女性に誕生日プレゼントを贈るとき、何を贈れば喜ばれるのでしょう。
妻・彼女、母や姉、または親しい女友達ならいつも一緒にいるため、何が欲しいかわかりやすいですが、あまり親しくない女性に贈るのは難しいものです。
誕生日は毎年必ず訪れます。たくさんの人がその女性を祝い、贈り物をします。他の人と重ならないことを考えて奇抜なものを選ぶより、何度もらっても嬉しいものを選ぶことをおすすめします。
たとえ誰もが贈りそうな定番であったとしても、素直に誕生日を祝いたい気持ちが伝わるものにしましょう。目立つより、女性に喜んでもらうことがなにより大切なのです。
パソコンやスマホでレディースのプレゼントで検索し、通販サイトなどで特集されているおすすめの品をチェックしてみるのもよい方法です。
女性に贈る「失敗しない」誕生日プレゼントは年代から選びましょう
女性にプレゼントを送る場合難しいのは、選択肢がたくさんあるからです。男性の場合には、お酒やビジネスに使えるもの、腕時計などが定番で思い浮かびます。そして男性であるなら、自分用にと考えれば、何が喜ばれるか推測しやすいものです。
しかし、贈り先が女性で、しかも趣味や性格を知らない相手となると困ってしまいます。
女性へのギフトの定番といえば花、アクセサリー、美容に関するもの、スイーツ、バッグ、可愛い雑貨などですが、花ひとつとっても花束がいいのかフラワーアレンジメントがいいのか、生花がいいのかドライフラワーがいいのかさまざま。
そこで推測するヒントとして、女性の場合、年齢が大きなカギとなります。女性は年代によって欲しいもののランキングが変化していきます。
一般的な女性の好みを年代別に考慮することで、失敗しないプレゼントを選べるようになることが期待できます。
女性への誕生日プレゼント選びの注意点は?
まずは全般的なこととして、プレゼント選びの注意点を考えていきましょう。
一人の大人として配慮しておきたいことです。見落としがちなことでもありますので確認しておきましょう。
「高すぎず、安すぎず」が鉄則
値段は最初に気になるところです。基本の考え方としては高すぎず、安すぎずです。値段の感覚というのは主観ですが、イメージで伝えると次のようになります。
例えば、あまり親しくない女性に、高級なブランドのバッグやジュエリーは高すぎる印象です。いくらいいものだとお墨付きだからといって、何万もする家電を贈るのも違和感があります。
次に安すぎるという感覚ですが、例えば、人気があるものだとしてもプチプラのコスメやスーパーで簡単に手に入るようなお菓子は安すぎて、お祝いというよりお土産みたいに感じてしまいます。
値段でいえば3000円〜5000円あたりが相場とされており、無難といえそうです。
ポイントとしてはお返しをもらわなくても構わないと感じる額、相手がお返しに困らない額であることです。
タブーなプレゼントに注意
贈り物の中にはよくないイメージを伝えてしまうものもあります。特に年配の方に差し上げる場合には、意識して避けた方がよいかもしれません。
例えば、靴下やハンカチは実用的でいくつあっても困るものでないため選びがちです。しかし、靴下には「踏みつける」イメージがあります。また、ハンカチは漢字で「手巾」と表示し、手切れと読むため、「縁切り」のイメージがあります。文房具も、「勉強しなさい」という意味でとらえられてしまう恐れがあります。
どれもギフトとしてメジャーなものであるので絶対避けた方がよいということはありませんが、礼儀を重んじる年配の方に贈る際には念頭に入れておきましょう。
親しくない場合には節度も大切
自分の趣味を押し付ける形になるものは避けた方がいいでしょう。例えばインテリアやファッションに関するものには、個々の嗜好が伴うものです。長く使うような小物や部屋に飾ることを前提とした大きなサイズの雑貨、相手が特に興味のないアウトドア系のグッズなどはもらっても相手は困ってしまいます。
赤いバラの花束や限定デザインのネックレスなどあまり親しくないのに何で? と思われるような商品も避ける方がよいでしょう。
20代の女性へ贈る誕生日プレゼントの選び方
ここからは年代別におすすめのプレゼントを解説していきます。
日本では20代のほとんどの人がSNSを利用しており、おしゃれでかわいい写真映えするアイテムが人気です。年下の友達であれば、5000円程度まで出しても相手に気を使わせずに済むでしょう。
具体的なものとしては、話題性のあるリップや職場やプライベートで使えるマグカップやボトル、キーチャームやポーチなどのファッション小物がおすすめです。キーチャームやマグカップは名前のアルファベット入りなどもよいでしょう。
ただしこれは結婚前の女性、結婚後の女性でまた意識する部分が変わってきます。結婚後の女性なら、リングやブレスレットなどのアクセサリーは避けた方がよいのはもちろん、必要以上に個人(彼女だけへのプレゼント)を意識するものは避けた方が無難です。
30代の女性へ贈る誕生日プレゼントの選び方
選び方のキーワードは「おしゃれ」で、なおかつ「きれいで」いられるものです。
相場としては年下なら5000円程度まで、同年代なら2000〜3000円程度が気を遣いません。
具体的には30代もリップなどの化粧品が喜ばれます。その他、リラックスアイテムとして入浴剤やアロマの香りを楽しめるセットなど自分時間を充実させるものもおすすめです。
花束ももらう機会が少ない世代なので、お花のギフトは特別感があり喜ばれます。
40代の女性へ贈る誕生日プレゼントの選び方
選び方のポイントとしては落ち着いた雰囲気と少しワンランク上の気分にさせてくれるものです。同年代なら3000〜5000円程度で考えておきましょう。
具体的にはリップやグロスなど、少し落ち着いた大人のブランドのものは喜ばれます。また、アロマ関連や美容器具もおすすめです。お酒の飲める方ならワインもおしゃれです。
40代はお花のプレゼントがかなり喜ばれる年代です。お花の場合は、特に5月であれば母の日のイメージが強いお花なのでカーネーションは避けましょう。クリスマスのポインセチアなども避けるべきです。
50代の女性へ贈る誕生日プレゼントの選び方
選び方のポイントは実用性とちょっとした贅沢なものです。5000円までの予算で考えるとよいでしょう。年上の場合には、3000円程度のほうが、お返しを意識させない金額になります。
50代であると、多くの場合は結婚出産を経た大人の女性です。自分の時間が取れなかったり日々忙しくしていることが多いので、実用性のあるものや自分の時間を贅沢に楽しめるものを選ぶと喜ばれます。
例えば、便利でちょっとおしゃれなキッチングッズ、自分では購入しないようなグラスなどの食器、ワインや高級なケーキなどのグルメギフト、フラワーギフトも喜ばれます。
美容グッズなら、アンチエイジングを意識した贅沢な化粧水・フェイスパックやハンドクリームもおすすめです。
60代の女性へ贈る誕生日プレゼントの選び方
選ぶポイントは、みんなで楽しめるものでなおかつ上品で特別感のあるものです。
また一方で、趣味を充実させるものもよいと思います。相場としては3000円から5000円程度でしょう。
お気に入りのスイーツやフラワーは家族と一緒に眺めたり食べたりする楽しみもあり、おすすめです。素敵にラッピングして届けると特別感が増します。
また、60代は退職する年齢です。仕事以外の趣味を充実させてもらうべく、趣味をチェックしておいて関連のものを贈るととても喜ばれます。例えば何かスポーツが趣味であればそれに関連したものを、ペットとの時間を大切にしているのならペット関連グッズを、などです。60歳の還暦をお祝いして、赤を意識したプレゼントもよいでしょう。
70~80代の女性へ贈る誕生日プレゼントの選び方
選ぶポイントとしては生活を充実させるもの、身体をケアし、健康をサポートするものです。
敬老の日の贈り物と被ってしまいがちですが、誕生の記念日を意識したカードを付けるとよいでしょう。
プレートにメッセージをプリントしたものを注文し届けてもらうのもおすすめです。健康に気遣った食品や日用品のギフトセットなどもいいでしょう。お花のプレゼントも喜ばれます。
ただ、お年寄りのお宅に重いものや大きくて収納に困るものを発送して届けるのはやめておきましょう。
女性の誕生日プレゼントに迷った時は上質なフラワーギフトがおすすめです
すべての年代を通して、一番間違いがないのはやはりお花です。20代や30代の若い女性にはミニサイズのお花も写真映えするいい贈り物になります。
お花のプレゼントは、誕生日だけでなく、母の日、さまざまな記念日、退職や入学、新築の祝い、意外にも父の日などでも喜ばれます。直接渡せない場合には配送してもらえるサービスを利用できます。お花屋さんに問い合わせて確認しましょう。
プリザーブドフラワー
長く枯れない花のスタイルとして人気が高いのがこのプリザーブドフラワーです。
プリザーブドフラワーのよいところは、水やりが不要なことはもちろん、お花をボックスに入れて贈ることもできるため持ち運びが楽なことです。手間がかからないというのは相手のことも考えると大きなメリットといえます。
フラワーボトル
フラワーボトルは、ネットメディアなどで特集が組まれるなど最近注目度が高くなっています。
プリザーブドフラワーは水分を抜いて特殊な保存液を吸わせることで、長持ちするように細工を施したものです。
一方、フラワーボトルは、乾燥剤を利用して強制的に生花を乾燥させたもの。ドライフラワーの時間短縮して作り出したとイメージです。
ドライフラワーより色が生花に近い状態で保てるのが最大のメリット。ボトルに入っているため、埃や汚れの掃除も必要ありません。
花束
花束は、やはり生きたもののよさがあります。
それほど親しくない人に赤いバラなどを贈るのはあまりおすすめできませんが、アレンジの中に、バラなど人気の高い花を入れると華やかで喜ばれます。お花屋さんであらかじめ予算を伝えておいて依頼すれば、対応してもらえます。
まとめ
誕生日プレゼントに女性に贈って失敗しないものを考えてきました。
特にあまり親しくない女性に対して選ぶのは難しいものです。選ぶヒントとなるのは、ひとつは年齢です。年代によって、もらって嬉しいものは変化する傾向があります。
今回は年代別に、好まれそうな誕生日プレゼントをピックアップしてみました。
お花はプレゼントにぴったりで、年代でも喜ばれますが、その種類や色に関しては傾向が異なります。お花屋さんに相談にのってもらいながら、相手本位で決めることをおすすめします。