毎年10月31日に行われるハロウィンは、日本では主に家族や友人とホームパーティーを楽しむ人が多いイベントですよね。まだ気楽に外食やイベントに出かけられるご時世ではない中、家の中で満喫できる行事を積極的に楽しみたいという方も多いのではないでしょうか。
ぜひ今年は、ハロウィンの際に飾る人気の「ハロウィン飾り」を、お花を用いて自分で手作りしませんか?
ハロウィンをテーマにした花束やリースなどの飾りは、おしゃれでシックなムードを演出するのに向いているので、大人の女性にこそ作ってほしいアレンジメントです。
本記事では、生花やドライフラワーを中心に、洗練された品のある印象を与える「大人のハロウィン飾り」を手作りするアイデアを紹介します。
かわいいハロウィン飾りを手作りするポイント
エレガントで洗練されたハロウィン飾りを作る最大のポイントは、「色」にあります。
ハロウィン飾りは、「ハロウィンカラー」と呼ばれるオレンジ・紫・黒の3色に絞り、あまり色数を増やさないようにすると綺麗にまとまります。色同士の相性もよく、それほど悩まずにおしゃれでハロウィンらしい装飾が完成するでしょう。
多くの人がイメージする「ハロウィンらしい色」は、ジャック・オ・ランタンやおばけかぼちゃのオレンジ色です。
そのため、手作りでおしゃれなハロウィン飾りにするコツは、かぼちゃを彷彿とさせるオレンジ系のお花や実などを、少しでいいので加えることです。オレンジ系の花材(かざい)がほんの少しあるだけで、一気にハロウィンらしさを演出できます。
紫と黒、あるいは紫と白のみのハロウィン飾りは、確かにモダンで高級感はありますが、ハロウィンがテーマだと気づいてもらえないかもしれません。
飾りに入れるオレンジ色は、かぼちゃのように鮮やかでなくても大丈夫です。ハロウィン飾りの色が全体的に落ち着いている場合は、ブラウン系に近い色やテラコッタなどのほうが調和するでしょう。トーンを少し落とした色味のほうが、家の壁紙や他の家具とも馴染みやすいため、おすすめです。
ハロウィン風「フラワーアレンジメント」の飾りを手作り!
ハロウィンイベントのための装飾は、「包装紙」で演出するのもおすすめです。花束のラッピング以外に、普段家の中で使っている花瓶をハロウィン柄の包装紙でくるむのもおすすめです。
包装紙の色は、花材と同じくオレンジ・紫・黒がよいでしょう。
ハロウィンをテーマにしたアレンジメントを包装紙で手作りする場合は、「柄」が大切なポイントになります。上品でモダンなアレンジメントにするには、包装紙のデザインは、地色の面積に対して、柄が小さいものを選ぶのがよいでしょう。
例えば、ストライプ柄の場合は縞が細いもの。ドット柄も、水玉が小さいものを選んでみて下さい。かぼちゃや魔女といったイラスト入りの包装紙でも、この面積の割合に注目して選べば、十分にシックでおしゃれなアレンジメントが可能です。
お庭をハロウィンでいっぱいに!ハロウィン風ガーデニング飾りを手作りする方法
ハロウィンは、夜がイベント本番です。そこで、日が沈んでからお庭やベランダなどでハロウィン飾りとして活躍するアイテムを紹介します。
最も雰囲気が出るのはかぼちゃのライトです。手先の器用さに自信がある人は、ライトを手作りしてもいいでしょう。
植物の間に飾ったり、吊り下げたりするオーナメントは、黒1色の影絵だとよりハイセンスで不可思議な雰囲気になります。かぼちゃのライトの近くに挿せば、影がさらに効果的にお庭を演出してくれます。
オーナメントの手作りは、インターネット上に無料イラストが数多く掲載されているので、それを下絵にすると、スムーズに手作りできるでしょう。城やコウモリといった、少し難しいモチーフも簡単に作れます。
黒やオレンジ以外の色でも素敵ですが、その場合でも1~2色に絞ったほうがミステリアスな雰囲気になり、おすすめです。
秋の草花を豊富に使った手作り「ハロウィンリース」を飾りましょう
ハロウィンをテーマにしたリース作りは、リースを初めて作る人にもおすすめです。ハロウィンは、オレンジや黒などのハロウィンカラー、それにかぼちゃや魔女といった「伝わりやすい」色やモチーフがあり、それらを花材でリースに入れやすいためです。
また、リースの土台になる輪はブラウン系や黒が多く、ハロウィンリースの花材と色を合わせやすい点も理由の1つです。リース作りは完全に初めてという人も、この機会にチャレンジしてはいかがでしょうか。
洗練されたハロウィンリースはアンティークカラーで
洗練されたハロウィンリースを作るコツは、飾りつけるお花や葉といった花材を、全体的にワントーン落ち着いた色にすることです。クレヨンのようなくっきりした色よりも、アンティークカラーやニュアンスカラー(中間色)にしたほうが、スタイリッシュなハロウィン飾りが作れるでしょう。色のバランスも整いやすいので、おすすめです。
花持ちのために開花期の草花を花材にする
近年はさまざまな栽培法の発達で一年中手に入るお花も増えてきましたが、花材はやはり本来の開花期の草花を使うのがおすすめです。
中でも、マリーゴールドとガーベラはどちらもハロウィンの時期に色鮮やかに咲き誇り、花持ちします。どの花材にすればよいか悩んでいるなら、ぜひ使ってほしいお花です。
マリーゴールドは明るいオレンジや黄のイメージがありますが、実はアンティークカラーや、ワインレッドの入った複色など、品のある優雅なリース作りにちょうどいい色の宝庫です。
ガーベラは、オレンジ、赤、クリームなど、ハロウィンに合う色はほとんど揃っています。また、自然栽培ではありませんが、神秘的で美しい紫も流通しています。貴重なこともあり、ハロウィンに贈るのにふさわしい色です。
もちろん、紫のお花を中心に、モダンでクールなリースを作るのも素敵です。その場合、秋の花であるリンドウやスターチスなどをメインにすると、発色が美しく、花持ちもするのでおすすめです。
まとめ
上品で高級感のあるハロウィン飾りを手作りするコツは、「色」です。ハロウィンカラーと呼ばれるオレンジ・紫・黒は、色同士の相性がよいので、どの組み合わせでも洗練されたアレンジメントになるでしょう。かぼちゃを連想させるオレンジ色を入れると、ハロウィンのムードを演出できます。
ハロウィン飾りに用いる花材は、秋のお花や木の実などから選ぶと色鮮やかで花持ちしやすくなります。手作りしたアレンジメントやリースとともに、ぜひ記憶に残るハロウィンを過ごしましょう。