花のことをあまり知らない人でも、バラのことは知ってるはず。
香りよく、艶やかで上品なバラの贈り物は誰しもが憧れ、パートナーに贈れば喜んでもらえるでしょう。
バラの代表的な花言葉は「愛」ですが、バラの本数や色によってさまざまな花言葉に変わります。
そして実は本数によってはネガティブな花言葉になる場合もあります。
この記事では、シーンや目的に適した花言葉を伝える為に、バラの本数による意味の変化をお伝えします。
バラを贈る場面に適した花言葉を選んで、そこから本数やカラーを決めることで相手にあなたの思いが伝わるはずです。
バラは贈る本数によって意味が異なる
花には「花言葉」という象徴的な言葉があります。
花言葉の起源は17世紀のトルコとされており、言葉や文字ではなく花に思いを託して贈るという風習があったそうです。
現在では花自体に花言葉があるだけでなく、本数や色によって花言葉が違う場合があります。中でもバラは花言葉の数が多く、たった1本違うだけで全く違う意味の花言葉になることもあるのです。
バラの花束をプレゼントするときは予算に合わせて本数を決める
バラの花束を贈る場合には、告白やプロポーズ、結婚記念日など、贈る場面ごとに適した花言葉になるように本数を選びましょう。
パートナーに花を贈る際に花言葉を伝えると、ロマンティックな雰囲気になることは間違い有りません。
注意するポイントとして予算に応じたバラの本数やカラー、品種にすることです。
当然、お花は本数や品種によって値段が変わりますので希望の花言葉の本数に揃えると、予算と合わないという場合もあると思います。
しかし、本数別の花言葉にも似た意味のものもありますので、予算内で考えているメッセージに近い花言葉の本数を選べば問題ありません。
また、あまり多い本数のバラだと同色、同品種で揃わない場合もあります。品揃えの良い花屋さんであれば当日購入も可能ですが、本数によって異なる花言葉を重視するなら、事前に花屋さんで相談しましょう。その時期一番きれいなバラを用意してもらえるでしょう。
それでは本数別にバラの花言葉の意味を解説していきます。
本数別のバラの花言葉【1~10】
ここからは本数別のバラの花言葉を説明します。贈る本数が少ないとインパクトに欠ける反面、花言葉が重要になってきます。
誕生日や告白、結婚記念日などプレゼントするシーンに合わせてバラの本数を選ぶことで、二人だけの素敵なストーリーができあがりますよ。
1本「あなただけ一目惚れしました」
2本「世界には私とあなただけ」
3本「愛している」「告白」
4本「一生愛し続ける」
5本「あなたに出会えて本当にうれしい」
6本「お互いに敬い愛し合いましょう」
7本「ずっと言えませんでしたが好きでした」「片思い」「ひそやかな思い」
8本「思いやりや励ましをありがとう」「あなたに感謝しています」
9本「いつも一緒にいよう」「いつもあなたを思っています」
10本「あなたはパーフェクトです」「可愛い人」
次は11本から50本の場合のバラの花言葉を紹介します。
本数別のバラの花言葉【11~50】
ここからは花言葉の意味合いが強くなってくるので、プレゼントとして贈る場合にはよく確認してみてください。
11本「最愛」
12本「私と付き合って、日ごとに愛が強くなる」「私の妻になってください」
12本のバラは1本ずつ意味を込めて贈ると言われています。
12本それぞれには「永遠、真実、栄光、感謝、努力、情熱、希望、尊敬、幸福、信頼、誠実、愛情」の意味が込められています。12本のバラをパートナーに贈るときにはこれらをすべて誓うと意味しており、告白のシーンだけではなく、結婚記念日に適しています。
結婚式の演出の1つとして12本のバラを新郎から新婦に渡すシーンもあるようです。
また、欧米では12月12日はダズンローズデーと言われ、恋人や奥さんに12本のバラを贈る習慣もあります。
13本「永遠の友情」
14本「誇りに思う」
15本「ごめんなさい」
16本「不安な愛」
17本「絶望的な愛」
15~17本はネガティブな花言葉が続きますが、これについては後の章で説明します。
18本「誠実」
19本「忍耐と期待」
20本「私のひとひらの愛」
21本「あなただけに尽くします」
22本「あなたの幸運を祈る」
24本「24時間あなたを思っています」
25本「あなたの幸せを祈っています」
30本「ご縁を信じています」
33本「生まれ変わってもあなたを愛す」
36本「ドラマチック」「覚えています」
40本「真実の愛」「死ぬまで変わらぬ愛」
44本「変わらぬ愛を信じます」「出会い」
50本「恒久」「永遠」「偶然の出会い」
50本の花言葉は偶然出会った2人が永遠を誓うプロポーズのシーンで贈るのに適しています。重さも2キロ程度なので、女性でも一人で持ててボリュームのあるサイズ感で写真映えもするでしょう。
次は51本以降のバラの花言葉を紹介します。
本数別のバラの花言葉【51~100】
88本「フォローに注意せよ」
99本「永遠の愛、ずっと好きだった」
100本「100%の愛」
88本の「フォロー」は、相手を気遣い支えるといったニュアンスの意味。これからも支え合っていきたい相手に、強いメッセージを届けられますよ。
本数別のバラの花言葉【101~】
ここからは101本以上のバラの花言葉を紹介します。
100本を超えると重さも5キロを軽く超えてきますが愛情が込められた花束の大きさや重さは格別です。
また、100本以上のバラとなると香りもよく、記憶と直結している嗅覚で味わう至極の瞬間は、一生忘れられない思い出になります。
ただ、サイズも大きくなるので、サプライズで渡す場合はお相手に知られずに運ぶ方法を考え、保管も渡す場所のお店に相談するなど事前の準備も必要となってきます。
101本「これ以上ないほど愛しています」
108本「結婚して下さい」
144本「何度生まれ変わっても好き」
365本「あなたが毎日恋しい」「決して忘れることのない愛」
999本「何度生まれ変わってもあなたを愛する」
1000本「1万年の愛を誓います」
1001本「永遠に」
108本のバラは、「108」を「永遠(トワ)」と読めることもあり、プロポーズにぴったりです。
108本以上の本数のバラには花言葉はありますが、実際にはそれだけの本数のバラの花束を贈ることは稀です。
バラのフラワーギフトは本数に注意!ネガティブな花言葉まとめ
ここまでバラの本数ごとの花言葉を紹介しましたが、中にはネガティブな花言葉もあるので、念のため知っておきましょう。
15本「ごめんなさい」
16本「不安な愛」
17本「絶望的な愛」
15歳から17歳のお誕生日のプレゼントとして、年齢に合わせて15~17本を贈る場合は問題ないですが、お誕生日以外の目的でプレゼントするときは本数を調整しましょう。
まとめ
今回はバラの本数によって異なる花言葉についてご説明してきましたが、「愛」にまつわる花言葉が多いなか、本数によってはネガティブな内容の花言葉も含まれているので、贈る場合にはその本数は避ける必要がありますね。
また、バラの本数が多くなってくるとボリュームも増えますので、自分が用意や準備をするだけではなく、受け取った相手がその後にどうやって運ぶかも考えておきましょう。
公共交通機関のバスや電車で大きなバラの花束を自分で持ち運ぶのは、気恥ずかしいものですし、物理的にもかなりしんどく、せっかくのバラの花束が傷ついたりする可能性も大きいです。
贈る相手は大切な人のはず。でしたら、相手が一番喜ぶ方法を考えましょう。