大切な人が入院や自宅療養をしていたら、「早く元気になってね」と気持ちを込めてお見舞い品を贈りたいものです。
しかし、いざお見舞い品を選ぼうとすると、何を選んで良いか迷ってしまいますよね。
病気やケガのお見舞いの品を選ぶには、相手の体調や状況を第一に考えた気遣いが大切です。
相手に気持ちよく受け取ってもらうために、ギフトの相場やマナーなども知っておくと良いでしょう。
この記事では、お見舞いの品を選ぶポイントやマナーを詳しく解説します。また、贈る相手別におすすめのギフトも紹介しています。
お見舞いの品に何を贈って良いか迷っている人や、お見舞い品を贈る際のマナーなどを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
大切な人へのお見舞いの品の選び方!ポイントを解説
大切な人へは、元気になってもらえるお見舞い品を選びたいものです。
はじめに、入院中の人と自宅療養中の人、それぞれの状況に合ったお見舞い品の選び方のポイントを解説します。
入院中の人へのお見舞い品の選び方
病気やケガで入院中の人へのお見舞い品は、体に負担のかかりにくい飲食物が多く選ばれています。フルーツやゼリー、ジュースなどは病室でも食べやすいため、定番のお見舞い品です。
病院では自由に食事ができないため、入院中の人の好きなものを贈っても喜ばれるでしょう。
ただし、相手の状態によっては食事制限をしている場合があるため、配慮が必要です。
病院やご家族に確認をとった上でお見舞い品を選んでも良いかもしれません。
自宅療養中の人へのお見舞い品の選び方
自宅療養中の人は、体が回復に向かっている場合が多いです。そのため、入院中の人へのお見舞い品よりも幅広い品物を選べます。食べ物だけでなく、相手の趣味に関するものなどを選んでも良いでしょう。
「早く元気になってね」という気持ちを込めて贈りたいですね。
お見舞いの品の相場は?
お見舞い品を贈る上では、相場も気になりますよね。
一般的なお見舞いの相場は、家族や親族は10,000円、友人は5,000円、職場の人は3,000円程とされています。
お見舞いに現金や商品券を贈ることもありますが、目上の方にお金を贈るのは失礼に当たります。注意が必要です。
身近だからこそ気をつけたい!お見舞いの品を渡すマナー
お見舞いの品を渡すには、いくつかのマナーがあります。
今回は、以下の3点を紹介しますので、確認しておきましょう。
熨斗(のし)は基本いらない
お見舞いの品やお見舞金を贈る際には、熨斗(掛け紙の飾り部分)のない掛け紙をつけます。水引は紅白を使用し、必ず結び切りを選びましょう。
結び切りには「繰り返しを避ける」という意味があるため、二度と繰り返さないでほしい物事に使用します。
表書きは「御見舞」
掛け紙の表書きは上段に「御見舞」と記し、下段に贈り主の名前(姓または姓名)を書きます。
贈る品はもちろん、熨斗や表書きなどの見た目の配慮も大切にしましょう。
事前にお見舞いすると伝えておく
病気の見舞いに突然行くことは厳禁です。入院直後や術後など、お見舞いに行くべきではない状況の場合もあります。お見舞いをする時は相手の体調を第一に考えて、事前にお見舞いすることを伝えておきましょう。
相手別に紹介!【家族】におすすめのお見舞いの品5選
ここからは、お見舞いにおすすめの品を、相手別にご紹介します。
家族におすすめのお見舞い品としては、以下の5点があります。
フラワーギフト・花
フラワーギフトは、定番で人気の高いお見舞い品です。花を飾ることで、一気にその場が明るくなりますよ。
パジャマ
入院中や自宅療養中に何かと必要になるパジャマ。おしゃれで着心地の良いパジャマは、喜ばれるお見舞い品のひとつです。
果実
手軽に食べられる果物も、お見舞いの品として多く選ばれています。季節に合った旬の果物がおすすめです。
メッセージカード
メッセージカードは、言葉とは一味違った嬉しさがあります。「早く元気になってね」と思いを込めたメッセージカードは喜ばれることでしょう。
タオル
実用的なタオルは何枚あっても嬉しいものです。「今、治る」という縁起の良い語呂で人気の今治タオルは、お見舞いにぴったりのおすすめの品です。
相手別に紹介!【友達・同僚】におすすめのお見舞いの品5選
次に、友達や同僚におすすめのお見舞いの品を5点ご紹介します。友達や同僚には、相手に気を遣わせないような手軽なものがおすすめです。
フラワーギフト・花
フラワーギフトは、どのような人に贈っても喜ばれるものです。友達や同僚が好きな花を選ぶと、より喜んでもらえるでしょう。
寄せ書き
友達や同僚の皆で書いた寄せ書きもおすすめです。仲間からの温かいメッセージは、励みになることでしょう。
お菓子・スイーツ
手軽に食べられるお菓子やスイーツも、お見舞いにぴったりの品です。入院中や療養中はすぐに食べられない場合もあるので、日持ちのするものを選ぶと良いでしょう。
小説・詩集
入院中や療養中は、普段よりも静かな時間が続きます。仲の良い友達や同僚には、本をお見舞い品として贈るのもおすすめです。
枕・クッション
入院中や療養中は、病院や家で過ごす時間が増えるため、枕やクッションを贈るのもおすすめです。おしゃれな枕やクッションはインテリアアイテムとしても使えるため、喜んでもらえるでしょう。
相手別に紹介!【上司・先輩】におすすめのお見舞いの品5選
最後に、会社の上司や先輩におすすめのお見舞いの品を5点ご紹介します。
フラワーギフト・花
どのような場面にもふさわしいフラワーギフト。フラワーギフトは、上司や先輩のような目上の方へもぴったりな豪華なお見舞い品です。
お茶
リラックス効果のあるお茶は、入院中や療養中の人へも贈りやすいお見舞い品です。
上司や先輩には、お茶の詰め合わせなどの上質なギフトセットがおすすめです。
グルメギフト
食べることが好きな人へは、グルメギフトがおすすめです。
食事制限があるような場合には、退院後や療養が落ち着いてから選べるギフトカタログも良いでしょう。
スイーツ
スイーツ(洋菓子・和菓子)は、定番で人気のお見舞い品です。上司や先輩にはブランドのお菓子など高級感のあるお見舞い品がおすすめです。
ブランケット
ブランケットは羽織りものとしても使えるため、様々なシーンで活躍します。おしゃれで触り心地の良いブランケットは、お見舞いに最適です。
無難で人気!お見舞いの品には上質なフラワーギフトがおすすめです
ここまでお見舞いにおすすめの品を紹介してきましたが、やはり無難で人気が高いのは、上質なフラワーギフトです。
お見舞いの品にぴったりのお花
お花は、飾ることでその場所を明るくしてくれます。お見舞いの品には、病室や家の中でも季節を感じられる旬のお花を選ぶと良いでしょう。
おすすめフラワーギフト
一言にフラワーギフトといっても、様々な種類があります。
定番の花束(ブーケ)は、華やかで人気のお見舞い品です。また、箱に入ったボックスタイプのアレンジメントもおすすめです。アレンジメントは水換えが不要なので、病室にも飾りやすいですよ。
ただし、中には生花を贈ることができない病院などもあります。そういった場合は、プリザーブドフラワーや、ハーバリウムなどの加工花がおすすめです。加工花は枯れることがなく、また花の香りもないため、気兼ねなく贈れます。
まとめ
このページでは、お見舞いの品の選び方やおすすめのギフトをご紹介しました。
お見舞いの品は、フラワーギフト、お菓子やお茶、クッションやブランケットの雑貨などが人気です。贈る相手に合わせて3,000円〜10,000円程度で選ぶと良いでしょう。
中でもフラワーギフトは、どのような状況であっても贈りやすい華やかなギフトです。生花のブーケに限らず、プリザーブドフラワーのような加工花もおすすめですよ。
贈る相手の体調を第一に考え、素敵なお見舞い品を選んでみてください。