。

まとめ

本記事では、成人式で生花の髪飾りを選ぶポイントや魅力についてご紹介しました。造花の髪飾りをイメージする人も多いですが、生花を使用することによって、ぐっと華やかな印象になります。
髪飾りに使用する生花を選ぶ際は、成人式で着る振袖とのバランスを考えて髪飾りを決めましょう。
美しく瑞々しい生花の髪飾りをつけて、思い出に残る成人式にしてください。