コラム

2022/07/05

冬の花の名前は何?育てる場所別でわかるおすすめ品種

厳しい冬の寒さの中でも、凛として咲いている冬の花の名前をご紹介していきます。気温や環境柄、冬の花は数多いわけではありませんが、しっかりと花を咲かせてくれる冬の花の名前を覚えておきましょう。

またガーデニングが趣味の人は、春や夏だけではなくて冬も花を育ててみると1年中キレイな花たちに囲まれるのでおすすめです。まずは、冬の花の名前を知り、興味のある花を育ててみると良いでしょう。

ただ冬の気温は植物にとっては適した環境ではないので、ガーデニングのポイントや取り入れるメリットをご紹介します。

意外と知らない名前も多い?冬の花の特徴

意外と知らない名前も多い?冬の花の特徴

冬の花の大きな特徴は、強さです。冬の厳しい寒さの中でも濃く色鮮やかな花を咲かせる種類が多いです。他の季節に比べて冬の花は種類が少ないものの、1つ1つのバリエーションは豊富なので、ガーデニングでもカラフルな花で彩ることができます。

気温が低い中でも成長してくれる強い花なので、ガーデニング初心者でも栽培しやすい点が魅力だといえるでしょう。

冬の花をガーデニングに取り入れるメリット

冬の花をガーデニングに取り入れるメリット

冬の季節にガーデニングするのは、気温的にも花を育てるのは難しいのでは…とイメージされる方もいます。しかし、実は冬のガーデニングは病虫害に合いにくく、気温が低いおかげで土が乾きにくいというメリットがあります。

土が乾きにくい場合は水切れしにくいので、水やりの手間がとても容易くなり管理が楽​です。ベランダ​でガーデニングを楽しむと、冷たい風や雪があたりにくいので冬でも花が育てやすいといえます。

四季を通して庭やベランダに花が咲いている、という環境は非常に和むので冬の花をガーデニングに取り入れるのは非常にメリットがあるといえます。

秋から冬まで咲く花壇に人気の冬の花の名前

秋から冬まで咲く花壇に人気の冬の花の名前

秋から冬に咲く、花壇で人気の冬の花の名前をご紹介していきます。代表的な種類からあまり知られていない種類まで、冬の花の名前や特徴をご紹介するので、花選びの参考にしてみてください。

冬の花壇におすすめ① ガーデンシクラメン

通常、鉢植えのシクラメンはとても寒さに弱く室内でしか育てられません。しかし、ガーデンシクラメンの場合は耐寒性があり、野外でもしっかりと育てられるように品種が改良されています。

花の色は白・赤・ピンクなど色とりどりで明るい雰囲気が特徴的です。開花時期は10月中旬〜4月中旬で、長い期間楽しめます。

冬の花壇におすすめ② パンジー・ビオラ

花の色が豊富でカラフルなパンジーとビオラは、冬の花でも人気の種類ですがそっくりなので見分けがつきにくいです。どちらも可愛らしい花を咲かせます。

開花時期は10月下旬〜5月中旬とかなり長い期間に渡って花を楽しめるため、冬から春にかけての季節の移り変わりも感じられる花だといえるでしょう。

冬の花壇におすすめ③ プリムラ・ジュリアン

冬の寒い雰囲気を吹き飛ばしてくれるような、カラフルな色合いが特徴的なプリムラ・ジュリアンは、色の種類も豊富です。大きな花が花壇に咲いている姿は、冬ということを忘れさせてくれるほどの美しさです。

開花時期は10月〜4月と春にかけても楽しめます。花の色は代表的な赤・ピンク・黄色の他にも、オレンジ・紫・褐色と花壇を華やかにしてくれるでしょう。

冬の花壇におすすめ④ マーガレット

キク科のマーガレットは、白色が人気ですがそのほかにもオレンジ・黄色・ピンク・赤など、カラーバリエーションが豊かで魅力的です。

冬の花壇にもまるで春がやってきたかのような明るい色合いを添えてくれ、大きく開いた花はかわいらしく見えます。栽培も難しくなく、ガーデニング初心者にもおすすめです。

開花時期は11月〜5月で、長い期間楽しめます。

冬の花壇におすすめ⑤ スイセン

可憐で清楚な美しい花として、世界中で人気が高い花です。スイセンは、約1万以上の種類があります。咲き方も色々違いがあり、印象も大きく変わる点が特徴です。

香りの良い花で、ギフトとしても好まれます。開花時期は9月中旬〜11月中旬で、秋の始まりから冬の始まりまで楽しめる花だといえるでしょう。

寒さに強い!庭でも育てられる冬の花の名前

寒さに強い!庭でも育てられる冬の花の名前

寒さに強くて、庭でも問題なく育てられる冬の花の名前をご紹介していきます。冬の花は、ほとんどが寒さに強くて育てやすいです。ここでは、初心者でも簡単に冬のガーデニングが楽しめる冬の花をご紹介するので、参考にしてみてください。

冬のガーデニングにおすすめ① クリスマスローズ

名前の印象から、バラの仲間と勘違いされがちですがバラの仲間ではなくて、キンポウゲ科クリスマスローズ属に属しています。花の色は黄色・ピンク・白が一般的ですが、黒や紫などの少し変化球のあるカラーもあるのです。

薔薇のようにボリュームがあって華やかとまではいきませんが、皮らしく花びらが重なっていて、とても魅力的だといえます。開花時期はクリスマスとは少しズレ、1月〜3月です。

冬のガーデニングにおすすめ② アネモネ

まるで南国の花のような色鮮やかで、大きな花の形が特徴的だといえます。球根植物で、初心者でも育てやすい花として人気があります。

色は明るい赤・紫が多いですが、白やピンクも可愛らしいです。開花時期は2月〜5月と、冬から春にかけて庭を彩ってくれるでしょう。

冬のガーデニングにおすすめ③ スノードロップ

名前からして冬の花、という印象があるスノードロップですが下向きに咲いた小さい花が可憐で可愛らしいです。寒い冬に咲いて、春の訪れを教えてくれる花なので、庭に咲いているだけで優しい気持ちになれます。

開花時期は2月〜3月で、冬に1番寒い時期にしっかりと花を咲かせるため、可憐な花ながらも力強さを感じます。

室内で育てるのがおすすめ冬の花の名前

室内で育てるのがおすすめ冬の花の名前

冬の期間中、外で育てるのは不安という人は室内で花を育ててみてください。暖かい季節のように、日差しはありませんが冬の花であれば、室内でも比較的育てやすくておすすめです。
室内で育てるのがおすすめな冬の花の名前をご紹介するので、参考にしてみてください。

室内で育てるのにおすすめ① ポインセチア

ポインセチアは、クリスマス時期によく見かけるため、冬の花という印象が強いです。特徴的な大きな花びらは、実は花ではなくて苞と呼ばれる葉の一種になります。

花は小さくて黄色や緑色をしているため、葉や茎と勘違いされがちです。冬を代表するポインセチアの開花時期は、12月〜2月とまさにクリスマス時期といえます。

室内で育てるのにおすすめ② シンビジウム

シンビジウムは、ランの仲間で寒さに強い種類です。花の色は可愛らしいピンクのほかに、明るいオレンジや清楚な白などバリエーションが豊かな花として知られています。

室温が低くとも手軽に育てられ、香りもとても良いです。開花時期は12月〜4月なので、長い期間鑑賞できます。

室内で育てるのにおすすめ③ カランコエ

美しい小さな花をたくさん咲かせる花として知られているカランコエは、花も葉も見応えがあるため、育てるのが楽しいです。非常に丈夫で温度に左右されないので、植物を育てるのが初めてという人でも十分に育てられます。

開花時期は1月〜5月で、色も赤・ピンク・黄色・白があります。

11月頃の冬に街中や公園などで見られる花の名前

11月頃の冬に街中や公園などで見られる花の名前

11月頃から冬の間に、街中や公園などで見られる花の名前は以下のとおりです。

  • ツバキ
  • サザンカ
  • ウメ

ツバキは大ぶりの赤い花びらが特徴的で、冬に咲く花の代表格ともいえます。美しい見た目と高貴な印象が、見ている人の気持ちを惹きつけるのです。

サザンカは品種によって、開花時期が変わるため10月〜4月までいろんな花を鑑賞できます。どの種類も寒い時期に花を咲かせるので、冬の花として知られているのです。

ウメは初春のイメージを持っている人も多いですが、冬の花として万葉集でも多く歌が詠まれています。小ぶりな花ですが美しく、風情を感じられるでしょう。

寒さに強い花をガーデニングするポイント

寒さに強い花をガーデニングするポイント

冬の花は、寒さに強い点が特徴ですが、ガーデニングをする場合のポイントは理解しておきましょう。

まず水やりは、控えめにします。夏と違い、冬は土の水切れが緩やかなので、週に1回程度もしくは土が少し乾いてきたなと思ったらあげるくらいで大丈夫です。

また冬も日当たりはとても大切で、植物の活動自体は弱まりますが光合成は継続しています。時間帯ごと日光が当たる場所に鉢植えなら移動させるようにしてください。

冬のガーデニングに限らず、咲き終わった花である花がらが花を咲かせるためには必要です。花の咲く品種に限られたものですが、茎の部分から摘み取る作業が必須です。

冬の花で楽しむ寄せ植え方法

冬の花で楽しむ寄せ植え方法

冬の花で楽しむ寄せ植え方法をご紹介します。寄せ変えというのは、1つの鉢に複数の植物を植え付ける方法で、まるでブーケのような華やかさが特徴です。

冬の花の寄せ植えなら、季節のイメージとして青や紫などの寒色系の花を組み合わせてみるのがおすすめです。統一感を出すことで、非常にバランスがよくワンランク上の仕上がりになります。

またできるだけ育て方が似ている花を組み合わせることで、水やりの手間が軽減されます。花によって耐寒性の強さ・水やりの頻度は異なるため、しっかりと特性を理解して、同じ特徴を持った花でまとめてください。

四季を感じられる冬の花の季語

四季を感じられる冬の花の季語

日本語は、世界でも美しい言葉を使う国として知られています。
俳句の世界では、季節を「季語」として表現し、より内容の深い文章を実現できるのです。

冬の花の季語は、以下のとおりです。

  • 寒椿
  • ツワブキ
  • 冬萌

どの花も日陰でもよく育ち、冬の色彩が少ない庭にそっと美しい生きた色が目に入る情景を言葉にできます。
季語で使われる冬の花は多くありませんが、どの花も情緒的で美しい言葉として使われているのです。

まとめ

冬の花の名前をご紹介しました。春や夏と比べて、植物が育たない時期というイメージが強いですが、少ないながらも寒さに強い花があります。冬の季節だけではなくて、春先まで咲く花も存在しているので気になる花はどんな特徴を持っているか知るのはとても大事です。

冬に咲く花は、どの種類も色が濃く鮮やかな印象が強いので、冬の花の名前を知って、1年中ガーデニングを楽しんでみても良いでしょう。美しい花たちは、心の癒しとなるため、季節問わず花を育てる楽しさを実感してください。