胡蝶蘭（こちょうらん）といえば、開店や開業祝い、ビジネスのお祝い事によく贈られる大輪の胡蝶蘭を連想されるかと思います。
実は、通常のものと比べてひとまわり小さな「ミディアム胡蝶蘭」という品種の胡蝶蘭があるのをご存じでしょうか？
コンパクトサイズの胡蝶蘭で、自宅のリビングなどで楽しむことができるこのミディアム胡蝶蘭は手頃な大きさが人気です。
一般的な大輪の胡蝶蘭の10〜15センチ程度の花の大きさなのに対し、3〜6センチ程度の大きさというミディアム胡蝶蘭について、育て方や値段、購入方法などをご紹介します。
ミディアム胡蝶蘭は自宅用としても人気の花
大輪の胡蝶蘭は、花弁の大きさが約10〜15センチほどあるのに対し、ミディアム胡蝶蘭は3〜6センチほどの大きさです。
株自体のサイズでは、大輪の胡蝶蘭では3本立ちで高さ80センチ、幅50センチとかなり大きなものになりますが、ミディアム胡蝶蘭は3本立ちで高さ50センチ、幅30センチとコンパクト。
自宅でも育てることのできる管理しやすい大きさで、寄せ植えをせず1本のみにすると、さらにコンパクトになるため机上においても楽しめます。
ミディアム胡蝶蘭とは？中サイズの胡蝶蘭のこと
それでは、ミディアム胡蝶蘭についてみていきましょう。
「ミディアム胡蝶蘭」とは、大輪・中輪・小輪と3種類に分かれている花のサイズの中でも、中輪の胡蝶蘭のことで「ミディ胡蝶蘭」と言われることもあります。
中輪の胡蝶蘭の中でもさらに小さな花で、2センチ〜4センチサイズの胡蝶蘭は「マイクロ胡蝶蘭」と言います。
小さなサイズの胡蝶蘭は、ご家族やご友人など、個人の方へのプレゼントにもぴったりです。
ミディアム胡蝶蘭はどんな用途で使われる？個人へのギフトに最適
ビジネスシーンでよく使われる大輪の胡蝶蘭とは違って、個人でも手軽に楽しめる大きさのミディアム胡蝶蘭は、長寿のお祝いや母の日のギフトとして贈られています。
また、ピンクの胡蝶蘭は可愛らしい色味で、結婚や出産のお祝いのギフトにもぴったりです。胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」という花言葉を持っているため、どんなお祝い事でも大変喜ばれる素敵な花なのです。
ミディアム胡蝶蘭の育て方は？意外に簡単です
素敵に咲いているミディアム胡蝶蘭、すぐに元気がなくなってしまわないために、育て方を確認しておきましょう。
まず、直射日光は避け、明るい室内に置きましょう。レースのカーテンなどの裏におくと、明るさがありつつも直射日光が当たらないためおすすめです。しかし、冬の窓際は寒くなりがちなので、特に寒さを感じる夜は部屋の中央付近に移動させてあげましょう。
次に水やりについてですが、春や秋の人が過ごしやすいと感じる季節では、10日に1回程度の水やりが良いでしょう。気をつけなければならないのは、夏と冬です。
夏は1週間に1度くらい、冬は2週間に1度で十分です。水のあげ過ぎには注意が必要です。受け皿に溜まった水は気がついた時に捨てるようにしましょう。根腐れの原因になってしまいます。
このように水やりと温度に気をつけてあげることで、2〜3ヶ月花を咲かせてくれると言われています。
ミディアム胡蝶蘭の値段は？5,000円前後から購入できます
ミディアム胡蝶蘭を贈ろうと考えた時に、気になるのがその値段です。
ミディアム胡蝶蘭は、2本立ちや3本立ち、5本立ちとデザインも豊富です。
例えば、母の日や誕生日、入学のお祝いなど、親しい人へのちょっとしたお祝いには5,000円前後のものを、新築祝いや長寿の祝いなど節目にあたるお祝いなどへは15,000円前後のものをといったように、価格帯も色々と揃っていますので相手の好みやギフトシーンに合わせてぴったりのものを選びましょう。
また、ミディアム胡蝶蘭はちゃんとお手入れをしてあげることで、翌年もきれいな花を咲かせてくれます。1シーズンで1度だけ花を楽しませてもらい、その後は花茎をカットして、株の体力を翌年まで休ませてあげましょう！
そうすることで、1年、3年、5年、10年と長く楽しめます。
自宅用にも！ミディアム胡蝶蘭はインターネットで簡単購入
お店へ足を運んで探しても、思い描いていたようなものが見つからないことってありますよね。そんな時は、ネット通販で購入してみましょう。
ネット通販なら、複数のお店からいくつもの商品を見て自分の好みの色や大きさのものを探し出すことができます。そして、気に入った胡蝶蘭があれば24時間いつでも注文できます。
まとめ
胡蝶蘭というと高級なイメージがありますが、ミディアム胡蝶蘭は手頃なサイズと手頃な価格の、気軽に楽しめる胡蝶蘭です。
友人や家族の記念日のギフトにも大げさでなく、ちょっとした自分へのご褒美にも手が届く価格帯で、飾る場所も選択肢が豊富。
そして、おもったよりも簡単にお手入れが出来るのですから、いいこと尽くめですね！
まずはどんな品種やカラーがあるのか、見る所からはじめてみましょう！