コラム

2022/07/04

卒寿のプレゼントにおすすめ 花のギフト

卒寿を迎えるおじいちゃん・おばあちゃんに、何かプレゼントがしたいけど、一体何を贈ればいいのか、また、いつプレゼントをすればいいのか迷っていませんか。

何を贈っても、いつプレゼントしても、基本的には自由です。
しかし、せっかくのプレゼントを喜んでもらうためには、最低限、覚えておいたほうがよいこともあります。

この記事では、卒寿のお祝いに贈るプレゼント選びのポイント、贈るタイミング、マナーや注意点について解説します。

贈り物としては、お花のギフトを中心にご提案します。

ぜひ、参考にして、卒寿のお祝いをよい思い出にしてくださいね。

卒寿は90歳のお祝い その由来は?

卒寿は90歳のお祝い その由来は?

卒寿は、90歳の長寿のお祝いです。
卒業の「卒」の略字が「卆」であり、分解すると「九十」となることに由来しています。

卒寿の祝いは、60歳の還暦、70歳の古希、77歳の喜寿、80歳の傘寿、88歳の米寿、そして卒寿と続く6番目の長寿祝いとなります。その次に99歳の白寿、100歳の百寿が待っています。

卒寿のプレゼントを贈るのは、どのようなタイミングがふさわしいでしょうか。

卒寿のプレゼントはいつ贈る?満年齢の90歳の誕生日に

卒寿のプレゼントはいつ贈る?満年齢の90歳の誕生日に

卒寿の90歳というのは、数え年での90を意味しています。
しかし現在、社会的に数え年を使うこと自体がなくなり、卒寿のお祝いについても、満年齢の90歳でお祝いすることが一般的になっています。

卒寿のプレゼントを贈るタイミングに、特に決まりはありませんが、満90歳で卒寿を迎えることから、その年の誕生日に家族でお祝いをし、当日にプレゼントを渡すのが標準的なスタイルになっています。

親類縁者が集まりやすいことを考慮し、お正月やお盆の時期にお祝いするケースもあります。敬老の日や父の日・母の日、ご夫婦ともに健在の場合は結婚記念日など、他の記念日に合わせてお祝いすることもあります。

卒寿のプレゼントを選ぶポイントは?カラーよりも喜ぶもの!

卒寿のプレゼントを選ぶポイントは?カラーよりも喜ぶもの!

卒寿のプレゼント選びのいちばんのポイントは、喜ぶものを選ぶことです。

おじいちゃん・おばあちゃんのことをよく知っていれば、何を贈れば喜んでくれるかも簡単に分かるのかもしれませんが、難しければいくつかのヒントを頼りにしましょう。

長寿のお祝いには、それぞれ祝いの色(テーマカラー)があります。たとえば60歳の還暦には「赤」というカラーがありますが、還暦には赤のちゃんちゃんこを着せるのがよく知られていますので、すぐに察しがつくでしょう。
卒寿の祝い色は「紫・白」とされています。めでたい色として「紅白・金銀」が選ばれる場合もありますが、基本は「紫・白」です。

卒寿のお祝い選びに迷ったら紫か白のものを選びましょう。おじいちゃん・おばあちゃんにも、卒寿という祝いの日のことをよく理解してプレゼントを選んだことが伝わります。

おじいちゃん・おばあちゃんにとって、何か特別な思い出や、思い入れのある品があれば、思い切ってそれをプレゼントしているのもよいでしょう。
趣味やライフスタイルが分かっていれば、それをヒントに喜びそうなものを探してみましょう。
前から欲しいと言っていたものがあれば卒寿の記念にプレゼントしましょう。
もはやテーマカラーに固執する必要はありません。

卒寿にプレゼントを贈る際のマナー・注意点

卒寿にプレゼントを贈る際のマナー・注意点

卒寿のお祝いにプレゼントを贈るなら、覚えておいたほうがよいマナーや注意点があります。

年寄り扱いするものは贈らない

卒寿というと、長寿のお祝いですから、年齢に見合ったものを渡そうと考えてしまいがちです。しかし、長寿のお祝いには「その人に若々しく元気に人生を楽しんでほしい」という思いが込められています。年寄り扱いしたり、不必要に年齢を感じさせてしまうものは贈らないようにしましょう。

この例には、補聴器、老眼鏡、杖などがあげられます。

健康状態を考慮してプレゼントを決める

お祝いのプレゼントとして、旅行や食事に行ったり、旅行先でお祝いをしたりすることがありますが、ご高齢の状態で、旅行が難しい場合もあるでしょうし、食事に行くことも負担になってしまう場合があります。

卒寿のプレゼントは、できるだけ身体的な負担がかからないものをしましょう。

縁起の悪いものはNG

日ごろは気にならなくても、よく考えると縁起がよいとはいえないものが世の中にはたくさんあります。
「櫛」や「シクラメン」は「苦」や「死」を連想させます。仏花である「菊の花」や「白いハンカチ」にはお葬式のイメージがありますし、「椿」は首からぽとりと落ちる様子がお祝い向きではありません。
長寿のお祝いである卒寿には、いずれもふさわしくありません。

卒寿のプレゼントに人気① 記念になるもの

卒寿のプレゼントに人気① 記念になるもの

卒寿のプレゼントとしては、記念になる品が人気です。
例えば、名入れグッズ、似顔絵グッズ、生まれた日の新聞が付いてくるグッズなどがあります。特別感のあるプレゼントを贈りたい場合におすすめです。

卒寿を迎える人の名前を入れ込んだポエムをプレゼントできる「名前詩」も特別感のある贈り物として人気があります。普段は伝えられない感謝の気持ちを、プレゼントとして伝えてみてはいかがでしょうか。

卒寿のプレゼントに人気② いやし・健康グッズ

卒寿のプレゼントに人気② いやし・健康グッズ

いやし・健康グッズも、卒寿のプレゼントとして人気があります。
例えば、いやしグッズとして、「まごの絵デザインギフト」がおすすめです。お孫さんの描いた絵をガラス面に彫刻するといったもので、時計・フォトフレーム・プリザーブドフラワー・タンブラーなどの種類があります。

健康グッズとしては、マッサージ機、安眠グッズ、座椅子などがおすすめです。健康グッズをプレゼントするとともに、いつまでも健康で元気に人生を送ってほしいという気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

卒寿のプレゼントに人気③ 美味しいもの

卒寿のプレゼントに人気③ 美味しいもの

卒寿のプレゼントとして、美味しいものを贈ることも人気の一つです。お酒・グルメ・スイーツなど、卒寿を迎える人の好みに合わせてプレゼントするといいでしょう。

商品によっては、名入れすることができたり、メッセージを入れることができたり、卒寿を迎える人が生まれた年の新聞が付いてくるものもありますので、特別感のある贈り物としても人気です。

卒寿のプレゼントに花を贈る

卒寿のプレゼントに花を贈る

卒寿のプレゼントとしていちばんのおすすめは、お花です。

お花は、種類や容器などのバリエーションが豊富なので、贈る側としても選びやすいですし、相手の好みに合わせやすいプレゼントです。
メッセージカードに感謝の気持ちや普段伝えられない思いなどを書いて、お花と一緒に贈れば、たった一つの特別なプレゼントになります。

卒寿のプレゼントに人気の花は?

卒寿のプレゼントに人気の花は?

では、卒寿のプレゼントとして人気の花には、どんな種類があるでしょうか。ここでは、卒寿のプレゼントとして人気の高い花と花言葉についてご紹介します。

胡蝶蘭(こちょうらん)

胡蝶蘭(こちょうらん)

胡蝶蘭は、花持ちが長く、「幸運を運ぶ」という花言葉があるため、卒寿のプレゼントとして人気があります。また、高級な花というイメージもあるため、コチョウランを選ぶ人は多いです。

バラ

バラ

バラは、長寿のお祝いをするときには、必ず入れておきたい花の一つです。バラは、色によって花言葉が異なります。赤いバラは「情熱」、白いバラは「尊敬」、紫色のバラは「上品・誇り」です。

トルコキキョウ

トルコキキョウ

見た目がトルコ人のターバンに似ていることから名付けられたトルコキキョウ。見た目が華やかで、ボリューム感を出しやすい花でもあるので、お祝いのプレゼントとしてとても人気の高い花です。花言葉は、白いトルコキキョウが「思いやり・清々しい美しさ」、ピンクのトルコキキョウが「優美」といった意味になっています。

スイートピー

スイートピー

出回り時期が長く手に入りやすい花であるスイートピー。卒寿のテーマカラーである紫色は「永遠の喜び」です。卒寿のプレゼントとしては、ピッタリの花言葉ではないでしょうか。ただし、スイートピー全般の花言葉は、「永遠の別れ・門出」といった意味になりますので、注意が必要です。

ダリア

ダリア

フラワーアレンジメントの花として人気があるダリア。ダリアの花言葉には、色によってポジティブなものとネガティブなものがあるので注意が必要です。ポジティブな花言葉としては「感謝・気品」、ネガティブな花言葉としては「移り気・裏切り」となっています。卒寿のプレゼントとしてダリアを選ぶ場合は、紫・赤・ピンクのものを選ぶようにしましょう。

ガーベラ

ガーベラ

色が多彩で、種類も豊富なガーベラ。ガーベラ全体の花言葉は、「希望・先進」です。また、個別には、赤色が「神秘」、ピンク色が「感謝」といった意味をもっています。

卒寿のプレゼントに贈る花のスタイルは?

卒寿のプレゼントに贈る花のスタイルは?

卒寿のプレゼントに贈る花のスタイルには、複数の種類があります。花束、フラワーアレンジメント、鉢植え、ドライフラワー、プリザーブドフラワー、ハーバリウム、観葉植物、などです。

花のアレンジメントとしては、卒寿のテーマカラーである「紫」を基調としてアレンジしてもらうようにしましょう。おじいちゃんやおばあちゃんの好きな花などがあれば、一緒に入れてアレンジすることもおすすめです。

花持ちを長くしたい場合は、プリザーブドフラワーやハーバリウムがおすすめ。おしゃれなインテリアとしても人気です。

ドライフラワーは「老い」を感じさせてしまう場合もありますので注意が必要ですが、好きな方もたくさんおられます。希望があればプレゼントにしましょう。

卒寿のプレゼントには特別仕様の花々を

卒寿のプレゼントには特別仕様の花々を 

卒寿のプレゼントとして花をプレゼントする場合、名入れグッズや似顔絵グッズなどコラボした特別仕様のものをプレゼントすると、特別感のある贈り物をすることができます。

たとえば、プリザーブドフラワーが入れられたケースのガラス面に、卒寿を迎える人の名前と簡単なメッセージを刻印できる商品があります。世界にたった一つの花のプレゼントを贈ることができるので、卒寿のプレゼントとしておすすめです。

卒寿の花のプレゼントにはネット通販を活用!

卒寿の花のプレゼントにはネット通販を活用!

卒寿の花のプレゼントにはネット通販を利用するのがおすすめです。
通販を活用するメリットは、商品画像や口コミなどを見ながらじっくり選べることや、名入れグッズ・似顔絵グッズなど、実店舗の花屋ではあまり取り扱っていないスタイルの商品を選べることにあります。

また、配達日時を調整すれば、あらかじめ購入だけ済ませておいて、お祝い当日に新鮮な状態の花を届けることが可能です。商品の種類の豊富さや予定に合わせて柔軟に対応できます。

卒寿に花のプレゼント 予算はどのくらい?

卒寿に花のプレゼント 予算はどのくらい?

卒寿のお祝いとして花をプレゼントする場合、贈る相手との親密さによって多少予算の相場に違いがあります。
たとえば、祖父母の卒寿に花を贈る場合、一般的に10,000〜20,000円が相場といわれています。また、両親の場合は20,000円。親戚や知り合いの場合は10,000円ほどです。

卒寿の花のプレゼントには、メッセージを添えて

卒寿の花のプレゼントには、メッセージを添えて

卒寿に花のプレゼントを贈る場合は、オリジナルメッセージを添えて贈りましょう。
普段言えない感謝の気持ちや伝えたいメッセージなどを添えることで、特別なものになりますし、喜んでもらえるプレゼントとなります。

添えるメッセージは、長い文章でなくても「いつもありがとう」や「これからも元気でいてください」など、一言でも喜んでもらえます。

もっと記念に残るものにしたい場合は、すでにご紹介した「名前詩」を一緒に添えてプレゼントすることも一つの手です。
名前詩は名前を織り込んだポエムです。注文する際に、贈る相手との関係性や伝えたい思い・メッセージを記入できるので、自分の思いに沿ったポエムを作成してプレゼントできます。

まとめ

卒寿のお祝いに贈るプレゼントについて、納得できるものが見つけられるよう、選び方のポイントや贈るタイミング、マナーや注意点についても交えお話ししました。

お花については、卒寿にふさわしい種類や、贈り方について解説しました。

それでも卒寿のプレゼントに迷ったら、ネットで探してみましょう。
定番のお花のプレゼントから卒寿に合わせて作られた商品など、たくさんのプレゼントアイテムに出会うことができるでしょう。
同じ種類のお花でも、スタイルやアレンジメントなどに違いがありますので、いろんな商品を検索してみて、その中からお気に入りのプレゼントを見つけることができるでしょう。

おじいちゃんやおばあちゃんと、いっしょに探してみるのも楽しいかもしれませんね。