あなたは誕生花を検索したことがありますか?365日、1日1日ごとに花が割り振られている誕生花。
自分の生まれた日や、周りの人の誕生花は何なのだろうと気になって、インターネットで検索したかもしれませんね。
しかし実際に調べてみると、それぞれのサイトで誕生花がばらばらに紹介されていることがわかります。結局、どの花が一体本当の誕生花なのだろうかと思いますよね。
今回は、なぜ誕生花に決まりがなくばらばらなのか、その理由や起源を紹介します。また、誕生花をギフトとして贈りたいという方もいると思います。誕生花を選ぶ際のポイントや注意する点も合わせて紹介するので、ぜひギフト選びの参考にしてくださいね。
誕生花がばらばらに紹介されているのはなぜ?そもそも誕生花とは
そもそも誕生花とは、生まれた月日にちなんだ花のことです。
生まれ月だけでなく、「サクラ」は4月7日、「ヒマワリ」は8月8日というように、365日の日付ごとにも花が設定されています。
日本だけでなく世界中に誕生日と花を結びつける風習があり、各国で様々な誕生花があります。その時期に旬を迎える花や、人気の花が選ばれることが多いです。
しかし、先ほど書いた通り検索サイトや書籍によって誕生花はばらばらに紹介されています。たとえば、あるサイトでは3月3日は「ナノハナ」ですが、別のサイトだと「ハナモモ」となっている、といった具合です。
また、サイトによっては複数の花が挙げられていることもありますし、ざっくりと月ごとに紹介されている場合もあります。
サイトによってばらばらな誕生花 その起源は『神話』
サイトによってばらばらな誕生花は、起源も実はばらばらで、国や地域によって違います。
中でも古くから伝わっている有名な起源が、古代ギリシャやローマの神話です。
古代ギリシャやローマの人々は、草や花などの自然、そして時間や月日といった時に、それぞれ神様がいると考えていました。
そのため、ある月、ある日に咲く花を見て、「何か意味があってこの日に咲いているのではないか?」「神様からのメッセージなのではないか?」という思想に至ったのです。
これは、神話に神様が多く登場することから読み取れます。当時の人々は神の存在を身近に感じ、その時期に咲いた花と、月日を意味あるものとして結びつけていたのです。
誕生花がばらばらなのはその『起源』に諸説があるから
もちろん、古代ギリシャやローマ神話も諸説の一つです。起源や根拠は国や地域によって様々なので、一概にコレというものはありません。
土地や気温、季節が違えば咲く花も違います。また、風習が違えば考えや根拠も変わります。
このように、それぞれの人がそれぞれの考えや根拠で誕生花を決めています。そのため、誕生花がばらばらなのです。
ばらばらな誕生花の中で正しいものは⁉正解はない!
このように、ばらばらに紹介されている誕生花の中で、この花が正解ということはありません。
この誕生花の由来や情報は絶対的に正しいとされるものも、その逆に嘘というものもありませんから、誕生花を厳格に捉える必要はないのです。
ただ、誕生花は一般的にその時期に旬を迎える花が多いです。これは、誕生花と月日が密接に結びついているからという起源と同時に、誕生花を買ってほしい花屋さんの流通事情も含まれています。
誕生日はその季節が旬であり、市場に流通している花が選ばれることが多いです。そのため、3月にヒマワリ、5月にコスモスなどといった事例はあまりありません。
ですから、誕生花はサイトによって日は違っても、同じ月の花を見てみると意外と同じ花や似たような花が並んでいた、ということもあります。
ばらばらな誕生花からギフトを選ぶときは自分の好きなものを!
誕生花を調べる人の中には、自分の誕生花を知りたいという他に、ギフトとして相手の誕生日に贈りたいという方も多いと思います。
ギフトであれば、ますます誕生花がばらばらに紹介されていると迷ってしまいますよね?
前述の通り、誕生花にはきまりや法律はありません。そのため、もし誕生花が複数あることでお悩みなら、自分が好きな花や気に入ったものを選べばよいでしょう。
ここからは、誕生花からギフトを選ぶ方法や注意点について説明します。
ばらばらな誕生花からギフトを選ぶ方法!ポイントは『花言葉』
誕生花を選ぶポイントとしては、見た目や値段、大きさなどがあります。ギフトであれば、贈る相手の好きな色や好みを考慮してもよいですね。
また、花の贈り物の選び方として定番となっているのが花言葉です。相手に対する感謝の気持ちや、相手に対する尊敬や親密、幸せを願うといった意味が込められている花言葉は、贈り物としてぴったり。
誕生花であることに加えて、すてきな花言葉を添えて贈れば、相手も喜んでくれそうですね。
誕生花がばらばらでも一つに絞る必要はない!フラワーギフトのコツ
ばらばらな誕生花からギフトを選ぶ方法がわかりましたか?
しかし、そもそも誕生花がばらばらでも、あえて一つに絞る必要はないという考えもあります。花には、花束やフラワーアレンジメント、プリザーブドフラワーなどいろいろなギフト方法があるのです。
これらのギフトは、1つの花だけでなくいろいろな花が入っていることがほとんどです。ですので、誕生花が複数あるのなら、複数の花を入れてアレンジしてもらう方法がおすすめです!
誕生花は基本的にその時期に旬を迎える花が多いですから、一番美しいときの花を贈ることができます。季節感のあるフラワーギフトにもよく馴染むのでぴったりです。
ばらばらな誕生花からギフトを選ぶ際の注意点!購入可能か確認を
ばらばらな誕生花からギフトを選ぶ際には、注意するべき点もあります。
まず、そもそもあなたが買いたい誕生花は購入可能でしょうか?
誕生花は季節に合ったものが多いので時期的には手に入りやすいですが、誕生花がマイナーな花だった場合は店頭に置いていない場合もあります。
花は生物ですから多めにストックしておくことは難しく、需要が少ない花はなかなか扱えません。贈るまでに時間があれば取り寄せてくれる場合もありますから、買いに行く前に事前に問い合わせて確認することをおすすめします。
また、花言葉についても注意が必要です。あまり花言葉にとらわれすぎるのもよくありませんが、ネガティブな花言葉はないか贈る前に調べておくと安心です。特に贈る相手が花が好きだったり、詳しかったりする場合は気を付けたほうがよいでしょう。
それぞれの月の代表的な誕生花
1月の代表的な誕生花「スイートピー」
2月の代表的な誕生花「フリージア」
3月の代表的な誕生花「チューリップ」
4月の代表的な誕生花「カスミソウ」
5月の代表的な誕生花「カーネーション」
6月の代表的な誕生花「バラ」
7月の代表的な誕生花「ユリ」
8月の代表的な誕生花「ヒマワリ」
9月の代表的な誕生花「ダリア」
10月の代表的な誕生花「ガーベラ」
11月の代表的な誕生花「ブバリア」
12月の代表的な誕生花「カトレア」
まとめ
誕生花がばらばらな理由は、起源が諸説あるためでした。
誕生花の中でこれが本物ということはないので、好きなものを選んでください。
ギフトとして誕生花を贈る場合は、相手の好みを考えたり花言葉を添えたりすると、さらに気持ちがこもりますね。ばらばらな誕生花を花束やアレンジメントなどにまとめて、フラワーギフトとして贈るという方法もあります。
誕生日に紐づいた特別な誕生花。ばらばらな検索結果でも、せっかくですからぜひそれぞれの花について調べてみてくださいね。