コラム

2022/07/07

葬儀でいただいた供花へのお礼 基本マナーを解説

葬儀や告別式は、故人と別れの挨拶をする儀式です。冠婚葬祭の1つとして知られるお葬式において、供花(きょうか・くげ)は祭壇を飾るのに欠かせない花です。

供花は、生前お世話になった会社や友人が、故人に弔意の想いを届けるために贈ります。葬儀に用意する方や、直接自宅に贈る方がいます。

供花をいただいたときは、どんなお礼を贈ったらよいのか。
また、金額やお返しの時期も迷ってしまいます。

この記事では、供花の紹介と葬儀でいただいた供花へのお礼の方法、一般的なマナーをお伝えします。
供花をいただいた人へ、故人の代わりにお礼状やお礼の品を用意して感謝の気持ちを伝えましょう。

供花とは? 故人を追悼し供えられる花

供花とは? 故人を追悼し供えられる花

供花は、祭壇や葬儀会場、法事・法要に飾る花で、故人への供養を目的として贈られます。通夜、葬儀や告別式に参列できなかったときの香典や弔電の代わりに用いられることもあります。

供花のお礼(お返し)をするには?いくつかのパターンがあります

供花のお礼(お返し)をするには?いくつかのパターンがあります

供花をいただいた場合にお礼の品はどうするべきか悩む人も多いのではないでしょうか。

親族から供花をいただいた場合は、お礼の品は不要とされていますが、会社や友人からいただいた場合は心ばかりの品を贈るのが適当です。
では、どのような品がふさわしいのか、パターンに分けてみていきましょう。

香典と一緒にいただいた場合

供花を香典と一緒にいただくことがあります。お礼状を添えて、お礼の品を四十九日明けに贈りましょう。金額はいただいた供花と香典の3分の1~2分の1が相場です。この金額を目安にお礼の品を選びましょう。

参列できなかった方からいただいた場合

葬儀に参列できなかった方から供花のみいただいたときは、1週間後を目安にお礼状を送ります。
お礼の品は香典返しと同様に四十九日明けに贈りますが、期間が空いてしまうことが気になる場合は、電話での連絡もいれましょう。

連名や会社名・団体名でいただいた場合

葬儀にて自社から供花をいただいた場合は、上司にお礼を伝えましょう。会社の規則として贈ることもありますが、実際に手配をしてくれた上司にお礼を言うのが適切です。
連名や団体からいただいた場合も、供花を準備してくれた方にまずはお礼を伝えましょう。

供花を大人数の方からまとめていただいた場合のお礼の品は、配れるものを選ぶとよいでしょう。具体的には、個包装のお菓子や、インスタントコーヒーなど、手が汚れず個々に渡せるものを選ぶと親切です。

供花のお礼状の書き方・マナー

供花のお礼状の書き方・マナー

お礼状に書く内容は主に3つです。
まずは、供花をいただいたことへの感謝の意を述べます。つぎに、供花を受け取り、祭壇に飾ったことを伝えます。最後に、挨拶の言葉を記しましょう。
少なくともこの3つを押さえていれば、直接会えずに申し訳ない気持ちと供花を贈ってくれたことへの感謝の気持ちを伝えられます。

供花のお礼状にはマナーがあります。様式は、ハガキか封書で出しましょう。黒やグレーの枠がはいったものが一般的です。仕事の関係者や親族に対してはメールでも構わないという考えもありますが、感謝の気持ちが伝わりやすいのはハガキか手紙といえるでしょう。

お礼状を書くときは、忌み言葉や重ね言葉を避けます。使うべきでない忌み言葉は、4や9の数字です。死や苦しみを連想させてしまうため違う言葉で表現しましょう。
重ね言葉は、同じ言葉を繰り返し使った表現です。「たびたび」「ますます」などは、不幸が続くことを連想させるためお礼状では避けた方がよいでしょう。

また、供花のお礼状では句読点も避けるのがマナーです。理由は、つつがなく葬儀を終えられたという意味です。句読点の代わりに、空白や改行を使って対応しましょう。

供花のお礼(返礼品)の選び方

供花のお礼(返礼品)の選び方

親族から供花をいただいたときは、お礼の品を送らなくてもよいとされています。しかし、会社や友人から供花をいただいたときは、お礼状に加えてお礼の品も渡すのが礼儀と言えるでしょう。

供花はお葬式の祭壇に飾られることからお返しの品は、手元に残らない品物が適しています。遺族の悲しみを残さないように、と解釈されているからです。また、贈る相手の家族構成や人数に合わせたお礼の品を選ぶと親切でしょう。

供花のお礼で失敗しないために

供花のお礼で失敗しないために

供花のお礼は、渡しそびれてしまうことや、お礼の品が不足することがあります。それぞれの失敗回避の方法をお伝えします。
渡しそびれの回避方法ですが、葬儀の受付で芳名帳の記載と共に、誰からどの供花をもらったかについても記録しておきましょう。葬儀の時、喪主は来客への挨拶や、対応に追われてしまうことが多いので、親族に頼んでおくのが望ましいです。記入しておけば、後から見直してお礼を伝えられます。

お礼の品の不足は、返礼品は多めに用意しておく必要があります。なぜなら、葬儀が終わってから自宅に訪れ供花を届ける方がいたり、訃報を知った人が供花を郵送してきたりするケースもあるからです。

供花のお礼に独自性は不要です。古くからの習慣やマナーに従って、感謝の気持ちを伝えましょう。

まとめ

供花は、故人が生前お世話になった会社や友人から贈られる、供養の気持ちが込められた花です。菊やユリ、カーネーションが一般的で、故人が好きだった花を選んでくれることもあります。

供花をいただいたときは、お礼状に加えて少しでもいいのでお礼の品を贈ると気持ちが伝わります。お礼の品には消えた物を意識し、感謝の気持ちを込めて渡しましょう。お礼のし忘れが無いよう、葬儀の受付では名前や頂いた供花を控えておくと安心です。

供花は故人を偲び、祭壇を華やかにします。供花を贈ってくれた方の気持ちを受け取り、心を込めて故人に代わってお礼を伝えましょう。