花嫁さんのマストアイテム、ウェディングブーケ。
ウェディングブーケは、ドレスを引き立てる大切なアイテムのひとつです。
挙式で使用するウェディングブーケの準備はフローリストにお任せすることもできますが、世界に一つのブーケを手づくりしたい方も多いのではないでしょうか?
ただし、生花でウェディングブーケを作るなら、新鮮さを保つために挙式当日の朝に準備が必要です。
「ただでさえ忙しい当日に、ブーケを作る余裕なんてない・・」
そう思われる方は多いでしょう。
そこでおすすめなのが、ドライフラワーで作るブーケ。ドライフラワーなら数日前から準備ができるので、ブーケを手作りしたい方にはぴったりです。
本記事では、ドライフラワーでブーケを作る方法と、結婚式で使ったブーケをドライフラワーに変えて残しておく方法もご紹介します。
ドライフラワーでブーケを作るならこのお花!
ドライフラワーでブーケを作るなら、お花の種類を選ぶときにドライフラワーの作りやすさも考えて選びましょう。
ドライフラワーに向いているお花
はじめに、ドライフラワーに向いているお花のご紹介です。
ドライフラワーには、水分が少なく変色しにくいお花が向いています。
- ミモザ
- アジサイ
- カスミソウ
- スターチス
- 千日紅
- シャクヤク
- クリスマスローズ
- ユーカリ
- ラベンダー
- ヒペリカム
- カーネーション
ユーカリやスターチス、カスミソウ・ミモザなどはドライフラワーにするのも簡単。
カーネーションやバラ、アジサイなどは生花の色合いから変化しやすいです。
花びらも小さくなりますが、ドライフラワー独特のニュアンスカラーがおしゃれですよ。
ドライフラワーに向いていないお花
フラワーの中には、綺麗にドライフラワーにならない種類もあります。
- ユリ
- ひまわり
- 菊
- 桜
- チューリップ
- ダリア
- ドラセナ
- オンシジウム
- トルコキキョウ
これらのお花はドライフラワーにならない訳ではないのですが、きれいに仕上げることが難しいです。
例えば、ひまわりやオンシジウムは花びらが痩せてしまい、不格好になりがち。
トルコキキョウやダリアも、花びらの色を綺麗に残すことができません。
ドライフラワーでブーケを作る方法
ドライフラワーでブーケを作る方法をご紹介いたします。
まずは、ドライフラワーブーケの花材になるドライフラワーを作ってみましょう!
ドライフラワーを作る方法はいくつかありますが、本記事では4通りの作り方のご紹介をさせていただきます。
ハンギング法
ハンギング法は、お花を逆さにしてドライフラワーにする方法です。
麻ひもで縛ったら、あとはつるすだけ。お花の乾燥が進むと枝が痩せるので、紐を締め直してつるしておきましょう。3日〜10日程度経過するとお花が乾燥します。
ハンギング法はドライフラワーを作る方法の中でもかなり簡単なので、初心者でも簡単にドライフラワーを作ることができるのでおすすめです。
シリカゲル法
お花の形をきれいに残したい場合は、シリカゲル法を選びましょう。
ドライフラワーに使うシリカゲルはホームセンターなどで購入することができます。
ドライにする方法としては、密封容器にシリカゲルを敷き、その上にお花を並べます。
お花の上からシリカゲルをふりかけてからしっかりフタをして、数日でお花が乾燥します。
こちらもシリカゲルに埋めるだけで綺麗にお花が乾燥しますから、難しい作業はありません。ぜひ試してみてくださいね。
ドライインウォーター法
乾燥させたいお花を少量の水(5cm未満)を花瓶に入れて、ゆっくり乾燥させていく方法をドライインウォーター法と言います。
お水が蒸発することでお花が乾燥する、という仕組みになっています。
乾燥するまで時間がかかりますが、きれいな形をキープできるのがドライインウォーター法の良い所です。
完全に乾燥するまでは、お花を風通し良い場所に置いておきましょう。
グリセリン法
お花の色を綺麗に残したい方には、グリセリン法をおすすめします。グリセリン法とは、グリセリン溶解液を使ってドライフラワーにする方法のことです。
グリセリンを使ってドライフラワーにする場合、グリセリンを漬けてドライにする方法と、グリセリンを吸い上げてドライにする方法の2つがあります。
【グリセリンに漬けてドライにする方法】
グリセリンとお湯を混ぜて、お花をグリセリンに漬けます。お花がグリセリンに浸かったら容器にふたをして、1週間程度放置したら余分な液を拭き取って完成。
【グリセリンを吸い上げてドライにする方法】
グリセリンとお湯を混ぜて、液が冷めたら花瓶などに液を入れます。10日ほどで花びらの表面にグリセリンが吸い込んだら完成。
ドライフラワーブーケの作り方
思い思いの方法でドライフラワーが作れたら、ブーケ作りにチャレンジ!
はじめに「どんな雰囲気のブーケを作りたいか」イメージをしてみましょう。
メインで使いたい花材や、大きめのお花を束ねるとブーケが作りやすいです。
おおまかなお花の位置が決まったら、細かいお花や葉を入れて髪紐で束ねてください。
茎の部分は、見栄えが良くなるように切り揃えておきましょう。
束ねた部分をリボンや紐でぐるっと結ぶと、可愛いドライフラワーブーケの完成です。
生花のブーケをドライフラワーにする注意点
結婚式が終わった後、挙式で使った生花のブーケはぜひ形として残しておきましょう。
大切なブーケをきれいにドライフラワーにする為の注意点をまとめました。
ブーケのままドライフラワーにするのはNG
結婚式が終わったら、挙式で使った生花のブーケを形として残しておきましょう。
お花をドライにする際に、ブーケのままつるしてしまうのはNG。
なぜなら、お花が密集していると乾きにくいからです。ドライフラワーを作る際は、お花を分けて乾燥させることをおすすめします。
できるだけ早く加工を始める
ドライフラワーを作る場合、挙式が終わった後できるだけ早く加工をはじめましょう。
特にドライインウォーター法やグリセリン法(吸い上げ法)は、お花のフレッシュさが大事ですよ!
ずっと残る思い出に!結婚式の後はドライフラワーのブーケをアレンジ
続いて、結婚式後のドライフラワーブーケを残しておくアイデアをご紹介しましょう。
お部屋のインテリアとして使用する
もちろん、ドライフラワーブーケは、そのまま残しておいてもおしゃれ。
ブーケを吊るしたり立てかけたりして、リビングダイニング・寝室に置いておくと目を引きます。
リースにして飾る
ドライフラワーブーケはボリューム感があったりするので、飾るスペースに悩んでしまうことも。
インテリアとして飾りたい場合は、ドライフラワーブーケを、分解してリースにしてみてはいかがでしょうか?
リースベースを用意し、花材を差し込んで取り付けるだけでおしゃれなリースになります。
リースの雰囲気に合ったリボンやタッセルをアクセントにしても素敵。
ハーバリウム・レジンアクセサリーに加工をする
生花をドライフラワーにすると、触れた時に壊れやすくなります。
お花が壊れてしまわないかどうか心配になる方は、ハーバリウムやレジン液で硬化させておきましょう。
●ハーバリウム
自分でハーバリウムを作るのは一見難しそうですが、花材以外に用意するものは透明なボトル・ハーバリウムオイル・ピンセットのみ。
ボトルに花材を入れて、ハーバリウムオイルを入れるだけで作成でき、とても幻想的なインテリアになりますよ。
ハーバリウムの寿命はおおよそ1年程度。ドライフラワーのまま飾るよりも、長い期間お花を楽しむことができます。
●レジンアクセサリー
レジンとは英語で「樹脂」のことを指します。つややかなレジンとお花の相性は抜群。
うるうるとしたレジンの質感は、お花本来の色合いを引き立ててくれます。
お花のモチーフのアクセサリーは流行り廃りがなく、人気が高いアイテムのひとつ。
レジン液は、手芸店、100円、アクセサリーパーツ店、ネットショップでも取り扱いがあり誰でも簡単に手に入れることができます。
ピアス、ネックレスやヘアゴムなど、思い思いのアクセサリーを作ってみてください。
まとめ
ナチュラルなガーデンウェディングで大人気の、ドライフラワーブーケ。フローリストに頼むのも良いですが、より思い出に残る結婚式にしたいなら、ご自身で思い切って手作りをしてみるのも良いでしょう。
手作りする際には、どんな雰囲気のドライフラワーブーケにするか一度イメージをしてみてください。
また、挙式で生花を使った花嫁さんは、大切なウエディングブーケを思い出の品として残してみてはいかがでしょうか。
ドライフラワーにする方法はいくつかありますので、ご自身に合ったものを選んでドライフラワー作りにチャレンジしてみてくださいね。