毎年10月31日に行われるハロウィン。
家の中をお花やオーナメントで飾り、家族とホームパーティーをして過ごす人が増えています。友人とのオンライン・パーティーも人気です。
食卓や花瓶にハロウィンらしいお花を少し飾るだけで、一気に不思議でわくわくする気分になれますね。
ハロウィンに飾るお花は、「ハロウィンカラー」と呼ばれるオレンジ・紫・黒の3色がおすすめです。ですが、数多く並ぶお花のうち、どれがハロウィンにふさわしいのか迷ってしまいますよね。
本記事では、秋に咲き揃うお花の中から「ハロウィンらしい」ものを選び出し、名前や特徴、おすすめのアレンジメントなどについて具体的に紹介します。ぜひ、今年の「おうちハロウィン」を楽しむためのヒントにしていただけると幸いです。
カラー豊富なハロウィンの「おもちゃカボチャ」にお花を添えて
「ハロウィンと聞いて真っ先にイメージするアイテムは?」と質問されたら、おそらく答えの第1位はかぼちゃでしょう。10月になるとさまざまな色や形をした、とても小さなかぼちゃが店頭に並び始め、ハロウィンが近づいているのを実感します。
普通サイズの食用かぼちゃでジャック・オ・ランタンを作るのも悪くありませんが、ハロウィンにはこの小さくて可愛い「おもちゃかぼちゃ」を飾ってみませんか?
おもちゃかぼちゃは、別名観賞用かぼちゃ、あるいはペポかぼちゃとも呼ばれています。食卓や窓辺にただ置くだけで、簡単にハロウィンらしい空間が完成する手軽さも魅力です。
おもちゃかぼちゃは1つ1つかなり異なった形や色をしており、同じものにはなかなか出会えません。数ヶ月間持つので、もし9月ごろ理想のおもちゃかぼちゃを見つけたら、ぜひ購入しましょう。
明るいオレンジ「マリーゴールド」のお花はハロウィンの代名詞?
鮮やかなパンプキンカラーが魅力的な「マリーゴールド」は、ハロウィンイベントに飾られるアイテムと相性抜群です。柔らかな花弁がくしゃくしゃと丸まり、数多く咲いている可愛らしい花姿(かし)は、ハロウィンの心躍る気分をさらに盛り上げてくれます。
マリーゴールドはとても花持ちがよく、夏でも2週間近く飾れます。「ハロウィンになにか花を飾りたい」という人は、まずマリーゴールドをチェックしてはいかがでしょうか。
怪しげな花弁の「ケイトウ」でハロウィンらしさを演出!
「ケイトウ」は、漢字で「鶏頭(けいとう)」と書きます。花姿が鶏のとさかに似ていることから、この名前がつけられました。
ケイトウは、ユニークな花姿と、ベルベットのような花弁の質感が魅力です。赤以外にも、ピンク・オレンジ・紫色などがあり、カラーバリエーション豊かなので、アレンジメントにも取り入れやすいでしょう。
ケイトウの花弁にはふんわりとした独特の柔らかさがあり、秋らしいアレンジメントとうまく調和します。ミステリアスで洗練されたムードにしたい人に、特におすすめです。
鮮やかなオレンジの「ガーベラ」のお花は秋の深まるハロウィンを表現
10月の誕生花である「ガーベラ」は、ちょうどハロウィンの時期が花盛りです。ガーベラはとても色鮮やかで花持ちするので、人気があります。
ガーベラの花弁は、赤・ピンク・白・黄・オレンジといった王道以外にも、他のお花にはあまりない緑色や、二色以上からなる複色(ふくしょく)などがあります。花径(かけい)も、約3cmから12cm以上のものまで、実にさまざまです。
ちなみに、青と紫のガーベラはまだ自然栽培には成功しておらず、白を専門技術で染め上げています。あまり流通していないため、貴重です。神秘的な美しさがあるので、ハロウィンに飾ったり贈ったりするのにふさわしい花です。
他にもたくさんの種類!ハロウィンに合うお花
ここまでは、ハロウィンの主役でもあるオレンジ色中心に、お花を紹介しました。
この段落では、オレンジ色と相性がよく、一緒に飾るとお互いの魅力が引き立つ、ハロウィンにふさわしいお花を紹介します。
真っ赤なフワフワが魅力的なキャットテール(キャッツテール)
「キャットテール(キャッツテール)」は、猫じゃらしに似たフワフワの真っ赤な花穂(かすい)を咲かせる、とても愛らしい花です。
まるで絵本の世界に咲いているような不思議なムードがあり、ハロウィンにぴったりと言えるでしょう。赤は、ハロウィンカラーであるオレンジや紫と相性抜群なので、ぜひアレンジメントに入れたい色です。
オレンジ・紫・黒が揃うトウガラシ
「トウガラシ」の実は、食用として流通している赤やグリーン以外にも、数多くのカラーバリエーションがあります。中でも、オレンジ、紫、黒の実は特にハロウィンの雰囲気に合っていて、アレンジメントのアクセントに適しています。実の形も、細く尖ったものから丸いものまでさまざまなので、理想のイメージに近い実がきっと見つかるでしょう。
トウガラシの中には、葉の色が特徴的な品種もあり、カラーリーフとして人気を集めています。黒や濃い紫の葉は、他のハロウィカラーとも相性がよく、色を合わせやすいので、おすすめです。
秋を代表する和花リンドウも
「リンドウ(竜胆)」は、日本では古くから秋の花として親しまれてきました。花径が約2cmと小ぶりなので、使いやすい点も魅力です。ハロウィンをテーマにしてリンドウを飾る場合、青や紫はオレンジ色とちょうど反対色のため、お互いがとても映えます。
リンドウは敬老の日に贈られる花として人気が高く、以前は和風のアレンジメント中心に使われてきました。ですが、鮮やかで花持ちすることから、現在は和洋問わずさまざまな花束や室内装飾などに用いられています。ハロウィンのアレンジメントでも人気があるので、ぜひ取り入れてみて下さい。
まとめ
実りの秋である10月は、お花屋さんに数え切れないほどの草花が所狭しと並びます。
中でも、鮮やかなオレンジ色が魅力的なおもちゃかぼちゃは、ハロウィンにぜひ飾ってほしい草花の1つです。
それ以外には、秋の花を代表するマリーゴールドやリンドウなどがおすすめです。普遍的な美しさがあり、花持ちもします。ケイトウやトウガラシなどをアクセントとして加えれば、一気にハロウィンらしいアレンジメントが完成します。
今年のハロウィンは、おもちゃかぼちゃと秋の草花で家の中を飾ってみませんか?