コラム

2022/07/06

夏の花壇のレイアウトアイデア例4選!切り替え時期と成功のコツ

夏の暑さが年々厳しくなってくる中、太陽に向かって元気に咲く花を見るとこちらも元気がもらえますね。日本の夏の暑さを乗り切る方法として夏花壇が注目されています。

夏の花壇は春の花と違いさわやかな色でまとめたりこだわりを持つことで成功しますよ!
夏花壇を作ることで今年は少し違った過ごし方をしてみませんか?
夏花壇をオリジナリティあふれたものにすると、家に帰ってくる瞬間がとても楽しくなり家で過ごす時間も涼しげになります。

植物を植え替えるタイミングも一緒に紹介していくのでぜひ参考にしてください。
また、作業をするときには熱中症にならないように細めに水分補給をしたり休憩をとってくださいね。今回は夏の花壇を上手に作るレイアウトのコツを紹介します。

初夏から秋にかけての夏花壇とは?切り替えのタイミング

初夏から秋にかけての夏花壇とは?切り替えのタイミング

「夏花壇」とは、初夏~秋にかけて花を咲かせる草花で構成する花壇です。夏花壇に切り替えるタイミングは、5月~6月。
夏花壇は、気温が高いので失敗することが少なく園芸に関する知識が少ない初心者でも挑戦がしやすいです。しっかり土に栄養を入れられたり、枯れてきたり植物の形が悪くなってきたら思い切ってキレイに入れ替えられるのも「季節の花壇」のポイントです。

夏の花壇に切り替える前の準備

夏の花壇に切り替える前の準備

夏の花壇を作るにあたって、まずはイチから花壇をキレイにしましょう。春までの草花を整理して、土も整えます。
それまであった草木を一度すべて抜いて土を消毒すると、夏花壇用に再利用できます。

古い土の消毒

古い土の消毒は最初に細かいゴミやそれまでの植物の根っこを取り除きます。
細かい雑草の根っこが残っていたり、病気の植物の根っこが残っているとそこから新しく植えた植物に感染してしまう恐れがあるからです。
きちんと消毒した土に、夏花壇に植える植物に合わせた栄養をプラスします。

その後、黒いビニール袋に土を入れ熱湯をかけて1週間から2週間直射日光を当てて熱消毒をします。
しっかりと中の土が消毒されたら、ビニールから出してしっかり乾燥させます。

これで古い土を再利用することが可能になります。手間がかかりますが、花壇を長く楽しむために欠かせない作業です。

夏の花壇に植える花は開花時期が長く暑さに強い花を選ぶ

夏の花壇に植える花は開花時期が長く暑さに強い花を選ぶ

年中花でいっぱいの花壇をつくるには、開花期が長い花を選ぶと植え替え回数も少なく済みます。
また、真夏に花が少なくなる時期にも休むことなく開花する猛暑に強い夏の花を選ぶのもポイントです。
インパチェンス、ガザニア、アガパンサス、センニチコウ、マリーゴールドなどは、夏の暑さに強く花色も多いのでピンク、白、紫など様々な色の花が咲き、育てるのが楽しくなりますよ。
ペニチュア、アジサイ、サルビア、バラはより手がかかりますが夏の花壇を彩ることができる草花です。

夏の花壇のレイアウトの決め方

夏の花壇のレイアウトの決め方

夏の花壇で大切な作業はレイアウトです。レイアウトひとつですべての印象が左右されます。
レイアウトを決めるポイントは、家や庭の雰囲気に合わせた形状の花壇にすることです。門の外、壁際、庭の角、庭の真ん中等どこに花壇を作るかによって、レイアウトの仕方も変わります。

家に合わせる方法以外にもレイアウトを決めることができます。植える夏の花の種類や形状に合わせたレイアウトにすると、自分が好きな形で決めることができます。
基本的には、好きな花を好きな場所に植えるという感覚で大丈夫ですが、花の種類や特徴に合わせると細かな手入れが少なくてすみますよ。

花壇のレイアウトを失敗しないためのコツ

花壇のレイアウトを失敗しないためのコツ

花壇のレイアウトを失敗しないコツは、季節感を演出しながらバランス良く植えていくことです。花壇は季節感があり、草丈や寄せ方など見た目のバランスが良くなるようにデザインして寄せ植えをするとおしゃれに仕上がります。
花が咲いてみてもしいまいちだなと感じるときは、花壇の作りに合わせて植物を生かしていきましょう。花の咲く時期などが似ていたりする場合は、管理して咲かせる時期をずらしたりすることで花壇の花を楽しむことができます。

夏の花壇のレイアウトアイデア例① ひまわり

夏の花壇のレイアウトアイデア例① ひまわり

夏の王道ひまわりの花で一色にまとめたレイアウトは、ひまわりの立ち姿に元気をもらえますね。

ひまわりをあまり大きくしたくないときは品種に注意しましょう。ミニひまわりや3リッチなどはひまわりの中でも大きくなりにくい品種です。種や苗を買うときに気を付けてみてください。

夏の花壇のレイアウトアイデア例② グリーン植物

夏の花壇のレイアウトアイデア例② グリーン植物

暑い夏も色鮮やかなグリーン植物の力で涼しげに過ごせそうな、癒し空間を演出したレイアウトもおしゃれですね。
グリーンが多いので見ているだけで、心と体のこりがほぐれます。グリーン系でまとめたいときは、葉の色にこだわりましょう。葉っぱの形でレイアウトを変えてもいいですね。

グリーンの植物をレイアウトしたいときには、カラーリーフをポイントに使うと緑が引きたちます。アジュガ、コキアなどを加えるとまた違った雰囲気も楽しめます。

夏の花壇のレイアウトアイデア例③ マリーゴールド

夏の花壇にオススメなマリーゴールドでレイアウトを組むときは、同じ色を並べたり、違う色をランダムに並べたりしましょう。
黄色やオレンジ系が多いマリーゴールドですが、よく見ると花の形にも違いがあったりとても面白いです。品種の中には、ハーブティーにできるものもあります。

マリーゴールドは他の花をアクセントにしても良いです。ベゴニア、コリウス、銅葉のセンニチコウなどはシックに組み合わせられるおすすめの組み合わせです。

夏の花壇のレイアウトアイデア例④ ネモフィラ

夏の花壇のレイアウトアイデア例④ ネモフィラ

ネモフィラは、澄んだブルーで花も小さくかわいいのが特徴の花です。一色でまとめたレイアウトも夏らしいさわやかな仕上がりになります。

ネモフィラの鮮やかな色の花と組み合わせるレイアウトにおすすめなのは、ビオラやスパチュラなど。ネモフィラよりも大きめの花を持ち、色も違った系統のものがおしゃれです。ネモフィラが鮮やかな花を引き立たせます。

同じ色でまとめたいときは、ラベンダーやスカビオサと組み合わせましょう。背の高さがお互いを引き立てあいます。
ほふく性が高いので、予想している以上に広がっていく場合は剪定しましょう。

まとめ

夏の花壇にオススメな花をまとめました。自分で作った花壇の様子は、四季を通して楽しむことができます。
夏花壇は、初心者でも失敗が少なく園芸をこれから始めてみようかなという人におすすめです。

夏花壇を失敗しないためには、土づくりと花の組み合わせです。それまで植えてあった草木花を抜いた後は、きちんと土を手入れして栄養を整えておくことで花壇の花が長持ちします。

花の種類を性質や色、形、色いろいろな組み合わせで選び自分だけのオリジナルの花壇を楽しみながらつくりましょう。