コラム

2022/07/06

秋の花といえば?代表的な種類の特徴や開花時期、花言葉を紹介

秋の花といえば、七草をイメージする人が多いですが意外にもいろいろな花が存在しています。

秋は、木々たちも冬支度を開始する季節である一方、秋に咲く花も多くあり観賞する人やガーデニングをする人にとっては魅力的な季節でもあるのです。

秋にしか咲かない花もありますし、四季咲きの花もあります。あらゆる種類があるので、パッとすぐに秋の花が思いつかない人も多いかもしれません。

今回は、そんな魅力が詰まった秋の花といえば何か?
代表的な種類やそれぞれの特徴、開花時期、花言葉を紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
観賞・ガーデニング以外にも誕生日などのお祝いにギフトとして贈る場合も、秋の花を理解しておくと便利ですよ!

秋の花といえば?七草だけではない

秋の花といえば?七草だけではない

秋の花といえば?と聞かれると、日本ではやはり秋の七草をイメージする人が多いです。秋の七草は、健康を祈って食べる七草粥だけではなく、ただその美しさを観賞して楽しむこともできます。

季節の憂いを目で見て楽しむ秋の七草の他にも、秋の花といえばこの花と言える有名な花がたくさんあるのです。

秋は、春過ぎて暑い夏が終わり、やがてやってくる冬のために木々が色を変える時期です。紅葉も美しいものですが、少し寂しさを覚える人も多いでしょう。

そこで秋の花を知り、ガーデニングや観賞用に飾ることで秋の寂しさを忘れ美しい光景に癒されてください。秋は気温的にも暑さも落ち着き、暑すぎず寒すぎない時期でもあるため、植物が育てやすい環境に恵まれた季節でもあるのです。

秋の花といえば香り漂う「キンモクセイ」

秋の花といえば香り漂う「キンモクセイ」

香水にもよく使用されるキンモクセイは、甘い香りが特徴的な花です。キンモクセイの香りが好きで、木を植えている人も多いほど、人気の花と言えるでしょう。控えめで小さなオレンジ色の花は、冬が近づいている秋を感じさせる雰囲気があります。

キンモクセイは、鉢植えなどで育てる他にも公園や街中に植えられている場合も多いです。通り過ぎると非常に良い香りがするため古くは「千里香」とも呼ばれていました。

開花時期は9月〜10月で、花言葉は「謙虚」「初恋」とセンチメンタルな意味を持っています。小さな可愛らしい花が、淡い初恋や謙虚さにちなんでいると考えられているのです。

秋の花といえば可愛く健気な「コスモス」

秋の花といえば可愛く健気な「コスモス」

コスモスは漢字で「秋桜」と書くため、秋の花として非常に有名です。ただ、開花時期は6月〜10月と夏の時期から花を咲かせてくれる可愛らしい花だといえます。

環境にあまり左右されない花なので育てやすく、日本全国で見れる花です。花言葉は色によっても違いがありますが、全般としては「調和」「乙女の純真」といった、爽やかな雰囲気の言葉をもっています。

コスモスは代表的なピンクの他にも、白や赤がありますが花言葉は似ています。ただ茶色のコスモスだけは「恋の終わり」という寂しい花言葉がついているので、恋人や好きな人への贈り物には適していません。

秋の花といえばランの仲間の「カトレア」

秋の花といえばランの仲間の「カトレア」

華やかな印象があるカトレアは、ランの女王様として知られています。コスモスと同様に、カトレアは秋の花として非常に知られていて、店名や商品名に使用されるほどです。

カトレアは鉢植えにしても切り花にしても、華やかで美しいため、ただその場合に咲いているだけでも十分に目立ちます。もともとは、森で多く自生している植物で、木に根を下ろして着生して育っているのです。

花の色は代表的なのはピンクと白ですが、その他にも黄色・オレンジ・緑・紫など様々あります。開花時期は10月〜2月と秋から冬にかけた寒い時期に咲くので、耐寒性がある点も特徴です。

花言葉は「魔力」「魅惑的」で、人目を引く美しい花の姿が花言葉にも反映しています。紫のカトレアは「優美な女性」という意味があるため、告白の花としても知られているのです。

秋の花といえば繊細な花弁の「ダリア」

秋の花といえば繊細な花弁の「ダリア」

1輪でもバツグンの存在感があるダリアは、鮮やかな色合いでパッと周囲を華やかにしてくれるため、非常に人気があります。自宅の庭やベランダにダリアが咲いていると、それだけで心が晴れやかになるでしょう。

フラワーアレンジメントや花束にして、贈る人も多くプレゼントに最適です。ダリアはサイズが豊富な点が特徴で、超巨大輪〜極小輪と広く分かれているので育て甲斐があります。

花の色も赤・白・ピンク・橙色などバリエーション豊かで、いろんな色を育てると非常に豪華な印象が出せるのです。開花時期は7月〜10月と長い期間で、夏から秋にかけて楽しめる花だといえます。

花言葉は「優雅」「気品」と、花の形と同じような印象が付けられているのです。また「気まぐれ」「裏切り」という意味もあるので、贈るときは花屋と相談して決めましょう。

秋の花といえば真っ赤な姿の「彼岸花」

秋の花といえば真っ赤な姿の「彼岸花」

彼岸花はまるで線香花火のように、赤く細い花びらが特徴的な花です。色が濃く、鮮やかなので非常に人気がありますが、花言葉が「諦め」「独立」という寂しい言葉なので、贈りものには適していないと考えられています。

開花時期は7月〜10月と夏の終わりから秋にかけて咲く花で、田んぼなどの畦道に咲いている場合が多いです。赤く細い花が揺れる姿は圧巻といえます。

彼岸花は、花が咲く時期に葉はつかず、枯れた後に葉が生長する点が特徴的です。

秋の花といえば喜びの花「サフラン」

秋の花といえば喜びの花「サフラン」

アヤメの仲間で美しい色合いが特徴のサフランは、クロッカスに似た花を咲かせます。耐寒性に優れた球根植物で、紫色の花です。

サフランライスやパエリアなどに使用されるスパイスは、サフランの雄しべから収穫して作られています。食用以外にも染料やお茶など生活に関連することにも使用されているため、観賞するだけではない魅力に溢れています。

開花時期は10月〜11月で、花言葉は「喜び」「陽気」「歓喜」といった明るい印象の言葉が多いです。サフランは香りが強いので、ハーブとしても効果が期待できます。このことから人々を幸せにし、楽しみ、喜ばせるイメージがあるためにできた花言葉と言われています。

まとめ

秋の花といえば、どんな花があるのかについてご紹介しました。
コスモスやカトレアのように多くの人が知っている人気の花もあれば、彼岸花やダリアのように秋の花でも夏から開花している花もあります。

秋の花は、色合いが淡く美しいものが多いため、花壇やベランダでガーデニングとして楽しむと癒しに感じられるでしょう。
秋の花といえばこの花!というものを理解しておけば、自分で育てるにもフラワーギフトとして贈る際にもスムーズなので覚えておくと便利です。