コラム

2022/07/14

フラワーロス支援ができるお花の購入方法まとめ

「フラワーロス」とは、お花が十分新鮮で瑞々しいにもかかわらず、さまざまな理由によって消費者に届く前に大量廃棄しなければならない問題のことです。

これらのお花は、廃棄される前に私たちにも救えます。特に、コロナ禍のこの2年間にフラワーロス支援の取り組みが増えたことで、より簡単に購入できるようになりました。

本記事では、フラワーロスのお花を救うための主な方法である「通販」「直接販売」「お花の定期便(サブスク)」について紹介します。

廃棄される予定のお花を救い、花農家を支援することは、とてもシンプルな行動で実現できます。近所のお花屋さんで売っている1輪のお花を購入するだけでも、十分な支援になるのです。
「せっかくお花を買うなら、フラワーロス支援もできるほうがいい」「フラワーロスのお花を購入する方法について広く知っておきたい」という人は、ぜひ本記事を参考にしてみて下さい。

1輪のお花の購入が支援に!フラワーロスを救おう

1輪のお花の購入が支援に!フラワーロスを救おう

フラワーロスとは、お花が十分に新鮮で綺麗に咲いているにもかかわらず、仲卸業者が定めている規格からわずかに外れるために、買い手がつかなかったり、売れ残ったりするせいで大量廃棄されてしまうことです。

規格外とは言っても、ほんの少し茎が曲がっていたり、他の色が混じっていたりするだけで、とても瑞々しく健康なお花です。それをすぐさま廃棄してしまうのは、あまりにもったいないですよね。

私たちにも、お花を救い、花農家がこれからも経営を続けていけるよう支援することができます。
廃棄予定のお花を購入するためには、通販・直接販売・お花の定期便(サブスク)という3つの選択肢があります。本記事では、それぞれの具体的な方法やメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

フラワーロスのお花を購入する①通販

フラワーロスのお花を購入する①通販

規格外やイベント中止などで廃棄されてしまうお花を購入する方法で、一番身近で簡単なのは「通販」です。

近年はフードロス支援として、食品業界にも形が揃っていない野菜やお菓子を通販でリーズナブルに購入できる仕組みができました。お花に関しても、それと同じ取り組みがあります。規格外となり、町のお花屋さんなどの小売店には並ばないアウトレットのお花は、通販で購入できるのです。

フラワーロス支援の通販は、オンラインショップが生産者から規格外のお花を買い取り、消費者へ販売する流れが一般的です。自分たちで通販サイトを運営している花農家もいます。

通販によるお花の購入は、自由度が高いことが大きなメリットです。町のお花屋さんよりも品数が多いので、選ぶ楽しみがあります。また、お花の定期便(サブスク)とは異なり、継続せずに一度だけ購入したい人や、さまざまなショップのお花を試したい人にもぴったりです。

それ以外に、値段や大まかな色だけを決めると、お花はオンラインショップが選んでくれるお店もあります。「フラワーロスのためにお花を助けたいけど、どのお花を買っていいのかわからない」という人に特におすすめです。

フラワーロスのお花を購入する②店頭販売

フラワーロスのお花を購入する②店頭販売

近所にある町のお花屋さんなどの小売店からお花を購入することも、立派なフラワーロス支援になります。フラワーロス支援で一番大切なのは、1輪でも多くのお花を救い、1人でも多くの人がお花のよさを知ることだからです。

規格外になったお花は、花農家や花農園が直接販売している場合もあります。近場に生産者がいる場合は、ぜひチェックしてみて下さい。

最近では、町のお花屋さんが生産者から規格外になったお花を買い取り、自分のお店で販売するケースも増えています。1輪ごとの場合やブーケになっている場合など、販売の仕方はお店ごとに異なります。
産地や市場直送の新鮮なお花がリーズナブルな値段で手に入るため、お店によっては開店後すぐに売り切れてしまうこともあります。

アウトレットのお花を買い取って町のお花屋さんが販売するというビジネスモデルは、都心のお花屋さんにも次第に広まってきているので、近くに生産者がいない人にも購入しやすいでしょう。「お花は自分の目できちんとチェックしてから買いたい」という人におすすめです。

フラワーロスのお花を購入する③お花の定期便

フラワーロスのお花を購入する③お花の定期便

お花の定期便(サブスク)は、最近流行している購入方法です。
最近では、コロナ禍であまり自宅から外出できない日々が続いたため、少しでも家の中を明るくしたいと考える人が増えたことで人気が高まりました。
定額制で自宅まで届けてくれるので、忙しくてお花を買いに行ける時間が取れない人にもおすすめです。

そんな定期便のなかには、フラワーロス支援のためのサービスもあります。生産者からアウトレットのお花を買い取り、花束にして利用者へ送ってくれます。配達方法は、宅急便かポスト投函のどちらかが一般的です。

定期便のデメリットは、新鮮なうちにお花を届けるため、通販よりも配達エリアが狭いことがあること。ご利用の際は、まず自宅がサービスの配達範囲かどうかを先にチェックしておいて下さい。

フラワーロスも回避!購入した花での手作りにはカスミソウが人気

フラワーロスも回避!購入した花での手作りにはカスミソウが人気

フラワーロス支援で購入したお花を長く楽しみたい人におすすめなのは、カスミソウです。カスミソウは乾燥させやすいのでドライフラワーに加工しやすく、生花として楽しんだ後も長く楽しめます。

カスミソウは、スワッグやリース、ハーバリウムのアクセサリーなどの手作りにとても適したお花です。小ぶりな花は、どんなお花ともバランスよく合わせられますよ。

カスミソウだけでアイテムを作っても可憐ですが、メインに大きなお花を持ってきて、横にカスミソウを添えると、奥行きが出るのでおすすめです。

まとめ

これまで、規格外となったりイベントでの需要がなくなったりすると、お花はすぐに廃棄されていました。ですが、近年は少しずつ、お花と花農家を救うための取り組みが広まってきています。

廃棄予定のお花の主な購入方法は、通販、直接販売、そしてお花の定期便(サブスク)です。フラワーロス支援を目的にしているお店やサービスも増えているので、ぜひチェックしてみて下さい。ボリュームのある花束などがリーズナブルな値段で購入できるので、お花を飾る暮らしをこれから始めたい人にもおすすめですよ。