家族を支えてくれるお父さんにとって、退職というのは人生の一つの節目です。そうした大切な場面では、気持ちを形にしてプレゼントすることをおすすめします。形のあるプレゼントは、それまで頑張ってきたことを家族から認めてもらえた証でもあります。
家族から渡す退職祝いは、会社の退職祝いの「お疲れさまでした」という気持ちと、「これからの人生も楽しんでね」という意味も込められます。
60歳で定年を迎えるお父さんも多く、還暦と退職祝いを合わせて盛大にお祝いするご夫婦、ご家族もいらっしゃいます。
この記事では、退職した後のセカンドライフ(第二の人生)を楽しんでもらうためのお祝いの品を紹介します。お父さんがこれから退職する予定の人は、お父さんの趣味を探りながら素敵な品物が選べると良いですね。
父親を喜ばせよう!退職祝いの選び方を3つ解説
退職したお父さんには、それまでのお世話になった気持ちを込めて退職祝いをプレゼントしましょう。
退職祝いは職場などでも渡されますが、家族から渡されるプレゼントはまた別の嬉しさがあります。その後の人生をさらに頑張るぞという気持ちにもなれます。お父さんに送る場合には、家族としてお父さんの人生を応援できるものがいいですね。
選び方のポイントは3つありますので、参考にしてみてください。
父親の好みを考慮しよう
家族からの退職祝いを渡すときには、お父さんの好みを考慮しましょう。退職祝いを贈った後に使ってもらえないのは、寂しいですからね。
社会人であったときには無難な色(黒、紺、グレー)の品物を選ぶことが多い人でも、退職後は明るいネオンカラーのアイテムを好むことがあります。
渡した後に使ってもらえるものを選ぶなら、お父さんと一度じっくり話をしてみると良いでしょう。知らなかった一面を知ることができるかもしれません。
定年退職なら体験ギフト系がおすすめ
定年退職をするお父さんには、体験型ギフトがおすすめです。旅行やツアーに申し込んでおくというのもいいですね。
また、体験型ギフトのカタログをプレゼントする仕方もあります。金額に応じたカタログをプレゼントして、自分で選んでもらいましょう。
ビジネスを離れ、定年後は自宅での時間が増えるので、仕事を張り合いにしていた人は気持ちが落ち込んでしまうこともあります。体験型で気持ちを外に向けてもらうと、お父さん自身がその後にやりたいことを見つけて日常を充実させ、セカンドライフを楽しみたいという気持ちになってくれますよ。
これからも仕事を続けるなら実用的なものを選ぶ
退職後のライフスタイルは大きく変化しますが、その後も仕事を続ける予定なら仕事に使える実用的なものが喜ばれます。名前を入れたボールペンなどは、新しい職場でも自慢できそうですね。
父親へ贈る退職祝いの相場
父親に贈る退職祝いの予算の相場は、5,000円〜30,000円が一般的です。1人で選んで贈るのか、家族でまとめて渡すのかによっても、金額は変わってきます。
仕事一筋で頑張ってきたお父さんの場合、あまり価格が高すぎると自分が馬鹿にされているのではと感じてしまう人もいるようです。もらう側としても受け取りやすい、無理のない金額が良いようです。
金額よりも、そのプレゼントがお父さんに合っているかどうかでじっくり選んだ方が喜んでもらえるでしょう。お父さんのこれからを応援できる品物が見つかるといいですね。
金額も大切ですが、退職祝いを渡すことは人生の節目に立ち会うことです。お父さんが退職した後の人生を楽しんでもらえるようなプレゼントを選べると良いですね。ここからは、「父親が喜ぶ退職祝い人気ランキング」を紹介します。
父親が喜ぶおすすめ退職祝い第1位:グルメ・酒
お父さんへの退職祝いのおすすめ第1位は、グルメ・酒です。
日本酒、ワイン、クラフトビール、芋焼酎。仕事の疲れをお酒で癒していたお父さんには、特におすすめですね。
そのまま渡すのではなく、少し手を加えたお酒が最近では人気です。ラベルに名前や似顔絵をオーダーメイドで入れることで、世界にたった一つという特別感が出ますし、飲んだあとも楽しめると好評です。
大好きなお孫さんが描いた絵を装飾してもらうのも良いでしょう。どんなラベルなら喜んでもらえるか、じっくり考えてみてくださいね。
お猪口、ぐい呑み、升、グラスなど酒器類とのセット商品も人気です。お母さんとのペアのワイングラスなどもおすすめ。
お酒が苦手な父への贈り物は、ちょっと贅沢なブランド牛などの高級食材や有名店のお菓子・スイーツ・コーヒーなどのお取り寄せグルメはいかがでしょう。
父親が喜ぶおすすめ退職祝い第2位:タンブラー・グラス
タンブラーやグラスは、手頃な価格のものもありますね。すでに愛用している人も多いのではないでしょうか。
退職祝いで贈られるタンブラーやグラスは、素材や機能にこだわって選びましょう。有意義な時間のお供に最適です。持った時の感触を気にして選ぶと、男性にはウケが良いです。
近年人気の保温保冷機能付きのタンブラーはステンレスなど金属製のものが多いですが、一般的なタンブラーには木製や有名な焼き物のギフトグッズもあります。ワンランク上質のものを使うことで、退職後も気持ちにハリが出ます。
さらに、デザインにもこだわると、退職シーンの特別な思い出になりますね。名前を入れたり、似顔絵を入れたりすれば、世界に1つだけの専用のものが仕上がります。名入りや自分の顔があると、ものに対しての親しみも湧きやすく、長く愛用してもらえます。
父親が喜ぶおすすめ退職祝い第3位:フラワーギフト
退職するお父さんへの贈り物として、花は昔から不動の人気です。お花を贈ることで、その人のそれまでの功績を称え感謝している気持ちを表現しています。花言葉に託した気持ちも伝わるでしょう。そんなフラワーギフトは、退職祝いにふさわしいといえますね。
花束は職場で受け取っている場合もあります。ですが、感謝の気持ちのこもったフラワーギフトはいくつあっても嬉しいものです。記念品とセットで贈るのも良いでしょう。
お父さんの好きな色の花を集めてみたり、インテリアにもなるおしゃれなハーバリウムやプリザーブドフラワー、ドライフラワーを選んでみたりするのもオススメです。
父親が喜ぶおすすめ退職祝い第4位:メッセージギフト
退職を記念したメッセージギフトも人気です。メッセージギフトはオリジナルのメッセージだけでなく、小物と一緒に贈ります。メッセージとタンブラーの組み合わせや、メッセージカードとフラワーギフトのセットがよくみられます。
その他にも、メッセージをそのまま刻印して、ずっと気持ちが形に残るようにしている場合もあります。額に入ったメッセージボードなどは、家族みんなのメッセージがあると心に響いて最高の退職祝いになりますよ。
父親が喜ぶおすすめ退職祝い第5位:旅行・体験ギフト
退職祝いに旅行や体験をプレゼントするのも良いでしょう。旅行や体験型ギフトのメリットは、お父さんが興味の幅を広げることができることです。
退職後は気力を失ってしまう人もいますが、旅行や体験を通してゆったりとした時間を過ごし、お父さん自身が新しい自分を発見できます。在職中は仕事で忙しく、それまで趣味の時間をゆっくり楽しむことがなかったお父さんにもおすすめ。旅行券や旅のカタログギフトを利用すれば、好きな旅先を選べます。
意外と人気!父親へ贈るのにおすすめのフラワーギフトを紹介
以前は、退職後はのんびりと家で過ごす人が多かったようです。ただ最近は、退職後でも新しいことにチャレンジする人が多くみられます。起業したり、新しい趣味にチャレンジしたりといった具合です。退職後の予定がある程度定まっている場合は、フラワーギフトを贈ることで、さらにこのひとつの節目を意識できます。
ここからは、退職したお父さんにぴったりのフラワーギフトを紹介しましょう。
プリザーブドフラワー
生花から水分を抜いて作られるプリザーブドフラワーは、時間が経っても美しさを保つことができます。手入れが少なく、そのまま飾って置けるのもメリットのひとつです。
プリザーブドフラワーやドライフラワーをガラスの瓶につめたハーバリウムもインテリアアイテムとして人気です。
フラワーアレンジメント
フラワーアレンジメントは、贈る方も贈られた方も気軽に飾ることができるのがメリットです。退職祝いには、明るい未来を想像させるオレンジや黄色の花が主役になることが多いです。豪華な花盛りをもらうと、それまでの頑張りを認めてもらえたという気持ちが心からあふれてくることでしょう。
ブーケ
退職祝いに花をプレゼントすると、贈られた人は節目を迎えたんだという気持ちになれます。退職祝いでおすすめなブーケ(花束)の形式として、スタンディングがおすすめです。このスタイルであれば、もらってそのまま飾ることができます。お父さんが好きな花で、退職の場面を彩ってみませんか?
まとめ
退職祝いをお父さんに渡すことは、気恥ずかしく感じる人もいるかもしれません。退職祝いは主に職場で行われるものですが、家族間でもお互いを認め合うひとつの行事として必要です。
ずっと仕事を家族のために頑張ってきてくれたことに対する「ありがとう」と「お疲れ様」の気持ちを伝えられます。
退職祝いを贈ると、その後のお父さんの人生にも張り合いが出ます。趣味のゴルフや水泳、音楽、写真などを極めてみたり、料理に目覚めてキッチンに立つなど新しい一歩にもつながるでしょう。
新しい生活が始まったお父さんに、いつまでも元気でいてもらうために、ぜひ退職祝いを贈ってくださいね。