白く小さな可愛らしい花が特徴のカスミソウは、4月だけでなく6月や11月など複数月の誕生花となっています。
カスミソウはその可愛らしさから、ギフトとしてもよく使用されています。さらには多くの花との相性がよく、実にさまざまなフラワーアレンジメントに活用されています。
カスミソウはその可憐さを感じられるような、花言葉も特徴的です。花言葉を踏まえてうえで贈り物をすると、さらに心を込められるでしょう。
このようにカスミソウはお誕生日のお祝いだけでなく、実にさまざまなシーンで活用できるお花なのです。
まずはカスミソウについて、どういった特徴を持っているのか、植物としてどういったお花であるのかをみていきましょう。
誕生花カスミソウの詳細は?6月が最盛期の長日植物
カスミソウはナデシコ科カスミソウ属に分類される、別名「花糸撫子(ハナイトナデシコ)」またはジプソフィラとも呼ばれる花です。
原産地はヨーロッパやアジアと、広い範囲で生息しています。開花時期は5〜7月ごろで、一般的には6月に最盛期を迎えます。
カスミソウは「長日植物(ちょうじつしょくぶつ)」に分類される植物で、1日のうちに光のあたる時間が一定時間を超えなければ、開花しないという特徴があります。
昼の長さが最も長くなるとされる6月に最盛期を迎えるというのは、長日植物がもつ特徴です。
カスミソウの品種に関しては、白いお花というイメージが強いかもしれません。しかし実はピンク色の種類もあるのです。
バラやカーネーション、ガーベラといった中〜大柄の花の引き立て役として、フラワーアレンジメントに使用されることが多いですが、単体でつくられた花束や装飾品も品があり、人を引き付ける魅力があります。
面白い特徴と品格を兼ね備えたカスミソウは、いつの誕生花なのでしょうか?
カスミソウは基本的に4月の誕生花!複数月の誕生花でもある
カスミソウは4月・5月・6月・11月の複数月の誕生花です。しかし一般的には、4月の誕生花として扱われることが多いようです。
その理由は、一般的によく知られている白色のカスミソウが、4月の誕生花であるからと考えられます。
次にカスミソウの花名における、由来を見ていきましょう。
誕生花カスミソウ花名の由来はその容姿
カスミソウの花名は、細かく枝分かれした先に多くの小さな白い花をつけるという特徴があります。その様子が春霞のように見えることに、由来しています。
その他カスミソウの別名であるジプソフィラは、ギリシャ語の「gypsos(石灰)」と「philios(愛する)」を組み合わせたものです。石灰質の土を好むことに、由来していると言われています。
さらに英名ではベイビーズブレス(baby’s breath)と言って、「愛しい人・赤ちゃんの吐息」という意味があります。上記のようにカスミソウの花名における由来の多くは、白く細かな可愛らしい花の容姿に由来しているのです。
そんなカスミソウの花言葉は、どういったものであるのでしょうか?
誕生花『白いカスミソウ』の花言葉は清らかな心
よく見かける白いカスミソウの花言葉は、「清らかな心」や「無邪気さ」です。これはカスミソウの花の、純白に由来しています。
その他にも、古くからカスミソウが結婚式に花嫁が持つお花として、使用されていたことが由来であるとも言われているのです。
白いカスミソウは、上記以外にもカスミソウ全般の花言葉である「幸福」・「感謝」・「親切」という意味も持ち合わせています。
誕生花『ピンクのカスミソウ』の花言葉は切なる願い
ピンクのカスミソウの花言葉は、「切なる願い」や「感激」です。これはピンクというカラーが持つ、希望や願いといったイメージに由来していると考えられています。
カスミソウ全般がもつ花言葉から、さまざまなシーンでお花のギフトにカスミソウを選べるでしょう。
誕生花カスミソウをフラワーギフトに!ビジネスシーンでも使える
カスミソウが持つ「感謝」という花言葉は、ビジネスの場においても活用できます。ビジネスパートナーに、日ごろの感謝を伝えたい場合に選ぶとよいでしょう。
カスミソウには、白やピンクの他にも水色や黄色の種類もあります。
水色の花言葉は「清い心」です。黄色はとくに花言葉を持ちませんが、カラーイメージから「希望」・「明るさ」・「幸福感」といった、印象が持たれやすくなっています。
カラーによって異なる花言葉を持つカスミソウは、ビジネスシーンでも相手に気持ちを伝えられますので、ビジネスでのギフトにもおすすめできます。
誕生花カスミソウのおすすめギフト方法・適切なスタイルを選ぼう
お花のギフトにカスミソウを選ぶ際には、まずお花のスタイルを選ぶ必要があります。
お花が好きで日ごろから植物を育てている方には、花束やアレンジメントした生花を贈りましょう。あまりお花のお手入れが得意でない方には、プリザーブドフラワーがおすすめです。
もう一点カスミソウを選ぶ際のポイントは、カスミソウ単体のものにするのか、別のお花と組み合わせたものにするのかです。
近年ではお花ブームもあり、シンプルな装飾も人気があります。カスミソウ単体でも喜ばれるものの、年配の方に贈る場合には他のお花と組み合わせたものがよいでしょう。
というのもカスミソウは一般的に、他の花の引き立て役というイメージをお持ちの方も多いからです。お花のギフトを贈る相手によって、カスミソウの使い方は考慮した方がよいでしょう。
このようにカスミソウは組み合わせでも、さらなる魅力を追求できるお花です。
それでは具体的にはどういった花と、組み合わせてみるとよいのでしょうか?
誕生花『カスミソウ』と相性の良い花3選!
カスミソウはさまざまな花と相性の良いことが特徴です。中でもカーネーションやガーベラ、バラとは抜群の相性となっています。
カーネーションやガーベラ・バラとの組み合わせは、花束にはもちろん、ガーデニングやプリザーブドフラワーにしても、より華やかになるのでおすすめです。
そして、この組み合わせは、花言葉の観点からも相性が良いのです。
カスミソウ+カーネーション = 親切 + 母への愛
カスミソウ+ガーベラ = 幸福 + 希望
カスミソウ+バラ = 切なる願い + 愛情
このようにあなたが相手に抱いている気持ちを伝えたいときに、カスミソウは強い味方となってくれます。
他のお花と組み合わせることで、より率直な気持ちを相手に伝えられるのです。
ギフトには他のお花と組み合わせて、かつお手入れ方法を考慮しながら、プレゼントすることをおすすめします。
誕生花『カスミソウ』のお手入れ方法!簡単な手入れで長持ち
カスミソウのお手入れ方法は非常に簡単ですので、ポイントを確認していきましょう!
設置場所
まず置く場所ですが、日光のよく当たる風通しが良い場所で育てましょう。
ただし直射日光は避けてください。真夏には温度が高くなりすぎない場所で育てるのが好ましいのです。
水やり
次に水やりですが、地植えの場合にはとくにお水やりが必要ありません。
ただし日照りや乾燥が続くようであれば、お水をあげるようにしましょう。
鉢植えの場合には、土の表面が乾いてきたらお水をたっぷりあげます。カスミソウは湿気が苦手なので与えすぎに注意しましょう。
病気・害虫対策
カスミソウはカビが原因で、立ち枯れ病という病気にかかることがあります。カビの発生を防止することで、この病気にかかることを防げます。
そのためにも日当たりと風通しの良い場所におきましょう。水の与えすぎでもカビが発生しやすくなってしまうため注意が必要です。
さらにカスミソウには、アブラムシやハダニといった害虫が湧くこともあります。アブラムシは見つけたら除去し、ハダニは葉に霧吹きでお水を与える葉水で対処しましょう。
このようにインテリアとしても活躍するカスミソウは、実は風水の観点からもメリットがあるといわれています。
飾るだけで金運アップ!誕生花カスミソウの花風水
カスミソウの魅力は、その可愛らしい見た目だけではありません。カスミソウは風水にも使われるお花です。
風水では白いお花を北東に飾ると、金運がアップすると言われています。ここでよく使用されるのが白色のカスミソウです。
風水でお花を飾る場合、生花よりもドライフラワーやプリザーブドフラワーが扱いやすく人気があるようです。
その一方で、枯れた花という印象であるドライフラワーは、風水上あまり良くないという見方もあるのです。ですので、風水を取り入れる際は華やかさもあって、お手入れが簡単なプリザーブドフラワーをおすすめします。
白色のカスミソウのプリザーブドフラワーを北東に飾ることで、金運をアップさせましょう。
まとめ
4月の誕生花を代表とするカスミソウは、4月・5月・6月・11月という複数月の誕生花。
誕生花としてネガティブな花言葉を持たず、またその可憐な容姿を持つカスミソウはギフトとしても人気があるのです。
贈る相手によってはカスミソウを単体で使用するか、または他のお花と組み合わせて使用するかなども、考慮する必要があります。しかし育て方もとくに難しくないので、プレゼントにおすすめです。
気持ちを伝えたい相手に、ぜひカスミソウの誕生花ギフトを贈りましょう!